作曲家・曲目別集計

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2023年4月30日現在


 見た回数の集計のうち,このページは作曲者上位9人の部分です。
 回数の合計は2012年3月11日の『さまよえるオランダ人』(新国立劇場)で500回,2021年5月26日の『ドン・カルロ』で600回になりました。2023年4月末までの全618回中,回数が40回以上なのは,ヴェルディ,モーツァルト,ワグナー,プッチーニ,リヒャルト・シュトラウスの5人で,この5人の合計は363回となり,618回の約59パーセントにあたります。上位9人の合計では438回で,約71パーセントになります。

 長年モーツァルトが1位だったのですが,97年に入ってヴェルディが抜き,以後抜きつ抜かれつの戦いが続きました。しかし,98年以降,年間増加数でヴェルディがモーツァルトの倍以上になり,ヴェルディイヤー(没後100年)の2001年にさらに回数を増やし,最近伸び悩んではいますが,ヴェルディが盤石のトップです。
 その後,モーツァルトとワグナーの2位争いが熾烈になり,2006年の「リング」で同数になった後モーツァルトが巻き返して年末には1差でモーツァルトがリードを保っていたのですが,2007年3月に再び同数で並び,秋にはワグナーが逆転して2位になりました。その後モーツァルトが1差に迫ったこともありましたが,次第にワグナーが差を広げ,現在9差となっています。
 なお,2015年末にヨハン・シュトラウス2世がロッシーニを抜いて7位になりましたが,翌年すぐロッシーニが追いつき,現在同数で7位に並んでいます。

 モーツァルトの特徴は,曲目が少なくて,回数が4大オペラに集中していることです。曲目別の回数ランクでは,モーツァルトの4大作品が上位5位までに入っています。
 ビゼーはもっと極端で,曲は『カルメン』1曲だけ,それが曲目別ではモーツァルトに割りこんで3位というのがスゴイ。

 (なお,プッチーニの「三部作」は,便宜上,1夜での上演の場合はまとめて1曲,他の曲との組合せのときはそのうちの1つだけでも1曲としてあります。)

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Verdi 101 椿姫 16
    リゴレット 11
    イル・トロヴァトーレ 10
    ドン・カルロ 10
    アイーダ 9
    オテロ 9
    ファルスタッフ 9
    マクベス 7
    運命の力 7
    ナブッコ 4
    仮面舞踏会 4
    シモン・ボッカネグラ 3
    エルナーニ 1
    ルイーザ・ミラー 1
Wagner 83 ワルキューレ 13
    タンホイザー 13
    さまよえるオランダ人 10
    ニュルンベルクのマイスタージンガー 8
    ローエングリン 8
    ジークフリート 7
    トリスタンとイゾルデ 7
    ラインの黄金 6
    神々のたそがれ 6
    パルシファル 4
    妖精 1
Mozart 74 ドン・ジョヴァンニ 18
    魔笛 18
    フィガロの結婚 17
    コシ・ファン・トゥッテ 15
    後宮からの逃走 4
    劇場支配人 1
    イドメネオ 1
Puccini 58 ラ・ボエーム 12
    トスカ 12
    蝶々夫人 12
    トゥーランドット 9
    マノン・レスコー 4
    ジャンニ・スキッキ 4
    三部作 2
    西部の娘 2
    妖精ヴィッリ 1
Strauss,Richard 47 サロメ 14
    ばらの騎士 14
    アラベラ 6
    ナクソス島のアリアドネ 3
    影のない女 3
    エレクトラ 2
    カプリッチョ 2
    エジプトのヘレナ 1
    ダナエの愛 1
    ダフネ 1
Donizetti 21 ルチア 8
    愛の妙薬 5
    ドン・パスクワーレ 2
    マリア・ストゥアルダ 1
    アンナ・ボレーナ 1
    シャモニーのリンダ 1
    連隊の娘 1
    ロベルト・デヴェリュー 1
    ラ・ファヴォリータ 1
Strauss,Johann II 18こうもり 14
    ウィーン気質 2
    ジプシー男爵 1
    ヴェネツィアの一夜 1
Rossini 18 セヴィリャの理髪師 9
    チェネレントラ 4
    結婚手形 1
    ランスへの旅 1
    イタリアのトルコ人 1
    アルジェのイタリア女 1
    どろぼうかささぎ 1
Bizet 17 カルメン 17
 
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