石北本線網走駅
平成１４年６月、リフレッシュ休暇の３日め。旭川ターミナルホテルで８時前に朝食を摂った後でスポーツ新聞を買い９時過ぎの、旭川から網走に向かう特急オホーツクに乗り込む。
旭川から網走までは石北本線で約４時間の旅。
途中の遠軽（えんがる）から進行方向が逆になるので座席を回転させなくてはならない。
途中、山の中で徐行したと思ったらエゾシカが横切ったらしく走って行くのが見えた。
１２時４０分過ぎに網走に到着。駅前も広くはなく、とりあえずコインロッカーを探しカメラと必要な物以外を預ける。
網走監獄を見に行こうとガイドブックを広げバス停を探して待っていると、客待ちのタクシーの運転手が声を掛けてくる。
（北海道交通）能取岬（のとろみさき）はどうかという。『キレイだよ、安くしておくから』等と言われ話のタネにと行くことにする。
通常だと往復で６，０００円だが５，０００円で行ける所までとのことで、とりあえず能取岬に行ってもらい写真を撮ってくる。
ここは意外と穴場？らしく、知床辺りでもこれより景色の良い所は無いと運転手が自慢する場所らしい。
タンポポが枯れて白くなっていた。たしかに水平線が広がってきれいな所だ。
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| 網走の能取岬（タクシー運転手に撮ってもらったもの） |
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近くには牧場も有って馬が放牧されていた。（網走市美岬牧場）夏には牛も居るらしいが、私の行った時は馬しか居なかった。能取岬を見た後で水族館まで行く。話し好きな運転手で色々と話を聞く。
駅から岬に行く途中で林の中を通って行くため海が見えないので若い女性客だと不安になるそうだ．．
（違う所に連れて行かれるのでは？と心配するらしい）
水族館で下ろしてもらい、オホーツク水族館に寄る。
ここはタクシーの運転手に割引券を貰ったので、８００円のが７００円になった。
入り口近くにはアザラシが居りエサ（魚が４匹くらいで１００円）をやると寄って来て奪い合う。
クリオネが居るのだが、水槽が暗くてデジカメでも満足に写らなかったのが残念。
魚の他にはカワウソも居たが何故か水族館とは直接関係の無い孔雀鳩だと、鷹が居た。
入り口の裏には売店が有り、ここではクリオネの切手を買ってきた。
網走に有るオホーツク水族館の入場券
駅に戻るバスが１４時１５分とのことで水族館を出て待っていたが、バスは来ない。
そのうち、それらしきバスが通りの方を走ってきてバス停が通りに有るのに気がついた時は遅く、発車した後。
次のバスの時間を確認すると１時間後。水族館は出てしまったし他に見るような物も無い。
待っていてもやることが無いので次のバス停まで歩こうと思って歩きだし、そんなこんなで気がついてみれば市街に入っていた。駅の近くまで来たらポツポツと雨が降りだし、網走刑務所に行こうかとも思ったが歩き疲れてしまい距離にして5〜６ｋｍ？ (時間にして１時間弱）気力も無くなってしまった。監獄行きのバスも１５時半とのことだしこれでは帰りの列車の時間を考えると滞在時間はいくらも無いので断念。
またタクシーに乗るのもシャクだし．．
それだけの金を使う気になればナビ付きのレンタカーを借りても同じ。
駅の近くのソバ屋でラーメンを食べて駅に戻り、土産に煎餅を買って釧路に向かう釧網線の列車に乗り込んだ。
しかし、釧網線は各駅のみ、しかも単線のためにスレ違う際には待つこともしばしばで時間が掛かること。
１６時過ぎに出て釧路に着いたのは２０時過ぎ。出発時は２輌編成だが、途中の斜里駅で後ろの車両を切り離す。
途中までは高校生の客が多かったが、それを過ぎるとパラパラ。
途中の標茶駅のホームで面白い物が有ると思ったらタイヤで作った鶴だった。
釧路に近くなってから雨が降ってきてしまい、傘を出すのも億劫で濡れながら宿（釧路ロイヤルイン）に到着。
晴れていれば宿に着いた後で幣枚橋でも見に行こうかと思っていたが諦めて近くの食事処に入って食事をする。
２階に有る店に入ったら常連が２、３人飲みに来ていただけで、一見の客である私は見向きもされない感じだった。（；＿；）
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おひたし・ホッケ、他にタラのじゃっぱ汁が付く） |
とりあえずホッケ定食を頼む。久々に食べる本場物のホッケは美味かった。味噌汁のタラのじゃっぱ汁も美味かった。
その後、宿に戻りコインランドリーが有ったので肌着や靴下等を洗濯。こういう所が有ると長旅でも着替えを多く持って行く必要が無いので助かる。
この宿はパソコンを持って行けばＡＤＳＬに対応しているそうなのて便利。
朝食はパンが無料で食べられるのが有り難い。新聞（北海道新聞）もサービスだし、今年の４月にオープンしたばかりでキレイだし、これからは釧路での定宿になりそうである。
６月４日は釧路を出て帯広に向かう。３年ぶりの里帰り．．