本物は誰? 第一話

作者:でらさん














西暦2016年・・
最後の使者はとうとう現れず、全てはうやむやの内に終わって、国連もゼーレもネルフも、微妙な緊張状態を保
ったまま存続している。
いずれは均衡の崩れる時が来るのだろうが、戦いに身を置いていた者達は、とりあえずの平穏を愉しんでいる。

セカンドチルドレン、惣流 アスカ ラングレーは心の闇を克服し、葛城宅へ復帰。シンジとも、以前のように笑っ
て過ごす日々に戻った。
アスカとシンジの間にどのような葛藤があり、どのような経緯があって二人が和解に至ったかは誰にも分からない。
それについて聞かれると、二人は貝のように口を閉ざしてしまうからだ。
ただ、以前より少しだけ穏やかになったアスカを見て、二人の間に何かあったのだろうと人々は噂し、二人は当
然付き合い始めるのだろうと疑わなかった。

しかし、状況はほとんど変わらない。
二人の関係は友達の延長線上・・・
誰が見ても、そうとしか思えないのだ。


「復興はいいけど、やたら人が増えるってのも問題よね。
日本人て、どうしてこう、一カ所に集まりたがるのよ」


学校のカリキュラムが終わった放課後、アスカはシンジと連れだって第三新東京市市街中心部をネルフに向かっ
て歩いている。
その歩みは実にゆっくりで、あちこちから聞こえる復興工事の騒音を愉しんでいるかのようだ。

零号機自爆に因る新たな湖は大規模且つ精力的な土木工事に因って消し去られ、更地となったそこには、新たな
都市計画に沿って先進的な街並みが姿を現しつつある。
使徒戦での最終局面でズタズタにされたライフラインも完全に復旧し、第三新東京市は新たな生命を与えられたか
のような急速な復興で、一日ごとにその姿を変貌させているのだ。
戦いの終結から一年も経たないのに、この復興。
アスカは、口から出る台詞とは裏腹に、この国の民の底力を凄いと思う。
自分の隣を歩く少年も、追いつめられると、とんでもない力を発揮する。ある意味、国民性かもしれない。

しかしアスカにとって、それは不満。
力在る者は、常に力を発揮して貰いたいものだ。


「それ、僕に言ってる?」


「まさか。
アンタにこんな事言っても無駄なのは承知してるわ。単なる愚痴よ」


「愚痴か・・
昼間のこと、まだ気にしてんの?」


「気にもするわよ。
アタシが困ってるのに、アンタ助けてくれないんだもん。
レイが間に入ってくれて助かったわ」


昼間の事とは・・

今日、シンジ達のクラス、3−Aに転校生が一人、編入してきた。
それ自体は問題ではない。最近では第三新東京市の人口増に伴い、転校生が非常に多い。3−Aでも、今年度既
に六人目。
問題は、転校してきた少年がかなり社交的で、その上女子生徒達を魅了する美形・・更にその少年がアスカに目を
付けた事。
転校生は昼休みになるとアスカにまとわりついて離れず、しつこくデートに誘っていた。
シンジもその様子は見ていたのだが、遠巻きに見ているだけで、しきりに視線を向けて助けを乞うアスカの期待を裏
切り続けたのだ。

結局、見かねたレイが強引にその少年を排除。
嘗ては毛嫌いすらしていたレイも、性格が変わりつつあることもあって、今ではアスカの大切な友人の一人。
そんなレイに比べ、アスカにはシンジの態度が不満だった。


「アスカのことだから、自分で何とかすると思ってたよ」


「目で助けを呼んでたじゃない」


「それだけで分かれってのは・・」


「いいわよ、もう。アンタに期待したアタシがバカだったわ。
訓練に遅れるから、走るわよ。ほら!」


「う、うん」


シンジの先を走るアスカは、未だ自分に対して遠慮するシンジに憤り、それを口に出せない自分にも憤っていた。

自分を心の闇から救ってくれたのは、他ならぬシンジ。
散々汚い言葉をぶつけ罵倒し、拳で何度も殴ったのに、彼は自分を赦してくれた。
それだけではない。
彼も自分を罵倒して・・・犯した。

