☀☀☀太陽光発電の実践☀☀☀
☀14☀ <LED電球を自作する>
もちろん、通常の100V電球口金につけるタイプのLED電球を購入し、バッテリーからの12V電圧を100Vに昇圧して点灯させてもOKです。ですが、
バッテリーが12VでLEDは更にそれより低い電圧で作動するのに、わざわざ100Vを介して点灯させるのは効率的に損(インバータの効率も90%くら
い)。それに100Vの電球タイプLEDは、明るさの割に結構電気を食うんです。
そこで、見つけたのが以下のサイト。LED通販LED PARADISE☆エルパラです。
http://www.led-paradise.com/
ここでは、日亜化学の高効率高輝度LEDである雷神を売っています。専用基板や抵抗、ダイオードもすべてありますので、ここでパーツを買い、ハンダ付けをすればオリジナル電球(球ではないですが)が作れますので、ぜひトライしてください。
ただし、LEDそのものは非常に小さいため、私のように少々老眼が入ってくると大変です(笑)。そのくらい小さい物です。
具体的な製作を示します。
雷神15個の基板を2組作ります。雷神は超広角150°のもの
(http://www.led-paradise.com/product/826)を使いました。全部白色ですと冷たい色合いで、却って暗くなる感じがしますので、電球色の雷神超広角150°のもの
http://www.led-paradise.com/product/701を1/3ほど混ぜて配置しました。
超広角150°を使用しないとスポットライト風になってしまいます。
複数の部屋に使いますので、纏めて頼むとよいでしょう。3部屋分でしたら3倍です。
基板は雷神15個用http://www.led-paradise.com/product/796を使います。
基板のページに作り方が写真入りで詳しく書いて有ります。この他チップ抵抗(1/4W,240Ω)10個、整流ダイオード(逆接防止)、コネクターhttp://www.led-paradise.com/product/718が必要です。
不明な点があれば店長さんに質問されると教えてくれます。店長さんの作品を見ればわかりますが、自ら相当高度なものまで自作している方です。
LEDは動作電圧が3.1Vと半端で4つ直列につなげると12.4Vと12Vをオーバーしてしまい作動しません。ですから3個直列にしますが、それでは電圧が高過ぎるので抵抗で調節するわけです。
さて、図に従って基板にLED雷神をセット。抵抗が米粒くらいなのでハンダ付けが大変です。頑張ってください。LEDもハンダ付けし、ダイオード、コネク
ターのリード線もハンダ付けして完成。完成したら点灯するかどうか必ず確認してください。確認方法はコネクターの片方をつないでリード線の先の皮を剥いで
おきます。そしてこのリード線をプラスとマイナスを間違わないように、すでに家中に配線されている電源タップの中にそのまま突っ込みます。ものすごい光で
点灯します。これで動作OKです。
この基板を直接天井につけてもよいのですが、雷神の照射角度が150°なので、直接平らに天井に付けると天井が暗くなります。
そこで、細目のモールと発泡塩ビ板をカッターナイフとドリルで加工し、接着剤を使って張り合わせ、雷神基板をうまくセットします。この方法に限ることはありませんが、プラスチック板が安くて加工しやすいのでよいですね。
雷神の照射角度が150°なので、角度を少しつけたV字型にセット。こうすることで、天井付近も照射されますので、室内が明るく感じます(下の写真参照)。

これを天井にネジで固定します。入口にスイッチを介し、天井に配線をします(下の写真参照)。電球色の雷神(茶色っぽい色)が混ざっているのがわかります。

そして点灯!(下の写真参照)。

夜、室内を照らすとこんな感じです(下の写真参照)。天井の配線もお忘れなく。

ちらかっていてお見苦しいのは御容赦下さい(笑)。LEDですのでどうしても影の部分が暗くなりますが、これで机の上にテープLED(2W程度)をセットすれば、勉強するには全く問題ありません。
消費電力は雷神に50mA流れますので、3個1列で12V×50mA=0.6W。15個基板1つ(5列)で0.6W×5=3W。基板2枚で6Wとなります。
テープLEDと合わせて1部屋8Wで賄えます。
子供部屋があと2部屋ありますので、同じようにセットしました(子供部屋全部で24W)。
1階の14畳のリビングには雷神(超広角)9個基板をセット。これは全部白色です(下の写真参照)。
この基板を6箇所天井に配置。雷神計54個
(10.8W)です。こちらは少し明るさが足りない感じですが、まあ、非常用としては問題ないでしょう。ただ、もう少し電球色を入れればよいですね。

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