5:阿蘇2



塹壕風呂を後にして、阿蘇山頂へ移動しました。移動したのはもうお昼近く。今日はあんまり観光をしない事に決めているのです。

実は、昨日の夜ぢぞ吉が「おうちに帰るよ」と言い出しまして……。やっぱり2歳児連れて5泊というのは無謀だったか、大人だって疲れるもんな……と、反省したのです。よく「温泉でゆっくりとしよう」などといいますが。うちらは「せっかくここまで来たんだから色々と見て回らなきゃ!!」と動き回ってよけい疲れてしまうので、今回はもう時間も贅沢に使って、「草千里近辺しか見ない!」ということに決めました。
お宿から阿蘇頂上へ向かう道です。

そう、今日は昨日の雨が嘘のようにすっぱりと晴れてくれたのです!!!やっぱりおばあちゃんが見ててくれてるんだよ!!!私たちが楽しい思いをできるように、お天気を良くしてくれたんだよ!!!

しかしさすが九州。山なのに天気が良くなったらとたんに春のような温かさです!!!
ナビに従って頂上まで行くと、30分くらいで頂上に到着しました。ここは草千里展望所。どうやら今日はあまり煙は出ていないようです。

実は私阿蘇は2回目で、1度高校の修学旅行で来ているのです。その時は大きな噴火があって、草千里自体が行かれないかも……というほどのガスだったのですが、かろうじて草千里には登り、火口見学はパス、ということになりました。でも今回は大丈夫そう。
草千里っす。

なんか、これで端から端まで1キロらしいんですが、1キロには感じないですよね。しかしこの雄大な景色を前にして、中国史オタクなわたくしは「なんか中国のロケに使えそうな景色だね……。ほら、あっちの険阻な山から逆落としをかけるのよ」とか夢を見てみていました……。ごめんぱぱさん、ごめんぢぞ吉。ままは終わってるよ……。

草千里では、見晴らしの良さそうな丘があったので、そこに登ってお宿の方が持たせてくれたおにぎりと、親戚の方が持たせてくれた苺を食べました。高さ50mもないような小さな丘でしたが、ぢぞ吉にとっては大登山。いつもは「おんぶおんぶ」と言うのに、「あんよ!」と頑張って、頂上付近まで歩いてくれました。(頂上付近はちょっと坂が急で、二歳児の足にはさすがに無理でした)

その後火口に登るためのロープウェイに行ってみたのですが「ガスのため全面規制中」と……。また!? またなの!? ここって本当に見学できるの!??!?
その後は道の途中にあった米塚を見て帰ってきました。米塚、古墳みたいで可愛いっすよね。なんでも健磐龍命(たけいわたつのみこと)が、収穫したお米を積み上げてできた山で、農耕の始まりの山なんだそうです。これでも火山の噴火口なんですよ。高さは80mほどですが、残念ながら現在は登れません。偶然米塚の前の牧草地の入り口が開いていたので、侵入して写真を撮ってきました。
その帰り、ぱぱさんが車を走らせた後に後ろを振り返ったら、こんな素敵な風景が。「車を停めて!!」「停められるとこないって!!!」とケンカをし、「じゃあ停められるとこから歩くから良いもん〜!!」と駄々をこねまくって写真を撮らせてもらいました。ありがとう、ぱぱさん!!

ちょっと奥の山が見えづらいのが寂しいのですが、右手に阿蘇頂上、左手に米塚、真ん中にフタコブラクダのような可愛らしい山が丸まると連なって、すごく可愛いですvvv

その後はお宿に直行。

ひとっ風呂浴びて夕飯を食べるお部屋に移動したら、なんか子豚の鳴いているような「ぷわーぷわー」という声が聞こえます。今日のご飯食べるとこは昨日のとことは違うので、なんだろうと障子を開けてみたら。

いきなり目の前に鴨が!!!
この鴨がすごい凶暴で、ぱぱさんが箸で米粒をやってみたら、指ごともってかれそうな勢いでしたよ……。おかげでうちのぢぞ吉は、東京に帰ってからも「カモ、こわいねぇ〜」と言っています……。


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