お母さん!!その京都・奈良旅行、
夏休みの自由研究にしませんか!?


4月1日:竹林の道(嵯峨)


旅のしおり↓(例のごとく、赤い字は娘のぢぞ吉が書き込んだ答えです)
嵐 山

 嵐山は京都市の西側に広がる観光地で、国の史跡および名勝に指定されていいます。本当は桂川という川の右岸が嵐山、左岸が嵯峨という場所で、この2つは「渡月橋」という橋でつながっているのですが、この辺りはまとめて観光名所なので、2つをひとくくりにして「嵐山」と呼ばれています。

 この2つの地域をつなぐ「渡月橋」は平安時代の834年から造り始められました。「まるで月がこの橋を渡っているようだ」ということで、「渡月橋」という名前になりました。現在、橋の足の部分や床の部分は鉄筋コンクリートでできてますが、欄干(手すりの部分)は木造なので、まるで昔の橋が今に残っているようで、嵐山のシンボルとなっています。実際、時代劇でも橋が出てくる時は、よくこの「渡月橋」で撮影されています。

 嵐山は桜や紅葉の名所としても有名です。また、竹の林が美しい「嵯峨竹林」も有名です。京都の中心からとても近いのに、こんなに自然の美しいところがあるなんて素敵ですね。

 また、嵐山にはたくさんのお寺、トロッコ鉄道、お猿のたくさんいるモンキーパークなど、たくさんの観光名所が集まっています。時間があれば嵐山だけでもたくさん見て回りたいけど、それはまたのお楽しみにしましょう。

 そうそう。大事なことを忘れていました。嵐山地区には「小倉山」という山があって、その山では僧侶である空海が中国から持ち帰った小豆の種を育てて、収穫した小豆を煮詰めて「あんこ」を作ったことから「小倉あん」と呼ばれるようになりました。小倉山の麓にある二尊院が「小倉あん」発祥の地とされています。嵐山は小倉あんの本場だし、京都の宇治はお抹茶の本場なので、京都には美味しい和菓子や和スウィーツがたくさんあるんですよ。あなたは京都でどんな美味しいものを食べましたか?

まっちゃみつまめ


三十三間堂を出る辺りで、お昼を食べていないぢぞ吉が「おなかが減った」と言い出したので、京都駅でラーメンと甘味のお店に入りました。うぅう、本当なら嵐山でスウィーツを食べる予定だったのですが、仕方ありません……。

食べ終わったら早速移動。JR京都駅からJR嵯峨嵐山駅へ移動しようとしたのですが、勝手の分からない場所でホームを探すのは大変だと駅員さんに訊いたところ。

「33番ホームからです」
「え?3番ホームですか?」
「いえ、33番です」

……えーと……。改札から見渡しても、10個以上もホームがあるようには見えないのですが……。

「その一番奥の階段を下りると、その先にまたホームが広がってるので、その先にあるのが33番ホームです」



……何故いきなり33番!? どうして13とかでなく、いきなり33!?

……三十三間堂となにか関係があるのだろうか……。 

謎を深めつつ電車に乗って移動。所要時間は30分くらいでした。



嵯峨嵐山の駅に到着後、取りあえず竹林の道に向かって歩き出したのですが、意外と駅から遠かったです。本当ならJRの駅のすぐ前からトロッコ電車が出ていて、それに乗って隣駅のトロッコ嵐山の駅まで行った方が近いような気もしたのですが、ダンナ曰く「確か一時間に一本くらいしか無かったはず」というので、歩くことに。

途中で道を訊きながら竹林の道に入っていくと、今回会えるとは思っていなかった舞妓さんに遭遇!!

どうもお馴染みさんと一緒に観光に付き合っているような感じなのですが、そのお馴染みさんらしい人が「一緒に写真撮ったらどうですか?ほらお嬢ちゃん、舞妓さんと写真撮りなさいよ。この子、豆コロと言うんです。よろしゅうおたの申します」と、周りの観光客に舞妓さんを紹介していました。

そういう世界なんだねぇ……。
実は入り口に近い辺りは竹の丈も短くて、「なんか思ってたのと違う……」と感じていたのですが、人力車のお兄さんに「この観光雑誌に載っているような竹林はどこですか?」と訊いてみたところ、そこから少し行って、ちょっと曲がったところがそうだというので行ってみました。

おぉ!!これだよこれ!!思い描いていたような竹林です!!
もう大分日が傾いてきたのですが、竹の葉を通して柔らかい日が入ってきて、とてもステキな感じ。娘のぢぞ吉は大きな竹を見つけては「あの中にならかぐや姫が入っているかも!」「そろそろ次のかぐや姫が入ってても良いよねぇ!」と、かぐや姫を探しながら歩いていました(笑)
竹林の道の脇にある、野宮神社の塀の中に、小さなおうち(お寺?)とお庭の模型が飾ってありました。素朴な、手作り感溢れる造形で、何となく微笑ましかったです。

この野宮神社の角を曲がって、渡月橋と反対方向へどんどん進んでいくと、上のしおりにも書いた「小倉あん」の発祥の地、「二尊院」に行かれるのですが、今回はもう結構時間が遅いのでパス。次回のお楽しみということに。

この後、歩いて渡月橋へ移動です。

「渡月橋」へGO!


※なお、旅のしおりは素人が子供に向けて作ったものですので、細かい点で間違いなどあるかと思いますが、
間違い等見つけたときはぜひメールなどでお知らせ下さい。で、できればお手柔らかに……(ノω`);;



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