☀☀☀太陽光発電の実践☀☀☀

☀8☀ <どこに設置?>
 先ず、どこに取付けるかが問題です。それにより、配線をどうするかという問題が生じます。
 先ず、我が家の配置です。2階は南側が東から寝室、洸貴の部屋、祥大の部屋そして北側が西から絵里子の部屋、トイレ、階段、寝室の1部、納戸となっています。納戸には屋根裏点検口があります。
 階段を登った後に踊り場があります(小さいので踊れませんが)。位置関係はおわかりでしょうか?
 ただし、納戸と寝室の一部は、1階カーポートのため少し削られています。ソーラーパネルは、ベランダの洸貴の部屋と寝室との間位に配置。
 そして、バッテリーは踊り場に配置。コントローラーとインバーターは納戸に配置。
 全ての配線はコントローラーを通りますから、ここまで全ての部品に対して配線しなくてはいけません。
 先ずソーラーパネルとコントローラー。パネルの発電量が大きいので専用のケーブル10mを購入しました。これで届かせるのですが、どのように室内に誘導し配線するか?
 クーラーの冷媒管貫通口があいていればよいのですが、パテで完全に密封してあり、また、クーラの真後ろにあるためここを介すのは無理。
 さて、困りました。サッシの一部に木枠を入れて通す方法もありますが、鍵がかけられなくなりますし、雨戸の下を通すのも中々大変な工事。
 そこで、屋根裏を点検したところ、屋根からベランダの上にひさしが出ていますが、ここの壁との隙間を利用。
 壁に外壁パネルが取付けられているのですが、この外壁、石模様があるため、表面が凹凸になっています。そこで壁と屋根との間にこの凹凸の凹部にパネルからのケーブルを通すことに成功。
 実は、晴れている日に、屋根裏に上がると、このひさしと壁とのあいだから光が漏れていることに気付いたのです。つまり、ここは空いている?!
 ベランダからこの隙間を介してパネルのケーブルを通し、屋根裏をはわして北東にある点検口まで持ってきて、更に納戸の天上は石膏ボードなのでドリルを2、3回転させれば孔があきます。
 そこを通して納戸の北側壁面に設置したコントローラーに届かせました。10mで結構ぎりぎりです。
 屋根裏での作業は結構大変。というのは、梁の鉄骨部分の上を歩かないと、2階の天上は石膏ボードが打ち付けてあるだけですから、人が乗ると落ちる可能性があるからです。
 さて、無事にパネルとコントローラーを直結できました。今度はコントローラーとバッテリーです。納戸から寝室の床をはわし、踊り場まで配線。寝室の通路をどうしても横切る必要があり、配線モールに格納して床に固定し、その上に分厚いタオルマットを敷きました。
 そしてバッテリーまで配線。バッテリーに接続するには専用の接続部材が必要ですのでこれも買ってきて(ホームセンターにあり)ハンダ付けして接続。
 ちなみに、バッテリーは大型を2個購入しましたが、これは並列に接続してより放電深度を浅くして、バッテリーへの負担を軽くするためです。
 ということで、まずは、メインの配線完了です。もうおわかりのように、配線材料が多数必要。かなりの長さの電源のケーブル(2線1組)が必要です。
  そして、そのケーブルの容量にも注意しましょう。例えば、バッテリーとコントローラーをつなぐケーブルは容量の大きい物を選びます。電圧は低いものの電流 はかなりの量が流れます。スピーカーコードなんかに使う細いコードでは危険です。一方、出力側はその出力に合ったものでもよいでしょう。ただ、家中を配線 するとなると、本線のコードは太い方が無難です。


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