Part2 UGC社長室〜ハートの告げるままに

そうだろうと思ってはいたけど、ロックストックのいないシーンの台詞はさらに怪しいです(^^;。

UGC社長室

クラッドウェルとフィップ議員がいる。
「私の金はどこだ?」
「世界中の人間がみんな同じ疑問を持っていると思わないかね? 私の金はどこだ。もちろん、金とはゲンナマのことだが。」

「私は言われたとおり演説した。」
「法案が通るとき、ここにはいたくないんだ。」 「もう街は爆発寸前だ」
「さすがに今回はやりすぎたと思っているな?」

ホープ登場。

「パパ、遅れてごめんなさい。」
「ホープ。今日はもう来ないのかと思ったよ」
「授業が終わってすぐにきたんだけど。」
「元気そうだな」
「だって卒業できるんですもの。」

(ここでクラッドウェルとマックィーンのかみ合わない会話が入って面白かったんだけど・・・再現できない)

「新しい社員が入るとは聞いていたが」
「上院議員。お久しぶりです」

「ファックスとコピーの係りなんです」
「大きくなって。」 「君は昔から・・・・」(セクハラ発言)

「そこまでだ、フィップ」
「議員は忙しいんだ。お引止めしてはいけない」
「金は本当に入るんだろうな」
「法案が通ればな。」
「金があれば、法案は通るよ」
「法案が通れば、金は入る!」
議員、退場。

「社員に紹介しよう」
派手な格好の社員登場。
「ホープ、何かあいさつしなさい」
少しためらいがちに、話し出す。
「御社は、素敵な会社なので、私は、もっともっと素敵にするお手伝いをしたいと思いますっ!」
しーんとする社員。おろおろするホープ。
「すばらしい」クラッドウェルが率先して拍手。社員も拍手。
「私の娘として迎えて欲しい。彼女がこの会社を引き継ぐことになるかもしれないのだから。」

歌「ミスター・クラッドウェル」(プログラムに歌詞あり)
(クラッドウェルはお金をくれるから社員好かれてる・・・とまとめてしまうと何か違う気もする)

「巨大な独占企業が社会のためになれるなんて知らなかったわ。」
「そういうこともある」
「みんながパパのことを愛してるのはわかったけど、どうして矛盾をひしひしと感じるのかしら。」
「ホープ。私がお前を世界で一番金のかかる大学にいかせたのは何のためだ?」
「民衆の心を動かすためか? 矛盾を感じるためか?」
民衆の方を選ぶように、大きく手を動かす。
「それはこっち(民衆の方を指す)」
「そうだ。」
「よく帰ってきたな、ホープ」
ホープを抱きしめて、額にキス。

場面転換

檻が動くと、階段の上でロックストックがふちに足をぶらぶらさせて座っている。
暗い舞台を、リトルサリーが通りかかる。
ぬいぐるみからお金を出して数えているらしい。

「こんな時間に小さな女の子が一人で歩くもんじゃないぞ。」
「夜のおしっこのお金を集めてるの。」
「あ、ロックストックさん。1枚めぐんで」
「いいとも、リトルサリー。今日は、気分がいいんだっ。」
(「今日は」って、ストロング親父をユーリンタウン送りにしたから気分が良いんだろうか・・・と考えると少し怖い)
大きな動作で、下へお金を投げる。
リトルサリー、キャッチ(下に落として、探すのに手間取ってた日もあった)

「そうだ、ねぇロックストックさん。聞きたいことがあるんだけど」
階段を上がって、ロックストックのひざの上に座る。
「水力工学のことはどうなってるの?」
「水力工学?」
「水の力の工業科学。」
「灌漑用水とか。・・・・とか」
「だって、大変なんでしょう。水不足。普通は考えるんじゃない?」
ロックストック、リトルサリーから視線を外して。
「・・・なんていえばいいのかなぁ。」
「時々、ミュージカルでは大きな一つのテーマを取り上げたほうが判りやすいことがある。大抵の客はその方が喜ぶし・・・書く方も楽だ。」
(最後だけつぶやくように)

バレルが客席後方からシャベルをかついで歩いてくる。

突然、ロックストックがもがきだす。
「降りて!(?)」
「ペニーワイズさんはいつまでもトイレをあけておいちゃくれないぞ。」
リトルサリー、階段下りて、手を振ってさっていく。
「めぐんでくれてあっりがっとさん」