しかし普通ならばそこで決定的に破局する人間関係が、自分達の場合、そこで急展開。
アスカはなぜか心の平穏を取り戻したのである。
誰も興味を向けなくなった病室で、アスカは数え切れないくらい、何度も何度もシンジに抱かれた。
苦痛でしかなかった行為が快楽に変わるまで僅かな時間しか必要とせず、アスカは官能という言葉の意味を体で覚えた。
肉欲が心の闇を押し流したのかも・・
アスカが心の奥底でシンジを欲していただけかもしれない。

ところがシンジは、アスカが退院して再び同居が再開されても指一本触れてこないし、必要以上に親しい態度をとろうとも
しない。
退院した後、それなりの甘い生活を期待していたアスカは、まさに拍子が抜けた。
アスカも変に思ったが、女の自分から誘うのも気が引けて、これまで特に追求することもなかったのだ。


(アレは、アタシ達にとって必要な儀式だったのよ。レイプなんかじゃないわ。
いつまで気にしてるつもりよ、バカシンジ!)


もう少しシンジに押しの強さがあったら・・
アスカは、そんな願望が頭から離れなかった。








「ちょっと、意地張っちゃったかな」


自宅マンションへの道を歩くアスカは、指定席(左側方)にシンジがいない現実に後悔していた。

ネルフでの格闘訓練。
シンジより練度が高いせいで訓練時間も短いアスカは、シンジの訓練終了を待たずに自分だけサッサと帰ってきてしまった。
いつもはシンジを待っていて、雑談しながら帰るのがアスカの楽しみの一つでもあったのに。

しかし今日は昼間の一件が尾を引いていて、とてもシンジを待つ心境ではなかった。
結果、アスカは一人での帰宅となったのだ。

とはいえ、慣れない一人歩きは寂しい。
恐くはない。周囲に人の気配は無いが、保安部のガードが常に自分の身辺を護っているのは知っている。
三人くらいの相手なら、実力で排除できるだけの自信もあるし。
要は、シンジが隣にいない事が寂しいわけ。


「一人でお帰りかい?惣流さん」


と、いつも買い物に寄る自宅近くのコンビニをいくらか過ぎたところで、アスカは後ろから声をかけられた。
ふり返ると、そこにいたのは、今日転校してきたばかりの転校生と柄の悪い高校生くらいの少年が二人。
計三人の少年が嫌らしい笑いを顔に浮かべて立っている。
こんなタイミングが偶然である筈がない。誰かから住所を聞き出し、待ち伏せしていたのだろう。
三人の関係は分からないが、類は友を呼ぶと言うし、アスカには関心もない。


「しつこいわね、アンタ。
あまりしつこいと、命に関わるわよ」


「噂通り、気の強い女だぜ。
でも気の強い女は、やっちまえば従順になるっていうぜ。
すぐやっちまおう!」


「俺達も前から目を付けてたんだ。
でもネルフ関係者だから、手を出せなかった。
お前には感謝するぜ」


短く刈り込んだ髪の毛を金色に染めた柄の悪い少年達は、いかにもそれらしい台詞を吐いてアスカににじり寄る。
同時にアスカも同じだけ後退し、彼らとの距離を取る。
三人とも結構体格はいいので、押さえ込まれたらまずいことになる・・が、そうなる前にガードが処理するはずだ。


「礼には及ばないよ。僕の誘いを断った惣流が悪いんだ。
僕のお父さんは、ネルフの高官でさ。
惣流が関係者だろうと何だろうと、関係ないよ。父さんが揉み消してくれる」


ネルフの高官と聞いたところで、アスカは転校生の苗字を記憶から引っ張り出してみる。
・・が、そんな苗字の高官など記憶にない。少なくとも部長クラスにはいない。すると、局長以下か。


