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 2017年もポプコンエイジが開催され、石川優子さんがなんと2年連続で出演して下さいました。ファンの期待に応えて下さり、感謝に堪えません。

 2016年に初開催されたポプコンエイジに、石川優子さんが出演する、と電撃発表されたときはファンとしては大衝撃であり大感動でした。なにせ引退されてから今まで26年間ずっとファンの前に姿を見せることがなかった石川優子さんが、突然公式にファンの前で歌ってくれるというのですから、無理もないことでした。
 2016年のポプコンエイジ後、来年もポプコンエイジが開催されたら石川優子さんにも出演していただきたいなと期待もし、もしかしたらご本人は今年一回だけのつもりで出演して下さったのかなと寂しさも感じていました。

 2016年7月24日、ポプコンエイジ事務局より、2017年もポプコンエイジを開催することが発表されました。2017年の会場は、府中、大阪、横須賀、市川の4か所です。2017年は関西に1会場設定されました。西日本のポプコンファンにも来場してもらうための配慮と思います。しかし、この時点ではまだ石川優子さんが出演してくれるかどうか、はっきりしていませんでした。
 石川優子さんがポプコンエイジ2017に出場すると発表されたのは、9月14日でした。石川優子ファン一同、うれしさで盛り上がったのは言うまでもありません。
 一般人に戻った石川優子さんとしては、来年も出場してもいいものかどうか、少し迷いというか考える時間が必要だったのではないか、あえて言えば、もしかしたら当初は本当に2016年の1回切りのつもりで出演されたのではないか、と想像しています。
 いずれにせよ、ポプコンエイジを開催してくれたヤマハさん、無理を押して出演を承諾して下さった石川優子さんに感謝です。

 ポプコンエイジ2017では、石川優子さんは大阪、横須賀、市川の3会場に出演して下さいました。 

市川市文化会館
千葉県での会場となった、市川市文化会館です。

 2017年5月20日(土)市川文化会館に4時半ごろ到着しました。天候は晴れで、気温は30度近くあり夏を思わせるやや暑い日でした。
 ロビーには今年も有志一同により、石川優子さんの出演を祝う花束がいくつか飾られていました。引退から27年たった今も石川優子さんの根強い人気が感じられました。
 出演アーティストやポプコン関連のCDなどの物品も販売されていて、その中にポプコン出身アーティストの代表的な曲を集めたベスト盤ともいえるCDと、ポプコン出身のアーティストがポプコンにゲスト招待されたときのライブ音源を集めたCDがあり、結構貴重なCDだと思ったので購入しました。
 ライブ音源CDには、石川優子さんが「夢色気流」を歌った音源が入っていました。

 席は舞台の左端から3分の1ほど中央に寄った位置で前から9列目でした。舞台に近すぎず遠すぎずで肉眼でも出演者がよく見えました。
 進行役は三浦さんとチャゲさんでした。二人で冗談や出演者のエピソードを交えて軽快に司会をこなしていました。特にチャゲさんは、「横須賀と違って今日はカメラが入っていないので気軽にトークができる」という趣旨のことを話されて、かなり興が乗って話が滑り気味であったようで、ときどき三浦さんから突っ込まれていました。
 また「特にトイレ休憩の時間は設けませんので、出演者が交代するときのセッティング時間を利用して用を済ませてください」と案内があり、去年の反省を踏まえた配慮が感じられました。

 今回も出演者の皆さんが2から3曲ずつ披露されました。それぞれポプコンに出場したときの思い出を中心にトークされていたことも去年と同じです。
 出演者は出演順に、八神純子、チャゲ、石川優子、スリーハンサムズ、因幡晃、谷山浩子、三浦和人、の皆さんです。
 出演者の皆さんの印象に残ったことを紹介いたします。(文責 筆者、敬称略)
<八神純子>・・『水色の雨』『明日の風』
「ポプコンに出たときはまだ制服を着た女子高校生だった」

<チャゲ>・・『ひとり咲き』『たった一度の人生ならば』
「このポプコンの入賞曲を3年前から三浦さんと杉山さんがデュエットで歌ってくれていることはありがたいこと」(このあと「ひとり咲き」を三浦さんとデュエットで熱唱)

<スリーハンサムズ>・・『汗』『風来坊』『さようなら』
「天野君が亡くなって1年くらいたった後、天野君を偲んでこの3人で飲んでいたとき、『3人でやろうよ』ということになった。でもすぐ一緒に活動を始めると『また儲けようと思って』と言われるから、ずっと構想を温めておいて6年経ってからスリーハンサムズを結成した」
「NSPは最初、ハードロックバンドとしてスタートしたんですよ」

<因幡晃>・・『わかって下さい』『別れ』
「わかって下さい、はポプコンで最優秀曲賞を取った曲です。この時にグランプリをとったのは、あの中島みゆきです」(後で司会の三浦さんから、「あの時は憎々し気な言い方でしたね」と突っ込まれていました)

<谷山浩子>・・『カントリーガール』『ゲド戦記の挿入歌』
「今年もう60歳になります。小坂明子さん、渡辺真知子さんと同じです。『えー60歳(まだ若く見える)』と言われるとうれしい」
「私が初めてポプコンに応募したのは高校生の時。当初は、グランプリなんか簡単に取れると思っていましたが、甘かった」

