MyLinuxを構築する

MyLinuxを構築してハードディスクやフラッシュメモリに格納し、それをPC起動時にメモリ上にすべて読み込ませて動作させるようにします。

MyLinuxの起動手順

  1. ブートローダGRUBを読み込みます。
  2. カーネルイメージとinitrdを読み込みます。
  3. RSYNCコマンドにより、RAMディスク上にルートファイルシステムRFSを読み込みます。
  4. RAMディスクからLinuxを起動します。
  5. ネットワークが有効になり、コンソールにログインプロンプトが表示されます。

MyLinuxの構築に必要なシステム

MyLinux開発マシン

USBポートを備えるPCを使用します。
メインメモリ: 384MB

MyLinux稼働マシン

USBインタフェースからOSを起動できるPCを使用します。

基になるLinux

基になるLinuxを開発マシンに導入します。
MyLinuxを構成するソフトウエアのコンパイルやMyLinuxの動作確認に使用します。

基になるLinuxにLinuxカーネル2.4を採用しているVine Linux3.1を使用します。

Vine Linuxの公式サイト
http://vinelinux.org/

MyLinux作成に必要なソフトウェア

  • bash-3.0.tar.gz
  • fileutils-4.1.11.tar.gz
  • glibc-2.3.4.tar.bz2
  • glibc-linuxthreads-2.3.4.tar.bz2
  • grub-0.96.tar.gz
  • linux-2.4.29.tar.bz2
  • makedev_2.3.1.orig.tar.gz
  • modutils-2.4.27.tar.gz
  • ncurses-5.4.tar.gz
  • net-tools-1.60.tar.bz2
  • procps-3.2.5.tar.gz
  • rsync-2.6.3.tar.gz
  • sh-utils-2.0.15.tar.gz
  • sysklogd-1.4.1.tar.gz
  • sysvinit-2.86.tar.gz
  • util-linux-2.12q.tar.gz
  • httpd-2.0.53.tar.gz
  • samba-3.0.11.tar.gz

これらソフトウエアは、TuxFinderのWebサイトから入手できます。
TuxFinder
http://www.tuxfinder.com/packages/

2008.07.01