バレル、ステージにくる。
ロックストック、帽子をかぶって階段を下りる(警官モードにチェンジ?)。
「全部、済んだか? バレルくん」
「悲鳴が聞こえたでしょ?」
「ストロング親父の? あぁ、聞こえた」
「ずっと叫びっぱなしでしたよ。」
「もっと骨のある奴かと思ったんですけどね、期待しすぎたのかな。」
「この仕事をやってきて、一つ判ったことがある。」
「ユーリンタウンへの旅に予想外のことは何も起こらない。長い道のりを・・・(?)地平線の向こうに・・・(?)が見えるとき」
「奴らは決まって叫ぶ。そう、決まってな」

踊りながら奥の方へ移動。歌いだす。
バレル、それを見ながら楽しそうに笑う。

おまわりの歌(プログラムに歌詞掲載)
(お金を払わずに誤魔化そうとしても、結局はユーリンタウンに送られる)
(あれだけ動きながら歌えるってすごい。最後が輪唱になっていることに歌詞を見るまで気づきませんでした(^^;)

「そういえば、旅の予定はたてたんですか?」
「ユーリンタウン行きの?」(何故、そんな誤解を)
「まさか。違いますよ。リオのですよ。」
「あぁ、リオね。クラッドウェルから、お手当てっていうの、ボーナスっていうの、賄賂っていうの。いつもより多めにせしめたから。」
(ここの話し方がカワイイ。全体的に、バレルには甘えた口調で話してる気がする)
「ロックストックさん、誰かいませんでした?」
「いや、俺は一人身だ」
「あ、そうなんだv」(嬉しそう)
「じゃなくて。あれ、彼の娘じゃありません?」

ホープが通りかかる。

ロックストック、格好つけて。
「クラッドウェルのお嬢さん。こんな夜中におでかけですか?」

「おまわりさん。」
「もし私たちじゃなければ、闇にまいぎれてこっそり用を足しに来たのかと思うところだ」
「もちろん、違うわ。」
「何か重要な法案が議会にかかるらしくて、ファックスをずっと送ってたの」
「うーんv コピーもね」(人差し指を突き出して)
「そうコピーも。」
「カワイイv ぷんぷんぷん」(東京公演後半から始まったアドリブ)

「貴方のお父さんから、貴方の心の大きさについてはきいていましたが、こんなに大きな美しさはみたことがない」
ホープの腕をとり、首の後ろにまわしながら(これも11日はしてなかった気がする)
「美しさに大きい、小さいってあるんですか?」
「たまに、ね」手にキスしようとする(?)が避けられる。

「我々はこの辺り(?)を見回っています。ほんの少しのはした金のために・・・する奴らのために(?)」

「でも私、人は怖くありません。」
「だって人には心があるでしょう」

「悪人でも?」
「犯罪者、でも?」
ロックストックとバレル、両脇からホープに近づく。

ボビー、登場。
「警官でも」

慌てて二人、ホープから離れる。
「ボビー・ストロング!」
「出歩くには遅いんじゃないか?」
「今日は夜中までかかりそうなんです。値上げの噂があって、みんなぴりぴりしてるし」
「ま、お前が藪でこっそり、なんて考えてなくてよかったよ。」
「僕はペニーワイズさんの下で働いてるんです。その必要はありません」
「雲の中に頭をつっこまないようにな」
「だから、それはどういうことなんです?」
「お前はいい奴だってことだよ、ストロング。」
ロックストック、ボビーの肩に腕を回す。
「親父さんのようになるなよ」

「親父はどうなったんです?」
ロックストックとバレル、はっとした顔をする。
「さぁ、仕事に戻るか」
「我々の仕事に終わりは無い」

「ではごきげんよう」
「おやすみなさい」
ロックストック手をグーパー。ホープの真似。

二人、退場。

「あなた、警官相手になかなか言うわね」
「警察は嫌いなんだ。特にあの二人はね」
(何か嫌なことをされたことがあるんだろうか? 単にこの地区の担当がこの二人だから?)
「でもお巡りさんは町の平和を守ってくれてるのよ」
「本当にそうかなぁ」
「そうじゃないの・・・普通は」

「今朝もあったよね? すぐに道判った?」
「見ればすぐに判るわ。キラキラしてるんだもの」

「さっき言ってたこと、本当に思ってるんだよね」
「ハートがあるから、人は怖くないって」
「ええ、怖くないわ」

「僕の心は今、(冷たくなっている?)」
「心がなければ、感じることもできないでしょう」

「僕がしてしまったことについて。・・・・僕がしなかったlことについて」

(この辺、つながりが思い出せません)

