いやーん増殖2006 (3)

「生みましょう」宣言を受けて、即刻そこから陣痛室に運び込まれてしまった。
陣痛室のベッドから一歩も動いてはならなくなった。いつでもすぐ点滴ができるように
点滴をセットされて、お腹が痛くもないのに寝たきりになる。
いったいどうなってしまうのか〜〜〜。NST(胎児心拍と陣痛値のモニター)をお腹につけて
じっと横になる。

生まれて初めての入院生活…。とほほほ…。超健康妊婦だったのにオチが
こうとは…。落ち込んでしまった。飼い主に電話する。
病院が考えた私の分娩シナリオはこうだったそうな。1から4へ行くほどハード。

1、自然に陣痛が来るのを待つ
2、ラミナリア挿入処置をして自然に陣痛が来るのを待つ
3、陣痛促進剤を使う
4、帝王切開

でもこうなったら、ま○こさんが元気に出てこれるなら生み方はどうでもいい!
5月4日夜、飼い主到着。う〜ん、陣痛来んの〜。暇やの〜。
まだまだ陣痛きそうにないので、飼い主と母が家に帰る。

寝たきりの何がつらいって、お手洗いにいけないこと。食事も苦労。自由がないって辛いね。
看護師さんが優しく声をかけてくれながら、う○こもとってくださった。。ありがたい。
「いいお産にしましょうね。」と笑顔で言ってくれた方もいらっしゃった。嬉しい…。
気分転換に聞いてみた。「安達祐実のだんなさんのコンビ名なんでしたっけ?」
聞いた瞬間ひらめいた。「あ、スピードワゴンでした。
看護師さん爆笑。「お産について聞くのかなと思ったら…あははは!」

5月5日昼、昼ごはんに柏餅がついとった。世間では子どもの日なのに私はこんなことに…。
と、柏餅食べながら泣けてきた。

夕方になっても陣痛が来ない。夜八時に、ラミナリア挿入することになった。
ラミナリアというのは、海草の茎で、水分を吸収すると膨張するらしい。それを子宮頚管に
挿入して、膨張すると子宮口が開くので、その刺激で自然に陣痛が来るらしい。
海草て!!

分娩室に連行される。先生は女の先生で、「私もこれ入れたんよ〜。」「痛いですか?」
「そやの〜、痛くないとはよう言わんわ〜。」「そうですか…。。。」
あだだだだーーーー!
今までに感じたことのないところをひにしられるような痛さ。
「12本にしましょうか?」「うーん、13本?」
12、3本って、いったい何事?
ああ〜いったいどうなってしまうのか〜〜〜〜。




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