8時間放心し、5時間泣き明かした後…相田ケンスケ(元・碇シンジ)は
ついに最終解脱へと至ったようである。すっかり感情の抜け落ちた石像
のような表情を譬え、彼は不意にぽつりと呟いた。

 「…。…とれないや…脇役の臭い…」

 …既に夜も明け、早朝時の清々しいそよ風が、周囲の草原にさざ波を立てていた。


 NEON GENESIS EVANGELION "K≠S"・・・第一話「再会」  

筆者:淡乃祐騎さん


 

 まだ薄暗い早朝時の街中を、彼はとぼとぼと歩いていた。
 その手に具えているのは本人の生徒手帳と、第三新東京市の
市街地マップのみである。屋外用テントを始め、その他諸々のアイ
テム類は全て置き去りにしてきてしまったようだ。…もともと彼の
モノではないし、今の精神状態からして、他人のモノなどに構って
いられる程の余裕はなかったのだろう。

 今彼は生徒手帳に記載された住所を元に、相田ケンスケの自宅を
目ざしていた。もしかしたら、そこに本物のケンスケがいるかもしれな
いと考えたせいである。そして本物ケンスケにあえば、この悪夢から
脱することが出来るかも知れない…。そんな、何の根拠のない思い
込みだけが今の彼を突き動かしている根拠であった。しかし、今の彼に
その事を責めるのは、あまりにも酷というものであろう。

 やがて辿り着いた彼の自宅は、かつて彼がここに来た時に住んでい
た住宅群と、同じ区画内にあった。建物も同じ造りのようである。どう
やらここら一帯は、例の関係者に割り振られた、専用の居住区なのらしい。

 自宅の扉の前にたち、まず彼は呼び鈴を押してみた。しかし。幾ら待って
も、結局中からは何の反応もなかった。当初の目論見があっさりと崩れ、
再び途方もない脱力感に苛まれるシンジ。しかし、このままぼっとここで
立ちつくしている訳にもいかず、仕方無しに彼は財布の中に納められていた
セキュリティカードを使ってみた。
 そしてその結果…当然の事かも知れないが、扉はあっさりと開いた。

 中に入ってみると、やはり人の気配は全くなかった。部屋の間取りなどは
かつての彼の家と何ら変わりなかったが、しかし以前の家と比べ決定的に
違ったのは、生活の匂いが全くしないことである。かつての家は世帯主が
どうしようもないズボラだったせいもあるが、(凄まじいほどの)生活感が
漂っていた。しかし、今彼がいる家は、まるでモデルハウスかの如く整然と
してはいるものの、生活感を想起させるものが一切なかったのである。
 どうやらこの家は、人がいないことのほうが常だったのかも知れない。

 玄関を通りすぎダイニングにはいると、テーブル脇にかけられたホワイト
ボードが目に入った。各の連絡用に使っているらしく、そこには彼の父親が
松代というところに出張中である旨が書かれていた。出張期間は1ヶ月とな
っているが、いつから一ヶ月であるのかはかかれていない。次いでその下に
はケンスケが書いていったのであろう伝言が残されていた。

 『夏期漢成訓練→戦闘演習』

 などとかかれているが、当然ながら今の彼には、かつての彼が何を言いたか
ったのかなど全く理解できなかった。
 母親がいないことは以前の彼から聞いていたので、どうやらこの家は暫く彼
一人になるようであった。…前世の因縁もあって父親という存在に畏怖がある
今の彼には、この状況はありがたかった。

 想像はしていたものの、いざ入ってみるとやはり彼の部屋は驚異的なサイバー
空間
と化していた。10畳程の室内へ所狭しにセッティングされた意味不明のデ
ジタル機材。そして足場がないほどに部屋を埋め尽くすミリタリー関連の雑誌類。
 念のため探してみたが、結局勉強用具らしきものはついにでてこなかった。
 他の部屋とは別の意味で、生活感が枯渇しきった正真のトワイライトゾーンであった。

