簡単なテクスチャの作り方。
その2

次のやり方は、多分自分でテクスチャを作る人には一番使われている方法ではないかと思うのですが、フォトショには「パターンを定義して、そのパターンで塗りつぶす」という便利な機能があるのです。

では、その使い方を試してみましょう。1番簡単な模様、「ドット模様」の作り方です。
まず始めにすっごい小さい点を描きます。

下地に色を塗って、好きなブラシサイズでポチンと塗ります。このとき、画像サイズは正方形の方が、きちんとしたドットになります。丸を描く場所は、別に真ん中でなくてもかまいません。


図1



図2
「編集」→「パターンを定義」を押します。



図3


こんなウィンドウが出てきますので、分かりやすいような名前を付けて「OK」を押してあげて下さい。


そうしたら、新規画像を作って、塗りつぶします。

新規画像は、解像度は作っている模様と同じ解像度で、画像サイズは少なくとも元画像の2.5〜4倍ぐらいの大きさがないと、模様になっているのかどうか分かりません。ちょっと思い切って大きくして結果を確認してみましょう。


図3



図4
「塗りつぶし」を押すと、こんな画面に行きます。

初期設定は「内容」が「描画色」になっているので、「パターン」に変えてあげると、パターンがいっぱいあるウィンドウが出てきます。

これは、元からフォトショップにはいくつかのパターンが定義されているのでその画像が沢山並んで出てくるのです。

一番最後に先ほど定義した「ドット」が入っていますので、それを選択して「OK」を押します。

そうすると、ほら、こんな風に1つのポッチだったものが、画面いっぱいに塗りつぶされています。

でも、ドット模様というのは縦横ぴっちり並んでないで、互い違いになっているのが普通ですよね? これでは「ドット模様」ではなくて「豆絞り(日本の手ぬぐいなどに見られる伝統模様)」になってしまいます(笑)

ということで、これを互い違いのドット模様に直してあげましょう。


図5



図6
まず、「イメージ」→「画像回転」→「角度入力」を選びましょう。そうしたら「何度で回転するの?」と聞いてきますので、「45度」と入力して「OK」を押すと、画像が45度に回転します。



図7

その結果がこんな感じです。



図8
「図7」をこのまま「パターンを定義」しても、四隅が揃っていないので、均一な模様になりません。なので、この中からうまいことぴったり四隅が揃うように、うまいこと考えて切り抜いてあげましょう。

とりあえず、うんと大きな画像にしてあげると、1ピクセル四方の粒が目に見えるようになるので、そこで「丸の真ん中」とか「丸の境界線」とかを目で勘定しながら切り抜きたい場所を選んで選択して下さい。

選択は、「四角選択ツール」で適当に四角く囲ってから、「選択」→「選択範囲の変更」にして上げると、好きな大きさに直せるので、それで直してあげるのが楽ちんです。

そしてちょうど良い場所に選択したら、「イメージ」→「切り抜き」を押してあげると、この点々のところで画像が切り抜かれます。

そしたらまた先ほどの「パターンを定義」→「塗りつぶし」です。

塗りつぶしてみました。
どうでしょう、立派なドット模様になったと思いませんか。


こんな感じで、適当に作った画像を「パターンを定義」すると、良い感じに模様が作れます。

私の「素材集」の壁紙も、基本的にはこんな風にして作られているのです。

もっと複雑はテクスチャの作り方は、またそのうち……。


図8

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