3月30日(金) その3
十分へGo!

十分は、色々と有名な観光地です。

まず、「台湾のナイアガラ」と呼ばれる大きな滝があります。

それから、天燈を飛ばすのも有名です(本当は平渓で小正月に一斉に夜空に飛ばすのが有名なのですが、十分では365日いつでも飛ばしまくります)。

そして何と言っても旅人の心を掴んで離さないのは「スタンドバイミーごっこができること」ではないでしょうか!

「ん?スタンドバイイーごっこ?」と思われた方、見ていただくとすぐに納得していただけるかと思います。
この看板は、平渓線のどの駅にも掲げてある看板です。

「十分瀑布に行くお客さんは、十分駅で降りてください。線路の上を歩かないでください」と書いてあります。
ここがくだんの十分駅です。

取りあえず、駅の出入り口に行こうと思ったら、線路を渡らなければなりません。

まぁ、こういう駅は日本にもあります。
ただ、十分はそれが駅舎がなくなっても続きます。

駅の周りは「十分老街」という商店街になっていますが、商店街と線路の間には、柵1つないのです。これは「線路を歩くな」と言われても、そりゃ歩きますよ!むしろ線路を歩くためにみんなこの駅で降りると言っても過言ではありません!!
そんなわけで、電車が走り去るとみんな大喜びで線路を歩き回ります。

……人は、普段禁止されている物を「やって良いよ」と言われると、どうしてもやりたくなるものです……。

いや、「やって良いよ」とは言われていないんだけど。ちゃんと「鐵路法70条により、線路上を走行した者は200元以上2000元以下の罰金」とちゃんと書いてあります(苦笑)

でもこれ、線路歩けなくしたら途端に観光客が来なくなるの分かってるから、「歩かないでください」って言っておいて、直す気はないんだろうね。段差すら無いんだもの……。まぁ、私はこういう時、息子と2人で率先して歩き、ダンナと娘に怒られるのですが……。

ママ)「何で普段歩いちゃいけない線路がせっかく歩けるのに、パパ達は歩かないの?」
娘)「歩いて良いですよって言われたら歩くけど、歩いたら駄目ですよって書いてあるんだから歩かないよ!」と……。

……真面目だなぁ……。

十分の駅に着いたらもう1時半だったので、閉まってるご飯屋さんが多い中、開いているご飯屋さんを発見。「食べれる?」と聞くと「食べれる」というので、お客さん誰もいないし、後片付けしてる最中のようでしたが、食べさせてもらいました。
そしたらべらぼうに美味しかった!!白斬土雉(鶏の酒蒸し)が特に!!

他に酢豚と野菜炒めを注文したら、ダンナが「具合悪いかも……。あんまり食べれない……」と。連日の強行軍が祟ったのかしら……。

でもご飯は子供達がばくばく食べてくれたので、あまり残ることもなく、少し休んだらダンナも「歩ける」というので、予定通り十分瀑布まで歩いていくことにしました。

→→→十分・十分瀑布へGo!
 


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