The Crucible 仕込み図&Photo
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上手の565Sは「GodMic」と呼ばれていた陰マイクです。こちらでは舞台監督助手が開演前のアナウンスをするものらしく舞監助手がマイクテストをしていた。
左上の写真が舞台框にセットされたGLM200。舞台床は凡てこの舞台の為に張り替えられたもので少し隙間があるが、地下楽屋から上が見え、床下からの照明も仕込まれ1幕で使われていた。

右上は上手のドア付近にセットされたGLM100。

左下は舞台奥中央の床下からの出入り口付近にセットされたGLM(型番は不明だが使用方法から考えると100だと思う)
左から舞台袖大臣よりのUPAとSubWoofer、中央は舞台やや奥にセットされたUPA、右はホゾント幕裏のUPAとSubWoofer。
上の写真は1階席のバルコニー下UPMと前方席用SurroundのUPM、こちらを向いている右側のがSurround用。

左の写真はサイドのUPAとUPM、上のUPAは2階席奥向き。UPMは中抜け用。
左上の写真はプロセに吊られたUPA、これは2階席の前の方を狙っていた。

右上の写真は、2階席後方用の補助UPM。下り天井になっているのが見て分かると思うが、この中で照明のオペレートをしている。

左の写真は、2階席のSurround用UPM。客席が壁一杯まであるので一番後ろの観客の頭のすぐ上と言う事になる。
上手の地下にあるAmpラックAmpは凡てMicroTec
手書きで書かれたOutの系統図
 今回の舞台ではMixerにYAMAHAのO2Rを使用していた。
 S6000のOutput-16chをTape-Inの1〜16chに入れ、Mic-Inの1〜10chにGLM、16chに陰Mic、21/22のFaderをFootのMasterに、23/24のFaderをReverbのMasterに使用していた。ReverbはO2R内蔵のものを使用していた。

 OutputはO2RのGroup、AuxをNonDelayのSpeakerに送り、StereoOutをXL88に入れて分配しxtaのDP200とDP226でEQとDelayを掛けていた。

 O2Rから直接プロセッサーにいっているものはEQを通っていなかった。それらは凡て効果音なの出る音を聞きながらそれぞれに作り込んでいた。

 左上の写真のO2Rの左隣のディスプレイはS6000とO2RをMIDIでコントロールするソフトGTypeの表示画面。「An Almost Holy Picture」の時と同様にS6000で効果音・音楽を出し、更にO2Rのシーン切り替えをMIDIでコントロールする事でオペレーターは左側のKeyboardの一つのKeyを押すだけで殆どの仕事が終わってしまうように組んであった。但しFootのMicとReverbだけは今の段階では手でマスターを操作していた。これもPreviweが終わる頃にはシーンに組み込まれていると思う。何せオペレートはBackStageで音はまともには聞こえないのでそうすると思う。
上の写真がXL88とxtaのラック。
下の写真はS6000のラックでしたのS6000はバックアップ用。
作業中のScott(右)とRobin(左)
客席上手の前の方で仕事をしていた。右側にXL88,xta,S6000のラックが見える。
 作業中の2人を後ろから撮ったもの。
 手前に見えるMacのあるデスクはコンポーザーのものでここで曲を追加製作・修正しUSBでLine変換したものを前のS6000に直接送り込んでいた。但しScottもRobinもいない時はCD-Rに焼いて手渡ししていた。

 作曲家のDavid Van Tieghem氏は80年代に坂本龍一のツアーでPercussionistとして日本全国を回った事があると言っていた。
 Creditを見るとLaurie Anderson, Brian Eno, TalkingHeads, Steve Reich等とも仕事をしている。私はこの人の音を聞いた事があるはずである。