神保町 昼食ニュース

2002年12月号

2002年11月30日記
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路線変更

開業した東京パークタワープラザ
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その一角にできた地下鉄A9出入口
東棟に明かりがともった
(11月22日)
共立女子高の鉄骨も急成長
(上10月30日,下11月20日)

 久しぶりの臨時号11月臨時号に書いたように,神保町1丁目南地区再開発ビルのうち,西棟の1階店舗部分「東京パークタワープラザ」が,11月1日に開業した。
 2年間閉鎖されていた地下鉄神保町駅のA9出入口も同日「再開」された。改札階までは,エスカレーターのほか,エレベーターもある。

 臨時号で,北西隅の「いぬ居」について,前のイメージで「すき焼き」と書いたが,開店したのをよく見たら「<焼肉> いぬ居」となっていた。昼は混んでいてまだ入っていないので「すき焼き弁当」や「ステーキ弁当」がなくなったのかどうかはわからないが,このあたりで他にない存在だっただけに,この「路線変更」は意外だった。

 臨時号に書いた1階の店のリストのうち,そばの「柳屋」は,11月29日現在,未開業である。ときどき明かりがついていて,準備は進んでいるようだが。
 開業した店で配っている東京パークタワープラザのパンフレットによると,柳屋は営業時間が18:00-22:00となっている。小学館ビル地下の店に近くなったので,「町のそば屋」機能はそちらにまかせ,本店は飲み屋風にするのかなと想像しているのだが,どうだろうか。それにしては18:00開店というのはちょっと遅い。これも気になる路線変更だ。

◆ 開 店

 東京パークタワープラザは別にしても,神保町はこのところ開店ラッシュである。
 10月号で書いたスターバックス(神保町1-2)の地下にできた「<蕎麦蔵> 」に行ってみた。入ると意外と広く,ジャズが流れていて,落ち着いた雰囲気だった。後述の「こりゃうめえ」にこの「結」のチラシがおいてあったところをみると,同じ庄屋のグループなのかもしれない。鴨そば(\1200)を食べたところ,水準以上のおいしさだったが,昼食としては量がまったく足りない。たぶん女性でも足りないだろう。しかたなく,会社への帰りにドトールでサンドイッチを買って補った。
 その後しばらくして通りかかったら,これではまずいと思ったのか,看板に昼は「混ぜご飯無料サービス」と書いてあった。

 10月23日に開店して,10月中には入れなかったタイ国ラーメン・タイ屋台料理「ティーヌン」神保町店(タキイの隣のビルの地下)に行ってみた。店内は元のらーめん屋「天五」の造りを維持していたが,内装は当然派手。トムヤンクンラーメン(\750)は酸っぱくてからい独特の味,量はやや少なめだった。ついでだが,すずらん通りの三幸園には中華風の酸っぱくてからい麺がある。

 次いで,HARUさんのメルマガ「神保町の歩き方」(11月27日号で惜しくも休刊)で知ったラーメン屋「野さ」(神保町1-4の北東の隅)に行った。カウンターだけの小さい店で,メニューは野さラーメンとチャーシューメン,トッピングの味玉,それにわさびごはんのみ。ラーメンのスープはタマネギを使ってだしをとっているとかで,なるほど甘みがあってやや西洋風,なんとなくなつかしい味である。

 錦華通りの庄屋あらため「こりゃうめえ」は連日行列の盛況だが,たまたま外出の帰りに12時少し前に入れた。銭湯風下足箱スタイルは白山通りの店と同じである。カウンターに座った直後からどんどん客が入ってきて,12時にいっぱいになった。食べたのは三崎マグロステーキ定食(¥900),すっぱいたれがさわやかだった。

 すずらん通りの三慶商店の新しいビルの「米僧」の地下に,「<麺匠> 一六堂」というらーめん屋が,11月14日に開店した。スープはしょうゆ味・和風の「表」ととんこつの「裏」の2種類で,ネギ,チャーシュー,味たまごなどのトッピングがある。ただし,トッピングといっても別皿で出てくる。
 2回行って表・裏両方食べた。共にあっさりしているが,裏は不思議な味で,やや凝りすぎの感がある。
 なお,表・裏の説明が入り口に小さく書いてあるのだが,自販機前には説明がなく,しかも自販機のボタンの表・裏という字が小さくて,同じボタンが並んでいるのかと思ってしまった。

 新開店ではないが,錦華通りの「天龍」の角を左へ曲がってすぐの「わいわい」に初めて行った。イタリア風から和風を取り入れて衣替えして1か月になるという。(メニューでの表記は「和伊ワイ」となっていた。)ランチには「プリフィクス・コース」というのがあり,前菜3種・主菜3種(魚・肉・麺)の中から各1つを選ぶようになっていて,デザート・コーヒーつきで\1050とお徳用である。コースといっても盆ひとつに乗って出てくる。その日私は,前菜にポテトサラダ,主菜に鮭ときのこのクリーム煮を選び,充実した昼食となった。

◆ その他の動き

 11月始めだと思うが,錦華通り入り口から斜めに上がる道の右側に「日高ラーメン」ができた。ラーメン\390からの格安チェーン店である。
 靖国通りのタキイの路地を挟んで右隣の角に「潘街粥麺専家」(バンタウンかゆめんせんか)神保町店が,11月21日午前7:00(!)にオープンした。中華風のお粥と麺の立ち食いとテイクアウトの店である。昼は大混雑で入れなかったが,ある日の朝行ってみた。高菜粥に塩鳥を追加して\380,朝食としては適量だが,昼食にはまったく足りない(二日酔いにはいいかもしれない)。次は麺を食べてみることにしたい。
 錦華通りを少し行った右側に「Uncle Lin」という立ち飲みとテイクアウトの「台湾カフェ」ができた。ウーロン茶が300円ぐらいで,立ち飲みにしてはちょっと高いが,大丈夫だろうか。
 閉店後食器を売り出したりしていた「花乃や 吉次」(錦華通りから1本目を右に入ったところ)のあとは,宅配ピザのPizzalaになった。

◆ 冬の足音

 カキの季節になった。
 満留賀(小川町3-2)で,カキの釜飯(¥900)を,漢陽楼でカキときのこの炒め(\1050)を食べた。日常の昼食にはちょっと手が出ないが,松翁(猿楽町)でもカキそばが始まった。

 天鴻餃子房チェーンの季節の餃子は恒例の「キムチ餃子」になった。季節のスープは八宝菜風の実だくさんスープである。


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