ボビーの父親の幽霊(?)とタイニー・トム登場。
「ボビー、あの女に言ってくれ。わしは今朝、ちょっと足りないんだ」(椅子の上に立って)
「僕も今日、ここがちょっと足りないの」(ボビーの父親に煙をかけながら)

「それはこれからあなたが誰かに何かをしてあげなさいってことじゃない?」
(心がない、という話になって)
「物理的にあり得ないわ。だって、心臓がなかったら、死んじゃうじゃない!」

「頭から離れないんだ」
「真空状態が?」
「違うよ。僕がしてしまったことが。」

歌「ハートの告げるままに」(プログラムに歌詞掲載)
(歌と歌の間にずっと会話が入ってくるんで断片的にまとめてしまいます)

「ハートの声を聞けば良いのよ」
「どうやって」
「ホープ、ボビーの胸に耳を寄せる。

歌。

「本当にそうなったら良いのになぁ」
「他にも何かいってたんだけど、それは聞かなかったことにしても良い?」
「だって、小さくってよく聞き取れなかったんだもん」
(聞いてみて欲しいと頼まれて)
「もう一回やってみる。もう一回、がんばってみる」
また、ボビーの胸に耳を当てる。
「わかった、こう言ってる。」

歌。

「誰かが待ってる? 私のハートもこの前同じことを言っていたわ」
「二つのハートが話を出来るなんて知らなかったよ」(?)
「私も知らなかったわ。」
ホープ、ボビーの顔を自分の胸に押し付ける。ボビー、最初はもごもご言っているものの、歌い始める。

途中から二人で一緒に歌う。階段を上がったり降りたりしながら、手を重ねる。
この歌の間、二人の足元では天使3人が踊って、棒にぶつかったりしてる。

ホープ、手をボビーの方に伸ばす(キスするように促がしてた?)
階段を上がってきたボビー、何故かホープの腕の根元をつかんで振る。ホープの手がボビーの手にぶつかる。
「痛い、痛い」

「おやすみなさい・・・」

「ボビー。ボビー・ストロング」
ホープを抱きしめて、長いキス。
離れてから、お互いの肩に手を置いて息切れ(?)
「おやすみなさい、ボビー」
「おやすみ」(格好つけた声で。東京最終日、ホープが吹いてしまって台詞が続けられなくなってた)
「ホープよ」
「おやすみ、ホープ」(ちょっと枯れたような声で)
ボビー、階段を降りていく。
「今度はいつ会える?」
既に下にいるボビー。ライトがあたっていない。
「こんなに暗くちゃ判らないなぁ。照明さん、ここに光を。ぴかっと。」
「ここにいます」「大きいのが」腕を大きく動かす(この辺もアドリブあったようです)
「でも感じよう。明るく輝く未来を(?)」

「あ、そうだ」ホープのところに戻る。
「明日の朝、公共施設No.9にきてよ。俺の仕事場、案内するから」

「おやすみ、ホープ」
「おやすみなさい、ボビー・ストロング」

セットが回る。ボビー、ホープ退場。
逆サイドで一部始終をみていたロックストックとリトルサリーが中央にくる。
(ライト当たってないからよく見えないんだけど、二人を見てるときセットに肘をついてて格好よかった)

「あの子、ボビーのこと本当に愛してるのね」
「そう、あいつはこのミュージカルの主人公だから・・・ヒロインに愛されるようになってるんだぁ」
(柱にしがみついて泣きまね。その日によっていろいろとアドリブ)
(東京千秋楽は「おやすみだって」「いいわねー」。28日は「あいーん」って泣いてたのと、泣きすぎて「もう泣かないの」とリトルサリーに言われてた。大阪13日は「アイーダ」って泣いてたように聞こえたんだけど、気のせい?)

「ところで、どうなってんの」
「ユーリンタウンよ」

「秘密があるから、お客さんが興味を引かれるんだ。ここで、ユーリンタウンなんてないんだ。ただ人を殺してるだけなんだ、なんて言ったらみんな帰っちゃうでしょ。帰っちゃうよ」(って、あんたがばらしてどうする)
「帰んないでー」

ポケットから台本を取り出して「次のシーンは、公共施設No.9。料金の値上げが発表される場面」
リトルサリーの頭を抑えて「頭を低くして目立たないように」

セットが回る。場面転換。二人、退場。

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