ヨーロッパ研修

オックスフォード

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オックスフォードのカレッジは全部で39ありますので、全部まわるのは大変です
Christ church(写真)、Magdalen、New collegeなdには一人で行きました。 また、オフィシャルガイド付きのツアーでも行きましたが、ガイドのお勧めはSt.JonesのGarden, JesusのChapel, MertonのChapelでした。
Mertonは皇太子が学んでいたカレッジで日本人観光客が結構来てました。
他にはUniversity college(クリントンが通った)が有名です。
あとは、中心にあるRadciffe Cameraを見St.Mary's Churchのタワーに上れば、観光的には完璧です。 とにもかくにも、スノッブなイギリスのエスタブリッシュメント的なところを味わいたい人は、十分満足するでしょう。
それにしても驚くのは、数百年前に建てられた建物をいまだに使っているところです。 Mertonなどは13世紀の建物が残っていますから、大変なものです。

オックスフォードのカレッジというのは、日本でいう大学のことではなく、寄宿舎のことです。 各カレッジにはチューターという個人指導をする教師がいて、そのチューターを選んで、カレッジを選択することになります。 通常授業はfaculityという別の場所で行われており、これが日本で言うところの学部にあたり、 各カレッジから学生が通うような形になります。
イギリスのpublic schoolは学費がただで、わずか4%しかないprivate schoolは学費がべらぼうに高く、 金持ちしか通わせられないのですが、private schoolの質は高く、オックスフォード、 ケンブリッジのような特別な大学はprivate school出身者で 占められているとのことです。
海外からの学生も多く受け入れており、日本人学生も120人くらいいるそうですが、 これは外国人から高い授業料をとるというの目的もあるようです。

イギリスは非常に物価が高く、オックスフォードもかなり生活には金がかかります。 もともと、特権階級が住んでいたという歴史もあるのでしょうが、バックパッカーには、 長居を出来る場所ではなさそうです。(実際あまり見ません)

7月25日はウィンザーに行ってきました。
オックスフォードからバスで1時間半の距離です。 もちろんウィンザー城が見所なのですが、完璧にアレンジされた観光地なので金はかかります。
朝早く行ったため、日曜にもかかわらずウィンザー城内にはあまり人がいなくて快適でした。
ステートアパートメントは以前の火災で焼けてしまい、再建されたものですが、その過程も観光にしてしまっているところがしたたかです。
再建されたばかりですから、おもむきはありませんが、逆にきらびやかさはひときわです。 残念なことに日曜はチャペルは入れないので、セントジョージチャペルには行けませんでした。
午後は、イートンカレッジに行ってきました。ここは、日本で言えば開成、麻布のような中高一環教育の学校ですが、 1440年創立ですから歴史が違います。中にはチャペルと博物館があり、イートンの歴史を展示しています。
オックスフォ―ドのカレッジと同様、観光になるほど古く美しい建物が現在も使われているので、 ここで勉強してみたいという気持ちになるのもわかります。
イートンからオックスフォードに進学しようものなら、ちょっと世界感が違うでしょう。 日本では東大ですら高々100年ですから、赤門や図書館の赤絨毯をみてもへとも思わないと思われます。



99年8月11日 日食の日。連日雨が続いたイギリスですが、なんと日食の日の午前中のみ、奇跡的に天気が回復し、 無事日食を見ることが出来ました。超ラッキーです。
デジカメで撮影を試みて、なんとか画像になりました。因みに、フィルターをつけてとった写真です。 オックスフォードでは80%くらいの日食なので完全には消えてません。

オックスフォードの滞在目的は語学学校での医学英語の研修です。クラスは4人で、3人は医者で、1人は医学生です。
実践的な医学英語中心の授業で、内容も結構高度で、学生時代の症例発表を英語でやらされていると言う感じです。 ブリギッタ(ドイツ人医師)とエマニュエル(フランスの医学生)の英会話は流暢で、 エマニュエルなどは先生も電話できいたらネイティブと思うとまで言うほどの実力です。 サンイン(韓国人医師)はそこまでではないが、3月からイギリスに来ているので、私よりはうまく、結局私が一番下手くそでした。 日本で使っている医学用語の間違いや読み方の違いに少々とまどいますが、非常に勉強になります。
プレゼンテーションの授業は頻繁にあり、やはり実践重視です。 英語のプレゼンは原稿がないとうまく行きません。原稿なしでやるように言われましたが、かなり厳しいものがあります。 夜はサンインやビジネスクラスのマックス(イタリア人)、と飲みに行きました。
パブに行くのも勉強のうち。だって、会話は英語ですからね。
いきつけのパブは、Horse&Jockey。オックスフォードアカデミーの御用達の店です。 連日ここに飲みに行き、同級生たちといろんな話をして盛り上がりました。