7月26日(火)世界水泳モントリオール2005

昨日から、「スタジオ」と書いていますが、背景はプールです。
合成なのか、プールの上に特設スタジオがあるのか、見ていてよく判りません。

 7:38 北島選手の話
 7:56 昨日放送済みの準決勝後の北島選手へのインタビュー
 8:03 決勝後の北島選手へのインタビュー&松岡さんとの会話
 8:07 同じ場所で、森田選手の話
 8:42 待機中の森田選手の映像にかぶせて、ナレーション(?)
 9:55 決勝後の北島選手へのインタビューがまた流れる
10:24 スタジオで松岡さんたちと総括

7:38

松岡「サブプールに南原さんいますから。南原さん?」
半袖の白いシャツ。青っぽい水玉のような模様が入っている。
南原「はい、こちらは緊張感漂うサブプールですけども(メモを確認)さぁ、平井コーチに話を伺いました。今、先程、恭子ちゃんが言ったような作戦なんですが、仮にターンしたときにハンセン選手が出ても、それでも慌てて前に行くことはするな、と」
松岡「ほうほう」
南原「それでも最後まで粘れという綿密な作戦を立てています」
(イヤホンを気にしている南原さん。昨日から調子が悪い?)
南原「そしてですね、準決勝では実は余力を残してたらしいんですよ。予選では少し力が入ってしまったため、本来目指している、楽に、伸びのある泳ぎ、これを取り戻すために、余力を残して準決勝を迎えました」
松岡「はい」
南原「(またメモを確認)。さぁ、対するハンセン選手なんですが、ストロークを一つ増やしてタイムを縮めてきています。何れにしても、平井コーチ曰く、わずかなミスを一つでもした方が負けという、ハイクオリティ、ハイスピードな戦いになります。しかし、(左手の人差し指を立てて)勝つのは北島康介選手です!」

全体的に昨日よりも興奮気味。
スタジオにカメラが戻る。
松岡「いやぁ、僕らもそう信じてますけど・・・」

7:56

昨日放送済みの、準決勝後のインタビューが流れる。

8:03

決勝後。北島選手にインタビュー。

南原「お疲れさまです。北島選手、今どんなお気持ちでしょうか」
北島「やられたなっていう感じですね(笑)、はい」
南原「やられたな。はい。えー、レースは振り返ってみてどうでした?」
北島「まぁ、展開も泳ぎも、やっぱり完璧な泳ぎが出来たと思うんですけど」
ちょっと間が空く。
南原「えー」
北島「・・・上ずったかな」
南原「最後?」
北島「はい。タッチもあわなかったですね」
南原「タッチも。えー、ハンセン選手は泳いでみて変わってましたか?」
北島「いや、特に。変わってはいないんじゃないですか、別に。はい」
南原「えー、平井コーチとの作戦はどうだったんでしょうか?」
北島「まぁ、スタートの浮き上がりは僕が早いのと、ターンしてからも、もしかしたら僕のがちょっと出てるという、ま、自分を信じて行けみたいな、そういう感じです」
南原「でも、自己ベストの59秒53ですけど」
北島「まぁ、記録はね。自己ベスト出ましたけども、予選終わった感じで世界記録がラインかな、という風にやっぱり思ってたんで。それを更新できなかったのがね、まぁ、今後の課題になってくるかなーと思います」
南原「これからのモチベーションになりますか?」
北島「そうですね、まぁ、この2番っていう位置はね、またさらに上を目指すステップになると思うんで。まぁ、まだまだだと思います、はい」
南原「50メートルも残ってますけども」
北島「もう50行くだけなんでね、はい。見てる方もスカッとするような泳ぎをしたいな、と思います」
南原「頑張ってください。ありがとうございました」

北島選手、カメラからフレームアウト。

松岡「南原さん?」
南原「はいはい」
松岡「どうでした、目の前で聞いて。やっぱ悔しいって・・・でも彼としては完璧な」
南原「そうですね」
松岡「はい」
南原「やっぱりこの本当にコンマ一つのすごい戦いでしたね。はい。刹那の戦いだと思いますけども。レース展開自体は納得いってますけども、やはり2番というのが自分の中では許せなかった。そんな感じでした」