 すっかり脱力した彼は、のろのろと部屋を後にした。唯一まともな気分になれそ
そうなリビングのソファに腰を下ろし、ぼんやりと佇む。するとその直線上には
側壁に埋め込まれた等身大の姿見あり、否応なく彼はそこに映し出された自分
の姿を再び垣間見るハメになった。
 まるで嫌がらせとしか思えない配置である。…次の瞬間、彼の瞳に最早枯れ
果てたと思われていた一滴の熱い滴が浮かび上がっていた。

 「酷いよ綾波…この仕打ちはあんまりだ…」

 この世の終わりを譬えた表情になって、思わず呟くケンスケ(exシンジ)。
 ある意味、彼の価値観は非常に失礼千万なものである。前世に於いて彼が
自分の親友を如何に考えていたのかが、図らずも端的に伺える情景であった。

 「僕に何の恨みがあるって言うのさ…せっかく、やり直そうと思ったのに…
この脇役臭い顔じゃエヴァにも乗れないし…綾波…僕は一体どうすれば………」

 「…。大丈夫よ」

 「…えっ!??」

 …あらぬ方向から突如聞こえたその台詞に、彼は背後を振り返った。すると
いつの間にか、彼の背後には第一中学の制服を纏った少女が佇んでいた。
 突如音もなく出現したその少女。服装こそ見慣れた制服姿だが、真夏なのに
何故かスキー帽をすっぽりとかぶり、目には漆黒のサングラス、そして口元を
マスクで覆い被しており、皮の手袋をはめていた。あからさまに怪しいいでたち
である。

 「だっ、だれっ!??」

 すっかり怯えた様相で狼狽えるケンスケ(exシンジ)。
 しかしそんな彼を、少女は落ち着いた物腰で見据えていた。

 「…。わたしを忘れたの?…碇君…」

 マスク越しのくぐもった声で冷静に返す少女。やがて彼女はスキーキャップ
をとり、サングラスをはずした。その瞬間、サラリと蒼色の頭髪が零れ落ち、
円らな赤い瞳が彼の瞳を捕らえた。その特徴ある姿を確認した瞬間、彼は
少女が誰であったのかを認識した。

 「あっ…綾波ぃ!??」

 「…また、会えたわね」

 マスクをはずした彼女は、あの時と同じように、穏やかな微笑みを浮かべた。

 「な、何で綾波がここに…そ、それにまたって…??」

 「…。だってわたし、三人目だもの……」

 「…、はぁ??」

 

 

 …ソファーに腰掛け、シンジのいれたアイスティを無言ですする”自称3人目”の綾波レイ。
 やがて縋るようにまとわりつくシンジの熱い視線に気づき、冷めた視線で彼を見据える。

 「……何?」

 「な、なにって…。聞きたいのはこっちの方だよ………」

 あの後、突如現れた綾波レイがもたらした話は、彼にとってあまりにもショッキン
グなモノばかりであった。それ故、彼の頭の中でまだ整理し切れていないようである。

 「も、もう一度だけ説明してくれないかな…」

 「……。また?」

 あからさまにめんどくさそうな顔をするレイ。それもそのはず、
既に先程から、同じ説明を3度も繰り返しているからである。

 「ダメかな……(うぅ、昔の綾波は絶対にこんな顔しなかったのに…)」

 「……。いいわ」

 …ヤレヤレ…といった感じの溜息をつくと、彼女は再びシンジを見据えて言った。

 「認めたくないのは解るけど…碇君。あなたの魂は相田君の身体に宿ったの。
つまり、幾らあなたが前世の記憶を持っていたとしても、この世界でのあなたは
相田ケンスケそのものでしかないわ。何でこうなってしまったのかは、私にも解らないわ。
 ただこの世界は、あの瞬間神に等しい存在となった、あなたによって再構築された
世界なの。可能性として考えられるのは、世界の再構築を願うさい、何らかの歪んだ
イメージが入り込み、そこから歪みが生じたのかも知れないわ。…碇君、さっきも聞い
たけど、本当に心当たりはないの?」

