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1964年  アンデパンダン´64年展/ 東京都美術館 オルガナイザー: 針生「一郎 池田龍雄 滝口修三 他 ´64年展実行委員会

前年1963年、東京都が制定した東京都美術館条例の陳列規格によって、美術館の使用が厳しく制限され、

当時「反芸術の」実験室であった読売アンデパンダン展が突然廃止になった。それを受けて、出品作家、評論家、

ジャーナリズムが集会を重ね、自主運営するアンデパンダン´64年展を立ち上げた。

これに呼応して、以後数年間、各地で作家が自主運営する展覧会が開かれ、私はそれらに積極的に参加した。    

*参考 「アンデパンダン´64年展」発行 アンデパンダン´64年展委員会

 

1964年  岐阜アンデパンダン・アートフェスティバル/長良川河畔  オルガナイザー:VAVAグループ

 

1965年  堺現代美術の祭典 1966820日〜28/ オルガナイザー:現代美術の祭典実行委員会 大田隆三 池水慶一

 

196    1966    汎瀬戸内現代美術展/ 岡山オルガナイザー: 横田健三 寺田武弘

 

196           1967    西日本現代美術展/ 高知・浜田富治 高崎元尚

        姫路アンデパンダン オルガナイザー: 久森俊

 

*「読売アンデパンダン展」

読売新聞社が主催した文化活動であり、日本の美術界に新たな地平を切り開いたことで知られる重要な展覧会。

   1949年東京都美術館にて読売新聞社主催の「日本アンデパンダン」展開始。

  1957年第9回展から「読売アンデパンダン」展と改称。

  「無審査、無賞、自由出品」という平等主義のもとに実施されたこの展覧会は、特に若手作家の活動を推す傾向にあり、

  60年代に入ってからは反芸術的な動向を開花させる中心的舞台となった。

  その異様な盛り上がりゆえに196416回展の前に突如中止の宣告が主催者側から申し渡され、唐突にその幕を閉じた