神保町 昼食ニュース

2002年8月号

2002年7月31日記
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化粧直し


 学士会館(錦町3-28)とその斜め向かいの小学館ビルが,あいついでシートを被って外壁の補修をしている。化粧直しをして,再開発ビルを出迎えるということになのだろうか。
 学士会館は,当初の木造の建物が関東大震災で焼けたあと,1928年に建てられたものだそうで,このあたりで最古の建築だろう。空襲で焼け野原になったときには,神田駅からも見えていたという。あまりおもしろみのある建物ではないと思っていたのだが,新しいビルの間ではやはり独特の風格がある。

 神保町1丁目再開発ビルの上棟式が7月30日に行われた(写真→;クリックすると大きい写真が出ます)。東棟地下の駐車場に招待客の車が出入りしていた。
 なお,東棟は「神保町三井ビル」,西棟は「東京パークタワー」という名になるらしい。23区内のビルの高さのランク表では,それぞれ211位(108.3m)と240位(104.79m)になるそうだ。

◆ 初訪問

 住所としては小川町になるようだが,錦華通りへ入ってすぐ右へ上がったところ,エスカルゴの向かい側に「いこい」という店が6月下旬にできた。前はビアレストラン「モーツァルト」があった場所である。このあたりでは珍しくリゾート風のおしゃれな作りで,中高年には落ち着かないが,天井が高いのでちょっとゆったりした気分になれる。
 ランチは「プレートランチ」(\840) など数種。私の行った日のプレートランチはチキンカツで,一皿にすべて載っているところは昔々の大学生協を思い起こさせた。若者向けにしては量が少ない気もした。

 その少し北,お茶の水小学校の向かいの路地に「かの川」という和食の店がある。もうだいぶ前からある店だと思うが,なぜか入る機会がなく,「いこい」に行ってから間もないある日,初めて入った。カウンターと畳の入れ込みの店で,昼は定食が焼き魚,煮魚など5種類ほど。「あなご重」(\1000) を食べてみたところ,蒲焼きだが比較的あっさりしたたれで,質・量とも高水準だった。

 開店してからもう2年ぐらいたつのだろうか,イタリアンの「ペペロンチー」(神保町1-62)へ行ってみた。錦華通りを北へ,水道橋までの半分ぐらい行って,神田女学園の手前の交差点を左に曲がってまもなくの半地下,GUMBOの下である。神保町の北端にあたる。
 ランチは5種類ほどで,この日食べたのはトマト・イカ・あさりのスパゲティ(\945),快い酸味があって夏向きだった。ランチについてくるスープとサラダがきちんとしているのもよい。

◆ 季節のメニュー

 天鴻餃子房チェーンの「季節の餃子」として,しそ餃子に代わって「味噌 しし唐餃子」が7月下旬登場した。定食にすると「夏野菜手羽スープ」がついてくる。熱いがさわやかなスープで,単品でも頼める。


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