3月30日(金) その5
十分・十分瀑布へGo!

十分瀑布は十分駅とお隣の大華駅の間にあります。十分老街を抜けて歩いていくと、普通の車道に出ますが、そのまま時々見える看板を頼りに歩いていきます。

途中でジュース売ってるおばさんを発見。暑いから、欲しくなるよね。

実は十分瀑布には反対側の大華駅から行く方法もあります。
でも駅の看板にはしつこく「十分瀑布に行くお客さんは十分駅で降りてください」と書いてありました。

実は。

大華から行こうと思ったら、30分くらい線路の上を歩いていかないといけないのです。しかも、途中にトンネルがあるのです。トンネルの中歩いてるときに電車が来たらもうアウトです。

でも!

そのスリルがたまらないからと、結構大華ルートで十分瀑布に行く人が多いそうなのです!

……そりゃ「十分瀑布で降りてね」って書きまくるわ……。

そのせいか、大華駅の周辺は何もなく、「瀑布までの危険ルートチョイス」の人以外はなかなか降りない様です。さすがにそこを選ぶ勇気は私たちにはありませんでした。まぁ、十分老街の雰囲気も良さそうだったから、そっちで降りてみたかったのも大きいのですが。

暫く車道を歩いていると「十分瀑布こちら」と、車道の下の道に降りる看板があり、それに沿って歩くと吊り橋がありました。吊り橋は電車の線路に平行して架かっています。

元撮り鉄のダンナと「ここは絶景の撮影スポットだねぇ」などと言いながら橋を渡ると。
やっぱりか!やっぱり線路の脇を歩くのか!これしか瀑布に行く道がないのか!

脇に「禁止行人通行」の看板が見えますが、ここ歩かないと着けないんだから!!
しかも段差すらありません。どうも石畳が歩行用通路らしいのですが、当然ママと息子は線路を歩き、パパと娘に怒られました(´ω`;)
ここが十分瀑布の入り口。線路の真横です。

……電車からここ見えたけど、てっきり駅の改札だと思ってたよ……。「何でこの駅には停まらないんだろう?」と思ってたんだけど、十分瀑布だったんだね……。
十分瀑布は幅40m、高低差20mの滝で、雨季だとしぶきで濡れるので着替えかカッパを持っていきましょう、と書いてあるようなすごい水量の滝なのですが、いまはまだ雨季ではないので、思ったほどの水量はありませんでした。

すぐ脇から滝を見られるのですが、やっぱり滝は下から、正面からみたいじゃないですか。持っている台湾旅行記に「真正面から見られるスポットがありますが、滑りやすいので川に落ちないように気をつけましょう」と書いてあったので、どこかから正面に回れるはずです。脇の方を見たら、なるほど、桟道があります。

「ママはあそこを降りて、滝の正面に行こうと思うんだけど、すぐそこに児童公園があるから、パパ達は児童公園で休んでて」と言うと、娘は「私も行く!」と。おぉ、さすが娘!と、2人で勇んで出かけました。

結構急な階段が下の方までずっと続いています。これをまた登って帰ってくるのかと思うとちょっとぐんなりしますが、取りあえず滝のためです。頑張って歩きます。
岸辺まで降りれる道を探したのですが、その手の道はみんな通行止めになっていました。どうやら川に落ちる人がいて危ないから、今は岸には降りれない模様です。

う〜ん、もうちょっと水量が欲しかったなぁ……。

この後、入り口とは反対側にも山道が続いていたので、登ってみたら十八羅漢像(仏陀の18人の弟子の像)が並ぶエリアがあり、どうやらこの辺はハイキングスポットになっているようです。そこから上の道をぐるっと回って、元の場所に戻れるようになっていて、急な山道を登らずに済んでほっとしていたのも束の間。

娘)「ママ!私の写真、撮ってないよ!?」
ママ)「え?」
娘)「滝の写真ばっかり撮って、滝をバックに私の写真を撮ってないよ!」
ママ)「あ、忘れた、ごめん」
娘)「じゃ、撮りに戻ろう!」
ママ「は?」
娘)「せっかくここまで来たんだから、写真撮らなきゃ!もう1回戻って写真撮ろう!」
ママ)「え〜?またあの山道を歩くの!?」
娘)「だってせっかく来たんだよ!?」

……なんてこった。今まで娘より私の方が歩けると思ってたけど、実は娘の方が体力あって、もうすっかりママより歩けるようになってたのか……。この様なところで娘の成長を実感し、嬉しいような迷惑なような……orz

まぁ、歩きましたよ。写真撮り忘れたのはママですからね、えぇ、しょうがないですよ。

長い階段を下って撮影スポットに行くと、ちょうど日本人観光客がいたので、お互いにカメラで撮りあいっこしました。おかげで娘とツーショット滝写真が撮れて、頑張って歩いた甲斐があるというものでした。

あ、そうそう。

道の途中に見晴台みたいな、休憩所みたいな建物を造っていたので、来年辺り(2013年以降)に行くと良い塩梅だと思われます。今回私らは狭い桟道で工事現場の脇をすり抜けるスリルを体験ということで。



その後児童公園に戻ると、電車が通過する音が聞こえました。

その音を聞くなり、私たちの「写真撮りたい魂」に火がつきまして。

「1時間に1本電車があるって事は、計算上は上下合わせたら30分に1本は電車が来るって事だから、後30分ちょい待てば、今の電車と反対側の電車がこの上を通過するんだよね?」
「皆まで言うな。言いたいことは分かった!よし、撮影スポットはあの吊り橋だ!」
「パパは吊り橋と電車の写真をお願い!私は線路脇で電車とすれ違う娘の写真を撮るから!」

ということで、急いで瀑布のゲートを出て、吊り橋に戻りました。子供達には電車を待っている間、DSで遊んでいてもらって。それと、電車が来たときに息子では電車に接触しそうで怖いので、息子は吊り橋から線路側に降りてこないように約束してもらって、そのままベストスポットで待機です。他にも撮り鉄兄ちゃんがいました。皆考えることは同じです。
そして読み通り、ほぼきっかり30分後、電車通過!

うは〜!こんな写真は日本じゃ撮れないよ〜〜〜!!30分待った甲斐があった!超満足!!

惜しむらくは、私のコンパクトカメラでは、電車が止まっているようにしか見えないことです……orz 

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