8:07

松岡「あのー、南原さん?」
南原「はい?」
さっき北島選手にインタビューした場所にいる南原さん。
松岡「次、森田選手行きますけど何か新しい情報あるでしょうか?」
南原「上野監督からですね、予選終わって、あの並のコーチなら1日で修正するのは難しいんですが、あの鈴木大地選手を育てた鈴木ヨウジ(?)コーチなら、メダリストの森田選手なら可能ではないかと。2人のこの修正ぶり、ここに注目したいと思います」

8:42

映像は待機中の森田選手。

南原「予選を終え、サブプールの僕の目の前でレース直前まで鈴木コーチと綿密な打ち合わせを行っていた森田選手。さぁ、決勝に向け、どういう風に改善してくれるのか。実力を見せ付けてもらいたい、森田智己選手です」

9:55

決勝後のインタビューがまた流れる。同じもの。

10:24

スタジオ。
向かって左から、赤江アナ、松岡さん、南原さん、岩崎さん。

松岡「いや、あの今日みたいな負けしますとね、僕、立ち直れないんですよ。普通」
南原「うん」
松岡「でも、2人なんか出し切ってくれたっていう意味ではね」
南原「うん」
松岡「本当に良い戦いだなって感じたんですけどね」
南原「そうですね。あの、北島選手もインタビューしたときに、やっぱり悔しさあったんですけども、今後の目標がはっきりと見えたんで、えー、モチベーションが上がってきたんじゃないですか。平井コーチのお話も伺ったんですけども、ま、福岡の年と同じ気持ちになった、と。えー」
松岡「チャレンジャー」
南原「チャレンジ元年だと。今度は世界記録を出して勝つ、と」
松岡「はい」
南原「もう2人の中でチャレンジャーって。王者の北島康介も良いんですけど、やっぱりチャレンジャーの北島康介は魅力ありますからね」
赤江「そうですね」

松岡「でもやっぱり2人の泳ぎを見てるとゾーンに入ってたじゃないですか」
南原「そうですね」
松岡「一つは冷静でしたよ、2人とも。あと絶対勝ちたいっていう情熱がありました。その冷静と情熱の間にいる人たちがトップに来るんだな、と」
赤江「聞いたことがあるような」
笑う南原さん。

松岡「でもね、何をやらかすかわからないっていうと、森田くんです」
南原「そうですよ。予選は本当に調子悪かったです。本人言ったように」
松岡「どうして?」
南原「ずーっとサブプールで鈴木ヨウジコーチが走って、付きっ切りでやってたんですよ」
右手を前後に動かす。
岩崎「練習をやってたんですね(?)」
南原「はい。それで修正、修繕して、キック力」
松岡「キック力」
南原「キック力をもっと打てと。思い切って突っ込んで行け、と。ちょっと縮こまってる感じがしたんで」
赤江「恭子ちゃん。予選と1秒ぐらい変わってたんですよね」
岩崎「そうなんです。1秒、こんだけ、こんな期間で修正してくるっていうのはなかなか出来ないですね」
松岡「何を考えてるのか判らないっていうのは、魅力じゃないですか」
南原「そうです。本人の中でも、今の自分の力がどれくらいか把握しきってないんです。はい」
松岡「全然、2位でも満足してないでしょ?」
岩崎「上を上を見てますからね」
松岡「でもね、彼が自分を見て欲しいっていうところが、背の低いところ。笑顔、と言っております。ぜひとも最高の笑顔を見せて欲しい。さぁ、行きましょう。笑顔に向けて。GO!」
赤江・岩崎「GOLD!」
南原「JAPAN!」
マイクが割れるほど叫び、そのままマイクについていたぱちゃぽにかじりつく南原さん。
拍手して喜んでいる松岡さん。
「ぱちゃぽが〜」と赤江アナ。
最終的に、口だけでマイクをくわえてました(^^;

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