3月30日(金) その1
朝の九イ分散策へGO!

やっぱり人のいない写真を撮りたい私は、朝6:30に1人で九イ分散策に出かけました。ふふふ、絵はがきのような写真を撮るのだ!

と思ったら、私は2番手で、既に1組先客がいました。考えることは同じなので、お互いに相手が写真撮るときには階段下で待機して、お互いの邪魔にならないようにして写真を撮りました。うんうん、そういう心配りって大事よね。
こちらは昨日も紹介した千と千尋の神隠しのモデルになった阿妹茶楼。夜景でなくても趣があります。
こちらは竪崎路の景色。昨日あんなに人がたくさんいたのに、泊まり客の特権です。

でもシャッターが降りているので、ちょっと淋しいような……。
こちらの右手奥に見える、大きな看板のある建物は映画館です。この映画館、実は台湾で一番最初にできた映画館なのです。

何故台北や高雄など、大都市よりも先に九イ分に映画館が出来たのかと言えば、やはりゴールドラッシュでそれだけ町が潤っていたこと、狭い町に人が多く、娯楽の必要があったことなどが理由に挙げられると思います。
人がいないのでさくっと写真をとたら、7時には朝ご飯です。

朝ご飯は、宿のおじさんお手製のパスタ。この民宿は朝ご飯はパスタと決まっているらしい(笑) HPで写真を見たときは、民宿のベランダで朝ご飯食べるのかと思ったのですが、ここ、民宿の前の通路です(笑)

でも金瓜山を目の前にして、海や町を見下ろしながら食べる朝ご飯はとても美味しかったですv(まぁ、パスタがのびすぎてソフト麺見たくなっていたのはご愛敬と言うことで……)
朝10時頃、お出かけするために宿を出ました。

台湾ではよく猫を見かけるのですが、犬もいました。こちらの犬はみんな大人しくて、観光客馴れしています。子供達も嬉しそうに撫でさせてもらいましたv
まだ観光客も少なく、その分お店も半分くらい閉まっていました。
昨日早くに店終いしていて、この土笛屋さんで買おうと思っていたパパの土笛が買えなかったので、朝一に購入。これで家族4人、1つずつ土笛が買えましたv  
本当はパパは「俺は吹けないし吹かないからいらない」と言っていたのですが、ママがどうしても欲しい土笛があり、強引に買ってもらいました……(^ω^;) それに、「旅先で家族で一つずつ同じ物を買う」というのにちょっと憧れていたので。

この後バス停を探したのですが、駅行きのバス停の姿が見あたらず。ウロウロしていたらタクシーが停まって、「1日観光をしないか」としつこく誘ってくるのです。しかも瑞芳までの片道料金が180元とか言いやがります。バスなら15元だっつうの!10倍以上はぼりすぎだっつうの!台湾ではこういう客引きに全然あっていなかったので、「うわ!やっぱりいるのか!」とよけいに腹が立ち、「いいから早くどっか行ってくれよ!」と思っていたら小さなミニバスが来ました。

ミニバスには地元の人ばかりが乗っていたのですが、タクシーを振り切るようにミニバスに走っていき、「乗れますか?」と聞いたら、運転手さんやお客さん達が笑って「良いよ」と言ってくれたので、早速乗せてもらいました。

そしたらこのミニバス、色んな所に寄り道する地元バスで、ちょっとした道にどんどん入っていき、普通の3倍くらいの時間をかけて駅に行くのです。
昨日バスから見て、写真を撮りたいなぁと思っていた素敵な廟の前にも停まりました。ここは神農大帝廟で、大昔、全ての植物を食べて、食べ物、薬、毒を分類し、人類に農耕を教えてくれた神様を祀る廟でした。

やぁ、良いバスに乗ったなぁ。ラッキーと写真をガンガン撮りましたv

皆さんこういった廟で降りたり乗ったりして、「廟に詣るということが、生活に根付いているのだなぁ」と感心しながら駅までのんびり行きまして。

駅についてお金を払おうとしたら。

「要らないよ」と。


え!?


周りの人達も笑って「要らないんだよ」と。


そ、そういえば、このバスにはお年寄りばかりが乗っているような……!!!


そうか!このバスは、地元のお年寄りのための、福祉バスだったんだ!!!それを言葉も分からない観光客がタクシーにつきまとわれて困ってるみたいだし、小さい子供もいるから乗せてあげようって、みんなが乗せてくれてたんだ!!!

うわ〜〜〜〜〜!!!!!

恥ずかしいやらありがたいやらで、もう本当に何て言って良いのやら〜〜〜〜!!!ひたすら「謝謝」とくり返してバスを降りたのでした……。

→→→猫村(候【石同】村)へGo!
 


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