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Collage / コラージュSERVICE&PRODUCTS

セルフライナーノーツ / Self Liner Notes

○○○○○○○○イメージ

Collage / コラージュ

Tracks
01:Introduction 〜華〜
02:Fake
03:Phantom
04:蒼い月(Album Mix)
05:春、広小路にて(Album Mix)
06:二十世紀少年
07:Have a Break
08:ふるさと
09:Intermezzo 〜雫〜
10:夢よりも儚き(Album Mix)
11:Rusty Half Moon
12:線香花火



1:Introduction 〜華〜
この楽曲は短めのインスト曲で、この楽曲がアルバムのイメージを作り、アルバムの世界へリスナーを誘う役割を果たしている。
この楽曲を作ったのは『夢よりも儚き』を作った少し後で、D-Helixの音はこんな感じがいいのではないか、というデモ曲のような楽曲だったが、最終的にやっぱりこれをアルバムの1曲目に収録してアルバムのイメージ付けを行おうということになった。

2:Fake
この歌はストリート・レースをイメージした楽曲で、その虚しさを感じつつも、その虚しさから逃れるためにアクセルを踏み込んでしまうというような内容。
最初のリバース・シンバルからイントロへのつなぎにかなり悩み、最終的にこの形になるまで十数種類のパターンを試したという話もある。

3:Phantom
インターネット社会について歌った楽曲。
誰もかれもがいつでも誰かとつながっていたいと考えているけど、そのつながっている相手は本当に自分が知っている、あるいはイメージしている人そのものですか?という歌。
D-Helixは頭が固いのでインターネットやSNSなんかのコミュニティーはあんまり信用していません。

4:蒼い月
5:春、広小路にて
10:夢よりも儚き
この3曲は3つ同時リリースしたシングルのアルバムミックスバージョン。
詳しい話はシングルのセルフライナーノーツへ。

6:二十世紀少年
T-REXの20th century Boyに影響されて、というわけではなく、単純に自分たちが20世紀生まれなのでそういう歌を書いてみようと思って書いた歌。
もう21世紀になって20年以上が経ち、そろそろ社会の中心に21世紀生まれの人たちが立ち始めてはいるけれど、20世紀生まれの僕たちがすべきことは、と決意表明をする歌。
この歌の聴きどころは、ABメロのリズム隊はシンセサイザーで、サビはそれが全て生楽器に変わるところ。
楽曲のイメージがそこでガラッと変わるところが面白いと思っている。

7:Have a Break
テイスト的にはその前の楽曲『二十世紀少年』と次の楽曲『ふるさと』と結構近いものがある楽曲。
何しろ他の楽曲とは違って、この楽曲はリズム隊がシンセなので。
そういう括りでは1曲目もそういう構成なのでこの曲側になってしまうけれど、音のイメージがちょっと違うかなと思うので、6・7・8曲目が同じようなテイスト、と考えている。
忙しい毎日を送っている人に『ちょっと一息入れようよ』と語り掛ける歌。

8:ふるさと
自分の生まれ故郷について歌った歌で、童謡の『ふるさと』へのオマージュでもある。
生まれ故郷に当たり前にあった景色も、故郷を離れて遠くから思い出すとやけに懐かしくて少し泣けてくる、というのは誰にでもあることだと思うけど、そんな心情を綴った歌。
童謡『ふるさと』へのオマージュは最後のサビの繰り返しの歌詞をよく聴いてもらえればわかると思うけど、結構そのまま歌詞が使われていたりする。

9:Intermezzo ~雫
インスト曲。
6~8曲目で作った雰囲気と10曲目以降の楽曲のイメージがちょっと違うので、そこをつなぐために何かインスト曲があるといいなぁという事になって書いた楽曲。
『そんなイメージで』と春野が何となくピアノで弾いたものにストリングスなどの楽器を加えてみたら結構いい感じになって、そのままOK、収録という事になった、非常に完成までの時間が短い楽曲。

11:Rusty Half Moon
『何かやりたいことはあるけど現実的になるとやれない!』とぐずぐず考えている暇があったらやれ!と言っている楽曲。
これは昔の自分、それからこれからの自分への言葉でもある、というのが春野樹の言葉。
『やらなくて後悔するくらいなら、やってから後悔したほうがいい、というのは、やってからする後悔を知らないものの言葉だ』という言葉があるが、それでもやらずに悔やむくらいならやって悔やんだ方がいいと考えている。
やってからする後悔も散々経験したうえで、やっぱりそう考えている。

12:線香花火
アルバムの締めに相応しいバラード。
歌詞の世界は夏の終わり、住宅街の小さな公園で過行く季節を感じつつ線香花火を楽しむカップルという感じで、柔らかなバッキングの音といつもよりも少し丁寧に歌っているヴォーカルが良い雰囲気を作っていると思う。
バッキングという事になると、特に気に入っているのがイントロでアコースティック・ギターのフレーズが入った直後に一気に全ての楽器が入る瞬間の音が、いかにも歌の始まり、という雰囲気になっていると手前味噌ながら思っていて、実はそこが一番気に入っている。
夏の終わりを描くのに線香花火というアイテムは割とありきたりかなという想いもあったので、この楽曲では歌詞の中に一切『線香花火』という言葉は使わないという事を自分の中で決めて、いかにして線香花火という言葉を使わずリスナーに線香花火をイメージしてもらうかを考えて歌詞を書いたので、実は歌詞の制作にかなり悩んだ楽曲でもある。
そのおかげもあってか、この楽曲に関しては歌詞が良いという評判をいただいていて、とてもありがたく思っている。


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