いやーん増殖2006 (4)

ラミナリア挿入の処置が終わったら、処置中よりとりあえずは楽になった。
それからしばらくすると、子宮の収縮を示すモニターの山が定期的にはっきりしてきた。
おお、これが陣痛か。」山がきたら、ふーふー呼吸をして過ごす。
ラマーズ法講習会で習った呼吸が役に立った。結構いけるやん?山が過ぎたらまたどってことない時間がくるし〜。
10分間隔のころはまだ余裕だった。夜更けになると、間隔が7分、5分とじわじわ
短くなっていった。夜中には結構痛くなった。どんどん痛さが増していく。飼い主に腰をさすってもらいながら堪えた。

朝7時になって、母にメールを打つ。「陣痛きた」これしか打つ余裕がない。
もうこの頃には、想像を絶する痛さで痛くない時間が2,3分しかない。
飼い主も腰を一晩中休まずさすって筋肉痛。母到着。早っ!母の愛。
ラミナリアを抜く処置を受けた。台に上がるのも足を上げるのも陣痛の合間をみて
するのに辛い。「ちょ、ちょっと待ってください。」と言うと、そのときの先生(サーファー風)
が、「本番のお産は待ってくれへんよ!!」
これにはだいぶへこんだ。でも、でも〜、今は待てるやん…。と口答えする元気もなくへろへろ。
抜くのもやっぱり痛い。「よーし、5cm開いてる。」まだ5cmか…。。。。あと何時間悶えるんやろう。。

陣痛室に戻ったら、一層すごい痛さがやってきた。テレビ台の板をつかんでがたがた震えて
声も上げられない痛さ。騒いだら体力を消耗するし、ちゃんと呼吸しないとま○こさんに酸素が
いかないといけない!と思って呼吸はしっかりするように堪えた。時間が永遠に続くようだ。
地獄のような下痢を我慢するようだ、とはよく言ったものだなぁ。
いつまでこうなんだろう、さっき5cmだったしなぁ、、と思っていたら、看護師さんが見に来て、
先生が来て、「よし、開いてる。生もう。」えー??もう生めるん??

分娩室に連行された。ラミナリアのときに分娩室のライトで足に震えがきたので、目に
タオルをかけて行ったらちょっとましだった。飼い主が立会いすることになっていて、
入ってきたけど、「準備するので少し外でおってくれますか」というので、飼い主いったん
外で待機。




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