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能勢農場《農場憲章》1991年
第一章〈設立目的〉
人間解放をめざす人が一人でも多く生まれ、育つこと。
第二章〈めざすべき人間解放〉
人間解放とは、
①自立、対等の人間関係をつくり出すこと。
②働くことが喜びとなる人間労働の回復をはかること。
③地球規模で自然と人間の共生をめざすこと。
第三章〈農場生活七ヵ条〉
①汗を流し、ひたむきに日々の労働に励もう。
②二四時間の共同生活を通じて、協同して働き、協同して学ぶ。
③万人をその能力で差別しない。
④仕事を選ばず、責任を限定せず、成果を一人じめしない。
⑤畑を耕し、家畜を飼い、自然の中で人間の役割を学ぶ。
⑥素直な相互批判をこころがけ、なれあわない。
⑦村の人々と仲良くなって、村の生活に根を下ろす。
第四章〈開かれた農場〉
来る者はこばまず、去る者は追わず、たてこもらずに開かれた農場をめざす。
《よつ葉憲章》1994年(2011年、第1項を改定)
1.私達は安全な食べものと、安心して暮らせる自然と環境を求め、その実現にむけて行動します。(1994年)
1.私たちは食は自然の恵み・人も自然の一部という価値観に重きを置き、自然との関わりを大切にする、安心して暮らせる社会を求め、その実現にむけて行動します。(2011年改定)
2.私達はモノよりも人にこだわります。バラバラにされた生産・流通・消費のつながりをとりもどし、そして人と人とのつながりを作り直します。
3.私達は食生活の見直しを通じて、世界の人々の生活を考え、共に生きる道をめざします。
4.私達は目先のとりあえずの解決より、根本的な未来に向けた暮らしの創造をめざします。
5.私達は志を同じくする団体や個人との協同を、小異を超えて追求します。