神保町 昼食ニュース

2010年4月号

2010年4月4日記

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 3月12日ごろ,神保町三井ビルのアンズが咲き始めた。アンズが散り始めると桜の出番となる。暖かい日が続いていたので開花は早いのかと思ったら,3月下旬になって寒くなり,開花して以降,長持ちしている。
上:共立女子大前
下:お茶の水小学校

(写真をクリックすると大きい写真が見られます。)

◆ 開 店 ・ 初 訪 問

  私の昼食の範囲は,東側は普通は小川町交差点を南北に通る本郷通りまでだが,本郷通りを越えてもう少し行ったところで,「<大地の野菜と地鶏炙り>酉蔵」という店を見つけた。立ち飲み屋で昼にカレーを出す「Good One」(参照 →06年8月号)の隣(小川町 1-7-22)で,1年前の開店らしい。間口は狭いが中は意外と広く,蔵を改造したレトロ風の作りである。
 昼食は,今週の定食,天丼2種(鶏と野菜など)など数種。食べたのは,今週の定食(750円)で,この日の主菜は鶏と野菜の塩だれ炒め,それにダイコンサラダ,漬け物,味噌汁,五穀ご飯という内容充実のヘルシー路線だった。

 続いては,神保町交差点の三菱東京UFJ銀行の裏,バー「moonbeams」が昼食を出しているのに気づいた。少し前まで「めん鳥」,今は「可以」(下記参照)のあるビルの地下である。聞けば,バーは10年前からやっているが,ランチは2月から始めたという。
 メニューは「Veggy Lunch」(1000円)の一本勝負,ただしメインのおかずは日替わりで,2種から選べる。行った日は,きのことレンコンのミートローフ風,または豆腐ハンバーグで,前者を選んだ。四角い皿のワンプレートで,主菜のはか,五穀米とたっぷりの野菜(レタス,ブロッコリー,カリフラワー,サヤエンドウ,菜の花,カボチャ,サツマイモなど)が載っている(ほかにスープが付く)。肉食系の若者(いるとすれば)には量が足りないかもしれないが,普通には十分な量で,これだけの質・量の野菜がとれるのはありがたい。(個人的には,苦手種目であるカボチャ,サツマイモが入っているのが難だけど。)

 そのビルの1階に,ラーメンの「可以」が3月2日に開店した。高名な人のプロデュースだそうで,開店前からネット上でいろいろな情報が飛び交っていた。前は「めん鳥」で,その前は「鳥兵衛」,さらにその前は薬膳カレーの「じねんじょ」のあった場所である(神保町2-2)。開店の翌週に通りかかったら,たまたま行列がなかったので,入ってみた。店内ほぼ「めん鳥」のままのL字型カウンター。
 メニューは,味噌らーめん 800円,味噌つけめん 850円,辛味噌つけめん 850円,醤油らーめん 700円,醤油つけめん 750円 が基本。トッピングは味玉,チャーシュー,ネギ,メンマなど。注文したのは味噌らーめんで,口径が小さく,深さがあり,糸底の直径が5cmの背の高い縄文式土器のような形の丼で出てきた。
味噌味のスープは濃厚でかなり塩分があり,麺は中細,量は少ないかと思ったら普通で(多くはないけど),断面が少し扁平なのはやや珍しい。
 この付近は,「次郎」を筆頭に,「用心棒」「覆麺」そしてこの「可以」と続くラーメンストリートとなっている。

◆その他の動き

  12月に開店したばかりの錦華通りの「魚膳」(靖国通りから錦華通りに入って間もなくの左側)が,「<漁師や>海神丸」という名になっていた。まったく名前だけの変更らしく,昼食は前と変わっていない。

 すずらん通り,Sガスト向かいの空き地(駐車場になっている)に,3月初めに「須賀ビル」建設の看板が出た。昨年6月に取り壊された「須賀楽器」が蘇るか。


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