周囲には、 跡地にあったドラム缶・車輪・ベンチ等が、 青や白に塗られ点在していた。
当時、いわゆるプレハブの小屋と鋼管用足場を作品に使ってみたいと思っていた。 どちらもリースできる。
ある日、北区の中津あたりをぶらぶら歩いていると、 ぼかっと空き地があった。 一部が深くえぐれて草が生い茂っている。
近くの人に聞くと、株式会社ピアスの所有地だという。 さっそく空き地の隣りのピアスビルに行って、警備員さんに尋ねた。
「この空き地で展覧会をさせて欲しいんだけど、 誰に頼んだらいいでしょうかね」、「そやね、総務の○○さんがいい。そんなこと好きな人やから・・」
と、 こんな風にBLUE CROSSINGは始まった。