 「あっ…当たり前じゃないか!…疚しい事なんて何にも考えてないよっ」

 フンフンと鼻息を荒くして珍しくも憤慨するシンジ。…ヒトは正論を指摘されると
頭に血がのぼると言うが、実際の所今の彼は正にその状態であった。

 サードインパクトを未然に防ぐ為、闘いをやり直すついでに、女の子達との関係も旨く
ヤリなおし気持ちのいいこともたくさん見つけたいなどと考えてしまっていたのは、誰
にも言えない彼だけの秘密だったからである。

 「そ、そう…。よ、よかったわね…」

 ギラギラとした目つきで睨み付けられ、さすがの彼女もシンジに気圧され気味である。

 「…。でも、三人目であるわたしが同じくこの世界に存
在するのも、おそらくは歪みが生んだ過ちだと思うわ」

 「あ、過ちだなんて…。でも、確か身体の予備はあっても綾波
レイの魂そのものは、一つしか存在しえないんじゃなかったの?」

 「…そうよ。第二使徒としての魂は今も一つしか存在しないし、その魂はこの世界に現存
する二人目の綾波レイが体内に宿しているわ。…だから、今のわたしが何者なのかは、わたし
自身にもよく解らない。ただ少なくとも言えることは、今のわたしはヒトと同質の体質保持者
であると言うことだけね。今のわたしには生身のままATフィールドを操る事もできないし、
恐らくもう、エヴァにも乗れないでしょう。それに……かつてのわたしは”血を流さない女”
だったけれど、今は違うもの。生殖行為を行えば、ヒトの女性と同じように新たな生命を宿す
事もできるわ……。重ねて聞くけど…碇君、あなた本当に心当たりはないのね?」

 「なっ、ないっていってるだろ!…さっ、さっさと話を続けてよっっ」

 「……。まぁ、いいけど…。…さっき言った、二人目のわたしがこの世界で現存している
のと同じように”この世界の碇シンジ”と呼ぶべき存在も、実在しているわ。だけど、わたし
と違って予備の器を持たない碇君の魂は、いまは相田君の身体にいる。…ということは、
さっきもいったように……」

 「現存する僕の体の中には、ケンスケの魂が入り込んでいるってこと?」

 「…そう考えるのが、妥当ね」

 「…うぅ。最悪の事態だ…」

 ケンスケの事だ。きっと今頃、僕の顔をしたまま女子更衣室を盗撮したり
街中でいきなり小隊長殿!?とかいって発狂したりイヤーンな感じ!
とかいう脇役臭いセリフを連発して周囲の失笑をかっているに違いない…。

 頭の中でそれらの光景を想起するシンジ。顔色が更に悪化したのは言うまでもない。

 「…。ケンスケは、自分の魂と身体が一致していない事に気がついていないのかな?」

 「いえ。気がついてるみたいよ」

 「だったら…」

 「でも、協力する気はないみたいね。彼、今の生活を気に入ってるみたいだから」

 「そ、そんなぁ…」

 「碇君は目が覚めるまでに時間がかかってたみたいだから、知らないでしょうけど…
わたしたちが転生したのは、第三使徒が襲来した日だったの。そして現存する碇シンジ
…即ち相田君は、過去と同じく第三使徒を撃破して、今は葛城三佐と同居しているわ」

 「……。(あの野郎!)」

 図らずもケンスケの意図を看破し、歯ぎしりするシンジ。

 かつてシンジが彼女と同居していた頃、エヴァのこともそうだったが、それよりも
なによりも、彼女との同居を彼が盛んに羨ましがっていたのを思い出したのである。
 今、彼の脳裏によぎるのは、かつての親友との以下の如き会話であった。

 

 旧ケンスケ:『なぁシンジぃ…葛城家の洗濯は全部おまえがやってるって、本当か?』

 旧シンジ :『うん…』

 旧ケンスケ:『だったらさぁ…その幸せを、俺にも少し分けてくれよ』

 旧シンジ :『な、なんのことだよ…』

 旧ケンスケ:『ミサトさんの下着…2,3着パチってきてくれよ」

 旧シンジ :『えぇ!?…そんなもの手に入れてどーするつもりなのさ!(だいたい想像つくけど…)』

 旧ケンスケ:『…。ほしい!ほしい!欲しすぎる〜!!ミサトさんの下着が、超絶にほしい〜っ!!

