3月25日(日) その3
蓮池潭散策・北極亭にGO。

歩いていたらすぐ北極亭の入り口に到着。

北極亭には巨大な北極玄天上帝の像がどど〜んと建っています。
北極玄天上帝というのは、四方を守る聖獣の中の、北を守る玄武(巨大な亀)が神格化した物です。

像の高さは21m、足許に亀を踏みつけていますが、玄武、元々亀なのにな……。

北極玄天像に辿り着くまでの橋の脇には、道教の将軍がたくさん並んでいます。
ちなみに、北の玄武は色は黒で季節は冬、五行では水、臓器は腎臓、食べ物ではしょっぱいもの、風水的には山や丘を司っています。

南が朱雀(鳳凰)で赤で夏。五行では火、臓器は心臓、食べ物では苦いもの、風水では開けた土地。

西の白虎が白で秋、五行では金、臓器では肺、食べ物では辛いもの、風水では大きな道。

東の青龍が青で春、五行では木、臓器では肝臓、食べ物では酸っぱいもの、風水では川。

「青春」が「春のくせに青い」のは、青龍が「春で青」だからです。白虎は「白秋」、朱雀は「朱夏」、でも玄武は「玄冬」。「玄」は「黒」の意味でもあります。まぁ、いわゆる五行説。ちょっと囓っておくと、中華圏の旅行は色々面白いです。

この北極玄天は、明の時代には人気No.1だった神様で、高雄では今でもものすごい人気のようです。ホテルの近所にも北極玄天廟あったしな。
こちらは像の前に置いてあった賽銭箱(?)

真ん中の金色の鐘の穴にコインが入ると、両脇の像が踊り出して太鼓をゴワ〜〜ンゴワ〜〜ンと鳴らし始めるので、子供達もう夢中。「入らなかったからもう1回!」「ゲームじゃなくてお賽銭だっつうの!」という会話を、きっと様々なおうちで繰り広げられていることでしょう……。
こちらは北極亭から次の春秋閣に向かう途中の散歩道。蓮の花が咲き乱れていたり、橋が架けてあったり、木陰があったりで、散歩にはぴったりな感じです。

→→→春秋閣・五里亭へGo!
 


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