「一応聞くけど、アンタの父親って、ネルフで何やってるの?」


「聞いて驚くな。
財務局長だ!」


「・・・そうなの。よく覚えておくわ」


財務局は、総務部の一部局。
アスカとはあまり縁のない総務関係者では、分からないのも道理。アスカはそれで納得した。

ついでに財務局長の更迭もここで決まった。
ネルフは現在、組織引き締めのための綱紀粛正が叫ばれており、不正などに対しては厳罰で臨んでいる。息子の犯罪
を揉み消すなど、以ての外。
名の知られた自分に対してこんな事をするくらいだ。今まで警察に介入して揉み消してもらった前歴があるのだろう。
だが局長クラスなど、アスカにとっては一般職員とさして変わらないレベル。
何より、同居するシンジは司令の息子だ。目の前の馬鹿息子は、その事実を知らないようだ。


「ふっ、観念しろよ。可愛がってや・る
ブッ!


そして転校生が一気にアスカへ接近しようと身を乗り出してきたとき、彼は突然アスカの後ろから現れた影に吹き飛ば
され、道路に転がった。
転校生は鳩尾辺りを押さえ、道路で悶絶している。かなり苦しそう。
他の少年二人は一瞬唖然としながらも、喧嘩慣れはしている様子で、すぐ影・・少年に飛びかかっていった。
あまりの速さにアスカが影としか捉えきれなかったのは少年。しかも後ろ姿には見覚えがある。シンジだ。
シンジは襲いかかってくる少年達の内一人をかわすと、もう一人の顔面に右正拳を叩き込んだ。


ベキィ!


何かが折れたような不快な音を発した少年は、言葉もなく、そのまま道路に沈む。
倒れた少年の顎が不自然に変形し、鼻と口から血を吹き出しているのを見たアスカは、彼の顎が破壊された事を知り、
驚愕した。
顎の骨が折れたことに対してではない。シンジがそこまで遠慮のない攻撃をしたことに対して驚いたのだ。
いくらシンジが切れたとしても、ここまでするとは・・・


「ば、化け物か・・
くそ!


シンジは逃げようとする残り一人の襟元を背後から押さえ、正面に向かせると、腹に膝を蹴りこむ。


「ぶほぉ!」


体格は相手の方が一回り大きいというのに、その体格差も問題としないほどの圧倒的な腕力と反射神経。
明らかに遠慮はないと思われるその蹴りは簡単に少年の意識を奪い、少年は他の二人と同じように道路へ転がった。
シンジは、そんな彼らを冷たい目で一瞥し、アスカに向き直る。
右の拳に返り血を浴びたその姿は、なかなか凄惨・・だが、頼もしくも見える。


「何もされなかった?アスカ」


「え、ええ。
凄いわね、シンジ。いつの間に、こんな強くなったの?」


「僕だって、伊達に訓練やってるわけじゃない。
それに男ってのは、好きな人を護るためなら、いくらでも強くなるものだよ」


いつもは絶対言わない台詞を口にするシンジが、アスカには別人に思える。心なしか、体つきも逞しく見えるから不思議だ。
顔も、少し浅黒く見えるくらい。
喧嘩でシンジの精神状態が多少ハイ気味で、助けられた自分も浮かれている自覚はあるが、どうも変だ。


「う、嬉しい台詞だけど・・・何か変よ、アンタ。
いつものアンタじゃないわ」


「酷いよ。
まあいいや。公園で手を洗ってくるから、あそこのコンビニで待っててよ。
血の付いた手でコンビニ入るのも、気が引けるからね」


「分かったわ。早くね」


アスカは、保安部の関係者らしき人間数人が道路に転がる少年達を引きずっていくのを横目で見ながら、コンビニへ足を向けた。

あのシンジなら、今夜はひょっとして・・
久しぶりの行為になるかもしれないという期待にアスカの体は自然と反応し始め、下着が湿っぽく変化した事を自覚する。
そんな自分を、アスカは恥ずかしいと思う。でも用意はしておいた方がいいと、本能が彼女を後押しした。