 旧シンジ :『わ、解ったからそんなに大声出さないでよっ!』

 

 …今、シンジの脳裏では、自分の顔をしたケンスケがミサトの下着類を床一面にぶちまけ
その上を裸で転げ回りながらイヤーンな感じ♪とほざいている場面が描かれていた。
 …怒りのせいか、彼の思考回路は些か暴走気味になっているようである。

 「…ま、まずいよ綾波!…このままじゃ僕のアイデンティティがっっ」

 「………。大して変わらないと思うけど…

 ぼそりと呟くレイ。…そう、二人目の記憶も受け継いだ彼女は知っていたので
ある。二人目のレイがこっそり聞いていた、以下の如き続く会話の一部始終を。

 

 旧ケンスケ:『成功したあかつきには、惣流と綾波のマル秘写真を進呈しよう(ニヤリ)』

 旧シンジ :『…。しょ、しょうがないなぁケンスケは…。こ、今回だけだよ?(ニヤニヤ)』

 

 そんなわけで、彼が脳裏で何を考えているかなど全てお見通しである彼女は
深い溜息をもらしつつ、仕方無しに話を続けた。…因みに彼女はその取引が今回
だけなどではすまされなかった
ことも知っていたが、それにはあえて触れなかった。

 「もう一度聞くわ…。碇君、あなた自分の身体を取り戻したい?」

 「あ、当たり前じゃないか!…でも、そんなことが可能なの?」

 「解らないわ…。でも碇君。あなた今の自分の身体で、何か気づいた事はない?」

 「…。あっ!…そういえば…」

 …そう言われて気づいたのか、彼は自分の目元に手をやった。…全く意識して
いなかったが、彼は今までずっと、眼鏡を掛けていなかったのである。かつての
ケンスケは眼鏡がなければ何も見えなくなってしまうほどの乱視だったはずである。
 しかし、今の彼は何もしていないのにも関わらず、通常通りの視界を得られていた。

 「ようやく気がついたみたいね」

 「これって、どーゆーことなのかな……」

 「おそらく、魂の定着が不完全だったんだとおもうわ。それが
原因で、体質変化が起きているのかも知れない。…つまり裏を返せ
ば、何らかのきっかけで元に戻ることもあり得るんじゃないかしら」

 「う〜ん…。もしそうだったら嬉しいけど、でも何が要因となって
こうなったのかが解らなくちゃ、どうしようもないんじないかな…」

 「…。そうね。でも、あてはあるわ」

 「…あて??」

 「…ええ。この世界の始まり…サードインパクトをもう一度おこすのよ」

 「…えぇっ!?…さ、サードインパクトをっ!??」

 冷めた顔つきのまま、とんでもないことを言い出すレイ。
 そんな彼女を見るシンジの目つきも、何かとんでもなく恐ろ
しい存在を前にしているものに変容する。しかし、そんなこと
など気にも留めていない様子で、彼女は話を続ける。

 「…しかも現存の碇シンジではなく、今のあなたを拠り代としてでなければ
意味がないわ。…だから碇君。あなたは何としても、今の状態のままでもう
一度エヴァ初号機のパイロットとなる手段をみつけるのよ」

 「…そ、そんなぁ…この顔じゃ無理だよっ…それに僕は、
サードインパクトを未然に防ぐために戻ってきたのに…」

 「…何甘いことを言ってるの碇君。…あなた、その顔のままでいいの?」

 「…うぅっ。それは絶対にイヤだけど…。で、でも、僕が拠り代にまでならな
くても、ふつーにサードインパクトが起きれば、元に戻れるんじゃないかな…」

 「それはないわ。…さっきも言った通り、現存の碇シンジである相田君は全て
を知った上で、今の生活に執着しているわ。それはすなわち、どうすればサード
インパクトを防げるかについても知っているということなのよ。彼は全力でそれを
阻止しようとするでしょうし、初号機の力があればそれは十分に可能だわ。それに、
もし仮にサードインパクトが起きたとしても、彼はあなたがそうした通り、再び同じ
世界の再生を願うはずだわ。もし仮にそうなったら…碇君、あなたずっと無限ループの
ように相田ケンスケをやり直し続けないといけない
かもしれないのよ。…あなたにその
屈辱が耐えられる?」

 「…うぅっ、それは………」

 「…。さぁ、どうするの碇君。…やるの?やらないのっ!?

