3月26日(月) その5
かき氷屋さんにGO。

フェリーで西子港に戻ってきて、すぐにタクシーがいたので乗ったのですが、そこから走り出して5mも行かないところに、氷屋さんが並んでいるの発見……orz なんだよ〜〜!!こっちに戻ってくればあったのかよ〜〜!!あぁもう、タクシー代損した!!知らないっていう事はこういう事だよ!何でも損しまくりだよ!!と憤っている私に、ダンナは「本に載ってるくらいだから、きっとすごい美味しい氷屋さんだよ。雑誌がお勧めしてるかき氷、俺は食べたいよ」と……。優しい……やさぐれた私の心に沁みました……(ほろり)
こちらがどの雑誌にも紹介されている「高雄阿婆仔冰菓店」

阿婆というのは「おばあさん」という意味だけど、やたらとこの「おばあさんなんたら店」という店の名前が多いのは何でだろう……。
こちらはお店の中の様子。メニューがたくさんあって、ずっと「台湾でかき氷が食べたい」と楽しみにしていた私たちの期待を、いやが上にも盛り上げてくれます。
そして注文したのがこちらの3品。大分盛りが多いので、1人1皿にしたら絶対おなか壊すと思って、少し控えめにしてみました。

左上のが息子が頼んだ「巧克力香草牛【女乃】冰」(ちなみに、巧克力はチョクリー=チョコレートで、牛【女乃】はニュウナイ=牛乳です)35元(約105円)

左下が娘の頼んだ「超人気水果冰(フルーツは季節で変わる)」50元(約150円)、右がダンナの頼んだ「四果冰」40元(約120円)。この四果冰、雑誌に「スターフルーツのシロップ漬けなど、ここでしか食べられないおいしさ」と紹介されていたので、ダンナは「スターフルーツのどれかなぁ」と探して注文していたのですが、スターフルーツって普通黄緑だよね……?なんか、茶色って……漬かりすぎてない?という一抹の不安を覚えながら口に入れてみると。


何じゃこりゃ〜〜〜〜!!!!!


なんかね、なんか、四果冰の上に乗っている、茶色っぽい塊があるじゃないですか。これが梅ジャムらしいのですが、この梅ジャム、乾燥梅の甘い奴を、お出汁で溶いたような、甘くて酸っぱくて出汁くさくて、なんかすごい独特な、何とも言えない味をしているのですよ!!!

しかも、この梅ジャムがシロップに溶け込んで、全ての氷、全てのフルーツがこの味に!!もちろんダンナが楽しみにしていたスターフルーツもこの味に!!!

……いや、いや、周りを見渡すと、この梅ジャムだけの氷を食べている人もいるほどで、台湾の人はこいつが好きみたいだよ……。梅ジャムの素みたいのも問屋街で見たしね……。

……でも……でも日本人の口には取りあえず合わないのでは……。えと、怖い物見たさの方と、罰ゲーム以外の方は、チョイスしない方がよろしいかと……orz

ちなみに、息子のチョコレートはベタ〜っとしていて、あまりかき氷には合っていないような……。でも娘の超人気フルーツは、パイナップルとキウイの味がシロップに混ざって美味しかったです。ただしそれを食べたダンナは「え〜?甘い?全く味がしないんだけど……」と……。「いや、それ梅ジャムのせいで舌がバカになってるんじゃない?」と言ったら、ダンナは1人で納得し、大受けしていました。タクってまで来た、どの雑誌にも載っている有名かき氷屋で、超お勧めのかき氷が舌をバカにするほどの梅ジャム……。正直、息子なんて「美味しいかき氷屋さんがあるよ」という一言で「台湾に行きたい!」と言っていたほどなのに、この仕打ち……。うぅう、興味と勇気のある方はぜひお召し上がり下さい。


この後、朝閉まっていた74景観台にタクって行こうということになったのですが、タクに乗るなり娘が「タマゴッチを忘れた!」と。「旗津区に忘れたんだったら、もう戻らないよ!」と言ったら「違う!氷屋さんでいじったから、あそこで忘れたんだ!」と。慌てる車内の様子を察した運ちゃんがお店に戻ってくれたら、机にはタマゴッチは見あたらず。娘には「そんなの、他の人が持って帰っちゃったかもしれないよ?パクられてたら諦めるんだよ?」と言っておいてあるので、半ば諦め気味にお店の人に「有没有小孩的玩具?」と、合ってるんだか間違ってるんだか分からない適当中国語を書いて見せてみたら。おじさんが笑顔で「有、有」とタマゴッチを出してきてくれました。ちゃんと取っておいてくれたらしい!!すごい!!これ、よそのアジアの国だったら、大抵パクられて終わりだよ!?台湾人、良い人だ〜〜〜!!!本当にありがとうとお礼を言いまくり、無事タクシーに戻りました。

→→→74景観台へGo!
 


旅行記メニューに戻る

台湾旅行記メニューに戻る