「ボディシャンプー切れかけてたから、買っとかないと。
スキンはいらないからいいとして・・・シンジ?」


コンビニに向かうアスカは、対面から駆けてくる人物がシンジと分かり、思わず足を止めた。
だが、あり得ない。シンジは、ついさっき公園に向かった。公園は、まるで逆の方向だ。


「アスカ!どこ行ってたんだよ。
携帯にも出ないから、心配したよ」


「・・・どういうこと?」


「まだ怒ってるの?
もう、勘弁してよ。次からは、ちゃんとアスカを助け」


「ちょっと待って。そうじゃないの。
アンタ、公園に行ったんじゃないの?」


「公園?何だよ、それ」


「だって、アンタはさっき、アタシを護って喧嘩して・・」


「喧嘩?何のこと?
僕は、ここに来たばかりだろ?」


話がまるで噛み合わない。
アスカは振り返ってさきほどの現場を見るが、少年達は既に連行された後で、そこには何もない。
そして向き直り、シンジの右手を見る。そこには血がかなりの量飛び散っていた・・・が、何も付いていない。


「夢でも見たっていうの、アタシ」


「何がどうなのか分からないけど、とにかく帰ろう。
家でゆっくりと事情聞くよ」


「うん・・」


アスカの様子に気を遣ったのか、シンジはアスカの手を引いて家に向かう。
そしてその手は、いつの間にか腰に回され、アスカもシンジの腰に手を回していた。

ミサトの帰らなかったこの夜・・
気分の盛り上がった二人は久しぶりに官能の世界に耽溺し、互いの想いを再確認した。





翌日 ネルフ本部 司令室・・


いきなり訪ねてきた息子は冬月の同席さえも拒み、二人だけで話がしたいという。
そんな息子に当初は喜びを隠せなかったゲンドウだが、二人になると、そんな思いは吹き飛んだ。
息子の自分を見る目には憎悪しかない。それも、殺気さえ隠さない憎悪。ここまで恨まれているとは思わなかった。
しかし何か様子がおかしいと思ったゲンドウは、仕事のふりをして机上の端末を使い、キーボード操作だけで保安部に
シンジの所在を確認させた。
すると、シンジは学校で授業中との返事が画面に。
では、目の前にいるこの少年は一体・・


「お前は誰だ?」


「何を言ってるんだ、父さん。
僕は碇シンジ。サードチルドレンにして、あなたの息子だよ」


不敵な笑みを返す少年は、外見だけ見れば確かに息子。
だが・・・


「違う。お前は、シンジではない。
シンジは今、学校にいるとの報告だ」


「ふん、もうばれたか・・
この世界では、まともな父親のようだね。情を失ってない」


「この世界では?・・・まさか、お前は」


「ついでに頭も廻るらしい。
僕の父親とは大違いだ」


憎悪の消えた少年をサングラス越しに見やりながら、ゲンドウの頭に、ある推論が浮かぶ。

平行宇宙。

可能性として考えられるのは、別の可能性で時を刻む平行宇宙からの訪問者。
あくまで可能性。平行宇宙の存在が実証されたわけではないし、どうやって次元の壁を越えるのかとの疑問もある。
とはいえ、そう考えれば辻褄は合う。


「平行宇宙が実在していたということか。
お前が別の世界から来たとして、お前の世界は、一体どういう世界なのだ?」


「聞きたいか?」


「ああ、是非にな」


「絶望という言葉しか思いつかない世界だよ、あそこは。
全てが狂ってた」


その後、シンジでないシンジが紡ぎ出す言葉を、ゲンドウは神妙な面持ちで聞いた。
そして全てを聞き終えた後、ゲンドウはこのシンジに同情を禁じ得なかった。周りにいるほとんど全ての人間から否定、
もしくは無視され続ければ、ここまで歪むのも無理はないと思う。
そう・・
このシンジは歪んでいる。