 『やるの』の部分を限りなく優しい口調で、『やらないの』の部分を般若のような顔
つきをして問いただすレイ。彼女が何を考えているのかは謎だが、どちらを選ばせ
たいのかは火を見るより明らかである。

 …かつて見たこともない彼女の表情を垣間見た瞬間、彼の回答は反射的に導き出されていた。

 「…やっ、やります。…ぜひ、やらせてください!…僕は初号機パイロット、相田ケンスケですっ

 「…。そう…」

 …その回答を聞いた瞬間、彼女の顔にゲンドウ調の怪しげな嘲笑が浮かんだ。
 しかしそれはわずか一瞬の出来事であった。次の瞬間には元の優しげな表情に
戻り、次いで、すっかり脱力して俯いているシンジに優しく語りかけた。

 「…。心配しないで碇君。碇君がそう決めたなら、わたし、全力でサポートしてあげる」

 「あやなみ…」

 その優しい口調に絆され、ゆっくりと顔を上げるシンジ。するとそこには、
聖母の如く穏やかに微笑む彼女の姿があった。

 「前世からの約束だもの…。碇君…例えこの先何があっても、あなたの事はわたしが守ってあげる…」

 「…。あっ、あやなみぃ〜!」

 その微笑みにかつての綾波の面影をみたシンジは、思わず彼女に元にダイブした。

 しかし。…二人が接触するよりもほんの一瞬早く、シンジの顎下へ彼女のはなった
アッパーブローがカウンター気味に命中。…次の瞬間、彼女の足下でシンジは膝から崩れ落ちた。

 「……うぅっ…な、なんでだよ綾波…」

 「ごっ、ごめんなさい…」

 自分でも何故そんなことをしたのかが理解できないようで、彼女は困惑気味に言った。

 「そ、その顔が近づいてきた途端、何故か身体が拒絶反応を…」

 「……うぅっ…やっぱり僕は要らないキャラクターなんだ……」

 「ごっ、ごめんなさい…」

 よよよと泣き崩れるシンジを前にして、こんな時どんな顔をすればいいのか解らない
彼女は、暫しおろおろとした後、結局「ひ、非常召集…さき、行くから…」と、言い残し、
その場から逃げ出した。


 <次回予告>

 全ては真の身体を取り戻すため…。
 レイ(三人目)に唆され、悪の道を歩む決意をしたシンジ。しかし、そんな彼の元に
偽りの身体を得た少年が立ちはだかった。

 『よぉシンジ…俺の肉体はどうだい?

 [EVA K≠S] 次回…『対峙』
 この次も、イヤーンな感じ!

第二話へ


 淡乃祐騎さんから全壊前回のお話の続きをいただきました。

 実にイヤーンな感じ!に壊れてますなぁ〜(笑)シリアスっぽい話かと思ったら結構アレですね〜(^^)

 今のシンジの肉体にはケンスケが入っているのですね‥‥。
 それもシンジのケンスケなみに卑しい雑念がもとになっていたとは‥‥

 自分の肉体を取り戻すために闘う決意を固めたシンジ。
 果たして彼に勝機は‥‥と気になりますね。

 レイも応援している(というかけしかけている)ようではあるですが‥‥何か彼女にも思惑があるらしいですし。
 できれば元ケンスケが雑念いっぱいに行動して自滅してくれる方向にいくといいのですが‥‥さて?

 電波のニオイ漂う素晴らしい作品でありました。わが烏賊すホウムにふさわしい‥‥。
 みなさんもぜひ淡乃祐騎さんに感想を送ってください。

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