3月31日(土) その2
北投温泉へGo!

バスで駅に着いたら、10分後には「ろ(くさかんむり+呂)光號」が来るというので、速攻でチケットを買ってホームへ。今度のは特急だけど、区間車50分に対して45分で着くらしいから、特急料金払うのもどうかと思いつつ、特急の中がどうなっているのか気になったので乗ってみる。
中はこんなかんじ。普通に特急だけど、窓が広い!

どうもこの緑のカバーが「指定席」の印らしい。いつも通り、大人2人、子供1人分の席しかかっていなかったけど、この特急は真ん中の肘当てが上がらないので、ちょっと辛い。まぁ、途中で席が空いたので、4人分の席を使ってしまったのだけど( ^ω^;)
台北駅に着いたら、フードコードでご飯を食べて、すぐMRT淡水線へ。ここの北投駅で降りると、目的の新北投駅行きのMRTに乗り変えです。

でも北投駅から新北投駅は1駅しかないので、乗り換えのホームは「ここは温泉地、北投なんだよ!」というムードが満点になってます。この妖しい丸い鼻の人形は、北投温泉のユルキャラのようです。
たった1駅のための電車は特別仕様になっていて、机が名所案内のモニターになっていました。いやがおうにも「温泉観光地に行くんだ〜」という気分を高めてくれます。

北投温泉は、台北から30分で行かれる温泉地としてとても人気があり、週末には泊まり客いっぱいの人気スポットらしいですv
こちらは新北投駅に置いてあった妖しいオブジェ。

……いや、顔は丸いのに、体は妙にプリプリンで、なんか……なんか目のやり処に困った……orz
こちらが新北投の駅舎。1988年に新しくかっこよくしたらしいです。
こちらが私たちの泊まる「熱海大飯店」。日本統治時代に造られた温泉宿のようです。台湾は温泉入るのに水着着用の所が多いそうですが、「裸で温泉に入れる旅館をお願いします」と言ったらブッキングしてくれたホテル。

……なんか、なんだろう……なんか、すごい外れな感じのお部屋でした……。部屋の狭さで言ったら日本のビジネスホテルと変わらないのに、設備もちゃんとしてるし、なにがこんなに残念な感じなんだろう……。いや、普通のホテルですよ。本当に普通のホテルですけどね。

取りあえず、近所にご飯を食べに行きました。大きな中華屋さんがあったのでそこでご飯を食べていたら。

1階では結婚式のパーティーをしていました!2階席で食べていたのですが、ばっちり見学できて、楽しかったです。1階入り口に手作りらしい風船のゲートが作ってあったりして、子供達も大喜びv ちょっと得しました。

で、宿に戻って、なんでこんなに残念な感じがするのか考えたのですが、まぁ、今まで泊まってきた他の宿が良すぎたのだろう、日本のビジネスホテと変わらないのにね、そういや箱根や指宿で団体旅行が利用するようなホテルに泊まったときも、こんな残念感が漂ってたよね、このホテルも団体旅行の方がバンバン泊まってるからまさに日本の団体用温泉宿なんだろうね、と言いつつお風呂に行ってみましたら。

残念な感じまさに的中だよ!!!

まず、右が大浴場の図面です。

入り口から入って、靴の脱ぎ場はありません。そのままスリッパのまま中に入っていくと、洗い場の脇を通って脱衣所に向かいます。脱衣所に向かう通りと洗い場の間に、壁や仕切り等は一切ありません!洗っている人のお湯が流れてくるのを眺めつつ、脱衣所に行って服を脱ぎます。

この時、団体客の方が洗い場で体を洗っていて、お風呂に浸かっている人はいませんでした。

私たちは、温泉の国から来た日本人です。まず当然、体を洗って、旅の汚れを落としてからゆっくりお風呂に浸かります。岩風呂で、洗い場や通路の方を見さえしなければ、古いながらも趣のある温泉です。娘と2人、「外国の温泉なんて、面白いね」などと言いながら入っていました。

するとです。

後からまた団体客が入ってきまして。

このおばさん達の中の1人が、体も洗わず、前も洗わず、スリッパのまま浴槽に入ってきたのです!!

当然他のおばさん達は止めます。でもそのおばさんは、みんなの声の感じからすると「ちょっとあんた!洗ってから入りなさいよ!ばっちいでしょ!」「いいじゃない!私お風呂にはいるときは、いつもお風呂に浸かってから洗うんだから!」「スリッパくらい脱ぎなさいよ!」「いやよ!滑って転んだら怖いでしょ!」かなんか言ってるらしく、皆の制止を振り切ってスリッパの中に入ってきたのです!!

ひ〜〜〜〜!!!

確かに、体を洗う前にお風呂に浸かる人はいる!日本にもいる!

でも前を洗わずにはいる人はいないよ!!家庭用のお風呂だって、普通前くらい洗ってから入るでしょう!?

このお風呂、シャワーキャップを被ってないと入っちゃいけないのですが、シャワーキャップ被ったって、洗わなかったらばっちいよ!!!



……温泉の国から来た日本人は、ここでギブアップ……。

温泉文化が無いんだからしょうがないよ、と思いつつ、どうしても落ち着かなくて速攻で出てきてしまいました……orz



私らの方が絶対男性陣より早いだろうと外に出ると、そこにはダンナと息子の姿が……。



「シャワーキャップを被った大量のおっさん達が寿司詰め状態に風呂に入ってきて怖かった……」
「みんな洗わずに入ってきた……」
「スリッパ履いてるなんてありえない……」



うわぁ、団体客、みんな同じだ……。人数が少なかったり、止めようとした人がいただけ、女湯の方がマシだったんだ……。



なんか、「超敗退!」って感じで帰ってきて、早々に寝てしまいました……orz



あ、本当は有料の貸し切り風呂もあるのですが、私たちはそこまでする気力が無く、さっさと寝てしまいました……。熱海大飯店に泊まられる方は、精神衛生の面で、最初から貸し切り風呂に入られることをお勧めします……。



つうか、シャワーキャップを徹底するなら、「スリッパ禁止」て事も一緒に徹底して欲しい……(TωT)

(2012年3月31日現在。その後改正されていたらすいません)

→→→4月1日:北投散歩へGO!
 


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