神保町 昼食ニュース

2003年8月号

2003年8月2日記
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続・麺類続々

◆ 梅雨明けず

 7月末になっても梅雨が明けない。おかげで身体は楽ではあるが,やはり気分はすっきりとしない。
 暑くならなくて助かっているのは,まず原発が止まっている東京電力,それにラーメン店ではないだろうか。真夏日の炎天下の町では,いくら冷房が効いているといっても,ラーメンの熱いスープを思い浮かべるとなかなか入る気にならないが,今年の気候ならそれほど抵抗がない。
 従来熱いラーメンのみだった「福のれん」はつけ麺,「山頭火」はサラダ風の夏そばを今年から始めるなどして真夏に備えていたが,この真夏対策とは関係なく,今のところラーメン店はなかなかのにぎわいのようだ。

 6月に麺類の新しい店のことを書いたが,7月には個人的な「麺類率」はますます高くなり,神保町近辺で食べた昼食19回(店の数は17店)のうち14回が麺類(スパゲティを含む)で,そのうちラーメン系の店が7回だった。
神保町三井ビルのサルスベリ
(7月28日)
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◆ 初訪問のラーメン店

 靖国通りの北側グリューネアレーの原計器社(神保町1-4)が,自らはビルの上の方に上がって,1階に札幌ラーメン「味噌や」ができた。7月8日に開店し,8〜10日はラーメン1杯分のサービス券をつけていたが,大行列でとても入れず,14日になってようやく入った。
 ラーメンはみそと辛味を入れたみそオロチョン(各\700),塩,しょうゆがあり,みそラーメンと餃子を食べた。札幌ラーメンを食べたのはもしかしたら十数年ぶり。比較的色の濃いみそで見かけは濃厚だが,食べると意外とあっさりしているのと,トッピングとしてのりが用意されている(\100)のが当世風なのだろう。
 札幌ラーメンは70年代に大ブームとなり,チェーン店が次々にできた。80年代以降急速に衰えたが,最近は少し復活のきざしもあるようだ。

 もうひとつ,少し前にできた「<麺者>服部」へ行った。神保町から白山通りを水道橋方向へかなり行った左側,和民のある角を左へ入ってちょっと行った左側である(西神田2-1)。落ち着いていてしゃれた洋風の店内で,女性客も多いようだ。
 メニューはらーめん,じゅーしいめん(各\650),つけめん,じゅーしいつけめん(各\700)の4種で,それぞれにいろいろな具のついた「盛り合わせ」(+\200)がある。らーめんの麺が茶色いスープに沈んでいて濃厚なのかなと思ったが,こちらも実際は比較的あっさりしていた。じゅーしいというのは油が入ってもう少し濃厚らしい。次は,四角い大きい皿で出てくるつけめんを食べてみよう。

◆ その他の動き

 神保町の交差点の北東隅,「いろは」の1階の「ビア・イタリアーノ」が7月12日で閉店となった。いま改装工事中で,近く炭火焼イタリアンの店になるという。
 ビルの建て直しに伴って閉店していた「はるだんじ <すずらん通り店>」が,7月中旬,復活した。

 錦華通りに,新しいうどん屋ができるようだ。
 昼食には関係ないと思うが,かつて「やっこ」があったところ(すずらん通りのおにぎりの店の角を南へ入った左側)が「鴻(オードリー)」という店になるようで,「近日開店」という貼り紙が出ている。

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