7月27日(水)世界水泳モントリオール2005

あの「スタジオ」はプールの上の方にある特設スタジオのようです。
松岡さんが、後ろを振り向いて競技を見ている映像が流れてました。

 7:54  北島選手の話
 9:00  森田選手の話
 9:13? 森田選手にインタビュー&松岡さんたちと会話
10:24? スタジオでの総括トーク

7:54

紺のストライプの入った白い半袖のシャツ。中に薄緑色のTシャツが見えている。

松岡「サブプールに南原さんがいます。南原さん?」
南原「はい。修造さん、今、サブプールなんですけど、たった今までこの8コースで北島選手がスタートの練習を繰り返していたんですが、とんでもない光景をみました。スタートのですね、タイムを平井コーチの元、計っていたんですけども、そのタイムをライバルのアメリカ選手のコーチがこっそりと計っていました」
松岡「えー」
南原「それほど北島選手が50メートルでも世界から注目されているということなんですけども。さぁ、この50メートルは実は福岡ではなんと予選落ち。バルセロナでは、100メートル、200メートルのために棄権しました。だから50メートルで世界戦うのは始めてと言っても良いかも判りませんが(メモを確認しながら)大会前は、50メートルも本人は筋力をつけて重要視している、と。100メートルで世界記録を今後狙う上でも、前半の50メートルは重要です。50メートルは北島選手の未来を占うレースになります」
(全体的にマイクがこもり気味)

9:00

松岡「直前ですが南原さん、何か情報ありますか?」
いつもの、インタビュー用スペース(?)にいる南原さん。
南原「はい。実はですね、サブプールで鈴木コーチと森田選手が一言、一言、確かめるように今日の戦略を練っていました。昨日はですね、準決勝進出は鈴木さんの言葉は、言ってみれば付け焼刃の特効薬。しかし、今日は混戦のメダル争いから一歩抜け出る戦略。レース前の一言でどれだけ自分のハートを着火できるか。ロケットスタートだ! (ひとさし指を立てて)森田選手!」

9:13?(放送開始から1:43後)

森田選手、決勝後のインタビュー

南原「お疲れさまでした」
森田「お疲れさまです」
南原「どうでした? 振り返ってみて」
森田「そうですね、やっぱりメダルを取れなかったっていうのはすごい悔しいです。けど、去年のアテネからここまでまぁ、約一年間ですけど、いろんなことがあって。本当に水泳をね、辞めようかなって考えたこともあったんですけど、ね。いろんな人に支えてもらって、こういう舞台で自分の泳ぎを見せることが出来る喜びっていうのはすごい、感じることが出来たんで。満足はしてます」
南原「昨日、今日とだんだんペース上がってきましたけども、二日間の経験が生きるんじゃないですか? 今後」
森田「そうですね。昨日よりも体はね、なんていうかレースに対応してきたっていうか、こうレースに向かえる体になってきてるんで、まだ200もありますし、50もリレーもあるんで、もう1回、しっかりね。気持ち入れ替えて、頑張りたいな、と思います」
南原「200メートルではどんなレースをしたいですか?」
森田「そうですね。200メートル。ま、最後まで諦めずにしっかり泳ぎたいな、と思います」
南原「こうやってインタビューしてると、ひと回り大きくなったような気がするんですけど」
森田「どうでしょう?」
南原「200も期待してます。頑張ってください」
森田「ありがとうございます」
南原「お疲れさまでした」

スタジオでの松岡さんたちのトーク、リプレイの後

松岡「南原さん、どう思ってますでしょうかね? 南原さん?」
インタビューの場所にいる南原さん。
南原「いや、あのですね。素直に本当に語ってくれまして、ここにくるまでかなりいろいろな苦悩があって、舞台に立ったんだな、と思いました。だから、あの僕思ったんですけど、一皮むけたっていう感じがしたんで、新しい森田選手が誕生したんじゃないでしょうか。結果としては本人、満足してないと思うんですけども、今後に必ず活かしてくれると思います」

10:24(放送開始から2:54後)

スタジオ。向かって左から赤江アナ、松岡さん、南原さん、岩崎さん。みんな長袖。
南原さんはシャツの上からジャージの上着を着込んでいる。
レースクィーンがさすような大きな傘をさして、赤江アナと相合傘の松岡さん。
青と黄色の傘で、岩崎さんと相合傘の南原さん。

松岡「いや、こちらモントリオール雨降ってきまして、どんどん入ってくるんですけど。南原さんのここから(2人の傘が重なっている部分をさして)どんどんどんどん雨が入ってくる。内側に入ってるから」
南原「ごめんなさい、ごめんなさい」
(言いながら、松岡選手の方に傘を押す南原さん)
赤江「チームワークばらばらですけど、大丈夫ですか?」
松岡「シンクロ・・・早いですね。帰るの」
(この前に、日本のスタジオでシンクロ選手のインタビューがあった)
赤江「そこですか(笑)」
松岡「だって皆さんね」
赤江「選手の方は精一杯戦われて」
南原「終わってね、ほっとしてます。それまでね、あんまり寝れなかったんですって」
赤江「そうでしょうね」
南原「世代交代はやっぱり難しいじゃないですか。シンクロ、日本のシンクロは強いと思ってますけど、実は選手は変わってて。演出家というか、コーチも変わってるじゃないですか。そういうところが、3ヶ月が大変だったって言ってましたけどね」
赤江「しっかり受け継ぎましたよね」
松岡「でもね、この競泳になって、日本ずっとメダル続いたんですけども、今日、途切れちゃいました」
南原「そうですね」
松岡「でも、森田くんのインタビュー、びっくりしましたよ」
南原「森田くんね、ああいう強気な発言の裏には、やっぱりそうやって弱気になっちゃいけないっていうね。僕はちょっと感動しましたね。あの発言に」
赤江「なんか大人になりましたよね」
南原「なりましたね。さらにこれ良い経験になって、大きくなってくると思いますけど」
松岡「やっぱり北京までには、もう北島選手と同じ位置にいるって言ってる中では大切な経験だったかもしれないですね」
南原「そうですね」
松岡「中村選手も4位と見ると、よく、本当に考えてみたらオリンピックでね、メダルを取ってくれたなっていう感じもしますけど、いよいよ南原さん、明日ですよ」
南原「2人とも良い位置、メダル争い間違いなくいけるだろうと。そして、北島康介選手、50メートルで今までは予選落ちだったじゃないですか。メダルいけそうだと」
松岡「行ける?」
南原「はい。となると、新しい北島康介。100では銀だったけども、50でメダル取れるかも判らない」
赤江「ですよね」
松岡「メダル、いく? シュッシュで新しいメダルに向けて勢いづいていきましょう! それでは行こう。GO!」
赤江、岩崎「GOLD!」
南原「JAPAN!」
傘を後ろに放り投げる南原さんと松岡さん。
笑っている赤江アナ。

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