7月25日(月)世界水泳モントリオール2005

 7:42 北島選手の話
 8:21 北島選手、柴田選手の話
 9:07 北島選手にインタビュー
10:14 柴田選手、スタジオに登場

7:42

松岡さん、赤江アナ、岩崎さんが並んでいる衛星中継のスタジオ。
松岡「南原さん、来ていただいてます。サブプールにいるんですよ。南原さん」

テロップ「特別記者 南原清隆」
白いシャツ姿の南原さん。

南原「はい。こちらはサブプールの南原です。えー、今日からいろんなところでリポートしますので、よろしくお願いします」
お辞儀
松岡「よろしくお願いします」
南原「さぁ、気になる北島康介選手なんですけども、(間をあけて)かなり調子良いですよ」
松岡「良いですか!」
南原「良いです! 昨日、私インタビューしたんですけども、熱すぎず、冷めすぎず、実に集中しきってました」
(映像がGET SPORTSで流れたインタビューに切り替わる)
南原「平井コーチに話を伺ったんですけども、今回、200メートルをエントリーしなくて返ってよかった、と。スピードだけの練習がしっかり出来た。そのことによって北島康介選手の伸びしろを発見できた。新しい北島康介をお見せします、とにやっと笑ってました」
松岡「はい」
南原「えぇ。さぁ、2人の目標はずばり世界記録です」
松岡「準決勝で?」
南原「はい。(左手の人差し指を立てながら)もうその作戦は全て出来上がっているそうです。準決勝、楽しみにしてください」

赤江アナ「南原さんも自信満々ですね」

8:21

??「最初のメダリストの3人が決まりました。南原さん?」
(テロップが見つかりませんでしたが、決勝の実況をしている男性アナ)

南原「はい、サブプールの南原です。いよいよ、北島康介。世界記録へ挑戦する準決勝が迫ってまいりました。平井コーチと一緒に立てた作戦はこうです。まず、前半28秒をきる27秒台で入る。そのためにはスタートです。スタート台は、実はアテネとおんなじようなスタート台なんですね。昨日はその練習を入念に行っていました。そして、後半は頭が上がらずに、体が浮かずにそのままタッチする。そうすると、限りなく世界記録に近づくと思います。さぁ、前半と後半、非常に注目したいと思いますけども。そして、400メートルの柴田亜衣選手。実は、先程そこで飛び込んでたんですけども、非常に集中してました。あれ、ちょっと硬いかな、と思ったんですけども、プールから上がる時にはいつもの柴田スマイル。亜衣ちゃんスマイルでした。慌てず(出てこなかったのか、少し間が空いて)、あせらず、あきらめず。この400メートルでも新しい柴田亜衣を見せることが出来るか。スピードに挑戦。400メートル柴田亜衣、頑張れ」

9:07 北島選手、準決勝後

何かを飲んでいる北島選手。その手前に南原さん。タイミング待ちなのか、間が空く。

南原「お疲れさまです」
北島「お疲れさまです」
南原「決勝進出、おめでとうございます」
北島「(何故かちょっと笑って)ありがとうございます」
南原「えー、今、泳ぎは、準決勝どうでした?」
北島「そうですね。まぁ、まずまず。あんま予選と変わらないですけど。まぁ、明日の決勝に向けて、これからまたいい準備をしていきたいと思います」
南原「前半の入りはどうだったでしょうか」
北島「まぁ、あせらないで泳ごうかな、とそれだけ気をつけてみました」
南原「また、明日の改善するポイントとか、自分の中であるんでしょうか」
北島「そうですね。えー、もうちょっと前半早く入れたら入りたいな、とそういう気持ちはありますけど」
南原「明日も、また期待してますんで。はい」
(何がおかしいのか、2人とも笑いあっている雰囲気。お互いに硬い空気に照れてる?)
南原「頑張ってください」
北島「(まだ笑っている)頑張ります、もう」
南原「ありがとうございました」
北島「ありがとうございます」

北島選手、カメラからフレームアウト。

南原「はい。といったことで、表情に余裕がある・・・北島選手です。北島選手でした、でしょうが」
イヤホンの位置を直そうと(?)して苦戦して、訳が判らなくなっている南原さん。
南原「どうですか、松岡さん?」
画面が松岡さんたちに切り替わる。
松岡「いやね、本当にわくわくしていくっていうか、ハンセンとの駆け引き、どう思います? あ、聞こえないかな?」

しばらく別の会話でつないぐスタジオ。イヤホン位置の修正に時間がかかってる?

松岡「南原さん?」
南原「はい」
松岡「2人の様子みて、どう感じました?」
南原「そうですね。もう勝負は始まってますね。ハンセン選手は横を通っていったんですけど、ぐーっとスポーツドリンクを飲みながら、明日のことを考えているような、そんな表情でしたね。はい」

10:14

「おめでとうございます」と拍手の中、柴田選手が特設スタジオへ
両手を万歳状態にして待ち構えている南原さん。柴田選手と両手でハイタッチ。

CM

スタジオ。
向かって左から赤江アナ、柴田選手、松岡さん、南原さん、岩崎さん。

松岡「亜衣ちゃんに来ていただいたんですが、またね、アテネと同じように大変なことをでかしたって感じですけど」
柴田「そうですね、はい。すごく嬉しいですベストタイムだったんで」
南原「日本新記録ですよ」
松岡「日本新記録」
無言でうなずくだけの柴田選手。
柴田「そうです」
松岡「そうですってなんか」
赤江「ずばり夢だって仰ってましたもんね」
柴田「あと少しで一番だったかもしれないんですけど、自分の中では日本新記録を出すことが一番の目標だったのですごく嬉しいです」
松岡「その日本新のレース、ちょっと振り返ってみようと思うんですけど、ね」

レースの映像を見ながら、振り返る。

あと50メートルになると力が出る、という柴田選手に
南原「そこで苦しくならないんですか?」
柴田「ならないです」
練習でやってるから大丈夫。
南原「あそこで体が浮く人もいるんですけど」
柴田「そこで、力が入る感じです、私は」
南原「すごいですね」

飛ばしすぎかと思った、という話へ。すごく冷静だったので、自分のペースで泳いだ。
銀メダルだったことをどう思うか。
日本新を取ったら、辞めるという話もしていた。

ゴール間近、追い上げる柴田選手のVTRを見ながら
南原「あと3メートルあったら変わってたかも判らないですね」
1メートルでもかなり違った。

南原「アテネの時は、慌てず、あせらず、というのがありましたけど、今回はなんかコーチから言われたことはあるんですか?」
今回はあまり言われなかった。ピッチを上げるときは、足を打つように言われていた。

メダルを取って、日本に勢いをつけたかった。
メダルをとっても変わらないが、話し方に自信が出てきた。

最後、勢いをつけるために、最後に柴田選手にも掛け声に参加してもらうことに。
時間がないのか、ざっと説明するだけでまとめようとする松岡さん。
南原「大丈夫か? 判ってます?」

松岡「GO!」
赤江、岩崎「GOLD」

柴田「JAPAN!」

みんなで拍手。

26日へ

戻る