<三浦和人>・・『愛はかげろう』『?』(題名はよく覚えていません。アルバム「夢の跡先」から、と仰っていました)
「ポプコンに入賞するには、いい曲というよりもその時に強烈な印象を残すメロディがある曲の方がよいと思い、この曲(愛はかげろう)を作りました」

 さて、チャゲさんが、ひとり咲き、それぞれの人生を歌い終わられた後、チャゲさんの力強い紹介でいよいよ石川優子さんの登場です。この時、チャゲさんが1回「いかわ優子」と言い間違えられて会場の笑いを誘っていたのはご愛敬でした。

石川優子さんポプコンエイジ2017も出演です
市川公演での石川優子さんです。
(facebookポプコンエイジより)
 大きな歓声に迎えられシンデレラサマーのイントロとともに登場された石川優子さん。1年ぶりに元気なお姿を拝見し大変良かったです。去年はお歳なりの貫禄のある体つきでしたが、今年は少しスリムになられていました。ぱっと見の印象も相変わらずキュートで現役の時とそう変わっていない感じなので、今年も驚きました。
 今年は、『シンデレラサマー』、『ロンリーシンフォニィ』、そしてチャゲさんとデュエットで『二人の愛ランド』の3曲を披露してくださいました。
 発声の方は、さすがに若い現役の時のようにはいきませんが、また今も現役で活動しておられる他のアーティストのようにはいきませんが、26年間もブランクがあった割には、今年もまだまだ十分なパフォーマンスです。
 トークでは、今年は去年よりまた詳しくポプコンの思い出などを語られました。(文責 筆者)
「実は高校3年生までポプコンのことは知りませんでした。教えてくれたのは友達で、私自身歌うことが好きだったのでその友達とコンビを組んで出よう、ということになって挑戦しました。大学に入ってからもバンドを組んでポプコンに挑戦しました。残念ながら地区大会どまりで本選会には一度も出れなかったけれども、ヤマハの方から応募曲を歌う歌手として出てみないかと声がかかり、第16回の本選会に出場しました」
「音楽はタイムマシンのようです。シンデレラサマーは1981年の曲でもう36年前になります。この曲を歌うとあの36年前に戻ったような気分になれます」
「この場を借りて失礼なんだけれども、昔からずっと応援してくれて、今年もお花を贈ってくれてどうもありがとう」

 シンデレラサマーを歌い終わった後、先ほどのチャゲさんの言い間違えを受けて「いちかわ優子です」と自己紹介されて会場の笑いをとるなど、今年のステージはトークにしろ、ステージさばきにしろ、歌唱にしろ、去年よりももっとリラックスした雰囲気で全体的に余裕が感じられ、ハツラツとされていました。現役のころの勘もすっかり取り戻したかのようでした。
 二人の愛ランドのときには、チャゲさんが再登場されて、「この26年間、この曲を何人の女性と歌ってきたことか(本当はあなたとのデュエット曲なのに)」と優子さんに突っ込みを言われるなど、チャゲさんもノリノリでした。そして歌い終わった後だったと思いますが、「ユッコ、いっそのことライブをやったら」と誘い水を打っておられました。優子さんは「いやいや」と言葉を濁しておられましたが・・・。
 私も今年のステージを見て、まだ十分コンサートで通用するんじゃないのかな、当然準備は必要だけど優子さんミニコンサートでもやってくれないかな、と思っておりました。

 最後に今回の出場者全員がステージに立たれ、中島みゆきの「時代」を合唱されました。
 去年もそう感じましたが、優子さんはこのポプコンエイジコンサートの一回一回をしっかり胸に刻み付けておこうという感じで、歌い終わられた後もしばらく客席の方をじっと見つめられ(またその面影が現役のころを彷彿とさせて懐かしかったです)、手を振ったりされていました。そして後の方に軽く促されて舞台のそでに退場されてゆきました。
 
 終わってみれば、5時から約2時間半の公演でした。今年も石川優子さんへ大きな歓声、応援が送られていました。
 たとえ3曲といえど、今年も石川優子さんの生の公演を視聴できたことは大変貴重な機会でした。大げさに言えば、ホントに夢みたいです。青春時代ファンだったアーティストがたとえ単発でも、長い時を経てステージに立って歌って下されるのですから、普通はありえないことです。若かりしときのことが懐かしく思い出されて、今年も感無量でした。
 また、今年も石川優子さんが元気にお過ごしであることが確認でき、安心しました。
 なお、去年はポプコンエイジの模様がテレビ番組で全国放送されましたが、今年はとうとうありませんでした。横須賀公演の時は、テレビカメラが何台か入っていたので期待したのですが、関東圏のみのローカル番組としてニュース特番というような形で放送されたのみのようです。
 来年2018年もポプコンエイジが神戸、府中、横須賀、越谷の4会場で開催されることが、2017年の8月15日に公式に発表されております。
 そして、石川優子さんは、来年は全会場出演してくれます。
 来年も石川優子さんの公演を見ることを大変楽しみにしております。ファンの性ですが、来年は1曲でもいいから未発表の新曲などを披露してくれないかぁー、なんて勝手に空想しております。
 とにかく、2018年も石川優子さんにとっていい年になりますよう、一ファンとして祈念しています。

 
  石川優子さん、このたびは連続で素晴らしい歌を届けてくれて、
 本当にありがとう!!

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