3月25日(日) その6
三鳳宮にGO。

実は高雄に来たらぜひ行きたかったのが、この三鳳宮。三鳳宮は那タという少年神を祀った廟で、台湾の那タ廟の総本山になります。もちろん、1番大きな那タ廟です。

友人の水歌ななこさんがずっとこの那タの研究をしていて(詳しくはななこさんのHP、「中壇元帥進香団・日本支部」をご覧下さい)、彼女の研究旅行のご本などを読み、「ぜひ機会があったら行ってみたいなぁ」と思っていたのです。

那タは封神演義や西遊記でも活躍しているので、その辺がお好きな方はご存知かも。私は子供に「西遊記でまだ天界で暴れまくっていた孫悟空を、岩の牢に閉じこめるために捕まえたのが那タ太子だよ〜」と説明していました。

そして、去年「台湾100年祭」というお祭りを日本でやったときに、頭の大きなちょっと怖いような可愛いような三太子(那タのこと)が踊りまくっていたのですが、この三太子、高雄の三鳳宮からやって来たのです。お祭りの時以外三太子のお人形を見ることはできないそうですが、子供達には「台湾祭りの時の三太子がいるお寺だよ〜」と言うと、「頭が大きいんだよね!」とくねくね踊ってみたりして、大喜びで三鳳宮にタクシーで乗り付けたのですが。
三鳳宮、改装中……orz

うわ〜〜ん、すごい楽しみに来たのに〜〜〜!!
中もやっぱり足場だらけ……。うわ〜〜ん!!本当にすごい楽しみにしてたのに〜〜!!

でも、足場が組まれていたのはここまでで、ここから奥は割と普通でした。あぁ良かった……。
こちらは那タ太子こと中壇元帥の像です。

子供の神様なのですが、わりかしおっさんくさいです(失礼ι)

3階には年神様(生まれた年の干支ごとに決められた神様。干支と言っても十二支ではなく、十干と十二支を組み合わせた、60年分の方の干支です)が祀られていて、自分の年神様にお詣りました。ちなみに、わたくしは壬子の生まれですので邱徳将軍、ダンナは丙午なので文折将軍、娘は癸未で魏明将軍、息子が丙戌で向般将軍でした。


他にも玉皇上皇が祀られ、仏教の釈迦如来なども合祀されてました。

日本の神道と仏教の合祀みたいに、台湾の廟も道教と仏教を合祀してる所が多かったです。まぁ、封神演義とか読んでると、道教のお話の筈なのに仏教の仏様達も一緒になって戦ってるから、その辺日本よりくくりが広いのかしら。この辺は今度ななこっち詳しく教えて下さいな。
最後に、三鳳宮の門神様。

すっごい綺麗!!!

色んな廟の門神様を見たけど、三鳳宮の門神様はピカイチでした〜〜!!

この後、「どっかでお茶したいね〜」と言いながら最寄り駅の「市議会駅」まで歩いていったのですが、官公庁街なのに全くお茶出来る所を発見できず……。三鳳宮からたくさん歩いて来たので、もう正直ヘトヘトなのですが、ここで「茶店を探そう」という方向には行かず、「もう、関帝廟のある駅まで行っちゃおうよ……。ひょっとしたら、そっちにはなにかお店があるかもしれないし……」と、とっとと電車に乗ってしまうことに。

MRTの中は飲食禁止なので、水を飲むことも出来ず。いつもどこにでもあるコンビニが、大抵中でお茶飲めるようになってるので、コンビニでもいいや〜と思っていたのにそれも発見できず。は〜。こういうときもあるのね〜。

→→→関帝廟へGo!
 


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