恐らく別世界の自分達は、シンジを最初から補完計画の要として考えていたのだろう。そのために精神的に追いつめ
ていったに違いない。
いかに別世界の事とは言え、もう一人の自分が理解できない。
自分も非情で聞こえた人間だが、実際の所どうかと聞かれれば、単に感情表現が苦手に過ぎない。シンジとも親子
の触れ合いというものを望んでいるし、このシンジに対しても、情らしきものを感じる。


「何て事だ・・
たが、そんな世界を捨てたお前がここに来た理由は何だ?
自分のいない世界を見つけ、そこで平穏に暮らす事も可能だったろうに」


「自由自在に世界を行き来できるわけじゃない。限界があるんだよ。
この世界にも望んで来たわけじゃなくてね。ちょっとしたトラブルで、迷い込んでしまったんだ」


「この世界の自分と入れ替わるつもりか?」


「最初はそれも考えたんだけど、こっちの僕はまあまあ巧くやってるようだから、それは止めた。
何より、アスカは簡単に見破るだろうからね。彼女の悲しむ顔は見たくない」


全てが狂った世界でも、希望というものはあった。それがアスカだ。
彼女との心の触れ合いが、シンジにとって唯一のオアシスだった。それが例え仕組まれた物であっても、シンジはそれ
に縋った。
だが、彼女はいない。彼のアスカは、死んでしまった。


「では、何を」


「とりあえず、ここで生活する手段を確保したい。
普通に暮らせればいいよ。学校に行かせろとも言わないから」


「それくらい構わんが・・
その顔は厄介だな。職員が混乱する」


「なら、少し変えるか」


言葉の後、シンジの顔は微妙に歪み、シンジに似ているというレベルにまで変化した。これなら、親戚で通じるだろう。
体を自在に操作する特殊な能力を持っているようだ。ただの人間ではない。


「人間ではないのか、お前は」


「人間だよ。
ただ、次元の壁を越えて違う世界に移る度、特殊な能力が身に付くんだ。しかも一度身に付いたら、それを失う事はない。
体の分子構造を変化させる身体操作も、その一つだね。
でも大した力じゃない。こうやって僅かに顔を変えて、保安部の目をくらませるのが精一杯。手品と大して変わらないよ。
とんでもない力を持ってるなら、あんたに保護なんか求めない。今頃、好き勝手やってる」


「お前は、何回このようなことを・・」


「身の上話で人を愉しませるのは苦手だし、話すつもりもない。
だから、部屋の手配を頼むよ・・叔父さん」


「・・・叔父さん?」


「三鷹の親戚はあんたの血縁だろ?母さんの方の親戚が訪ねて来たとでもしておいてよ。
それなら、説明は付くじゃないか」


「分かった。そのようにしよう」


机上の受話器を取り、内線で総務部長を呼び出したゲンドウは、適当な部屋を確保するよう指示。
その電話中、手を後ろに組んで直立するシンジを盗み見るゲンドウは、この少年の能力が本当に万能でないのか、疑
問を感じた。
十五歳の少年にしては、あまりに余裕のあるその態度が、ゲンドウの警戒感を煽るのだ。
いや、身体操作が自由に出来るなら、彼が別世界のシンジであるとの確証もない。


(この少年の目的と正体、調べる必要がある・・・それも慎重に)


平行する異世界からの干渉は、上手くいきかけていたこの世界に、少なからぬ影響を及ぼす事になる。





つづく


でらさんから新シリーズ「本物は誰?」の第一話をいただきました。

異世界シンジですか…なにやら面白そうですが、

>平行する異世界からの干渉は、上手くいきかけていたこの世界に、少なからぬ影響を及ぼす事になる。

予断を許しませんね(^^;;

読み終えた後にはぜひでらさんへの感想メールをお願いします。

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