神保町 昼食ニュース

2001年8月号


  開店: 三間堂
  閉店: キッチンヤマダ 桃牧舎 (名前を忘れたサンドイッチ店)

2001年7月29日記  

ソバかカレーか

 7月25日頃からは一服しているが,今年の暑さは尋常ではない。6月末から真夏全開状態で,このあいだはついに38度を記録した。百葉箱の中で38度だから,町中のアスファルトの上は当然40度をだいぶ超えていただろう。先日も,仕事の関係で久しぶりに会った人と,暑さをめぐる話題は尽きなかった。

 暑いと昼食はソバかカレーという短絡的発想になる。
 カレーストリート=錦華通りの一角「メーヤウ」は,店主のケガで休業していたが,無事に営業を再開した。
 喫茶店「ルノワール」は,少し前から「夏野菜カレー」を出している。
 昼だけのカレー屋「YAGURA(櫓)」にも久しぶりに寄ってみたら,大盛況だった。日替わりの「ホワイト・カレー」というのを初めて食べた。普通のカレーの黄色い色を作り出すターメリックを使わないカレー,ということなのだろう。ピリッとしたホワイト・シチューという感じで,かなり濃厚なものだった。
北棟の鉄骨
上から7月16日,26日
(写真をクリックすると大きい写真へジャンプ)
 神保町1丁目南地区「再開発」地域のうち,北西に飛び出した部分に建つ北棟の鉄骨工事はその後も続いていて,12階に達した。


◆ 開 店

 神保町からは少し離れているが,淡路町の交差点から北の昌平橋方向へほんの少し行った右側の地下に,「三間堂」という店が7月2日に開店した。そば屋・居酒屋のチェーン店らしい。いろいろな組み合わせのランチセットがあって,私は冷し鴨汁そばと小穴子丼のセット(\850)を頼んだ。冷し鴨汁そばというのは,カモの薫製のスライスをのせたぶっかけスタイルのそばだった。日常の昼食にはちょっと遠いが,こんどは夜行ってみよう。

 まだ入っていないが,神保町の交差点から九段下方向へすぐの左側に「上海朝市」という中華料理店ができて,昼はバイキング形式のランチをやっている。どうやら,向かい側にあった新世界菜館の別館が移転したもののようだ。

◆ 閉 店

ユニークな建物の
キッチンヤマダ(右)と桃牧舎(7月30日)

 駿河台下交差点から千代田通りを南へ少し行った左側の古い食堂「キッチンヤマダ」が,7月19日に閉店したことを,後から知った。
 その隣,喫茶店「桃牧舎」にも,7月末で閉店するという貼り紙が出ている。喫茶店というよりはミルクホールという感じの店で,桃がぶらさがった看板がよく街角ウオッチングの対象になっていた。共に今回の「再開発」地域ではないが,時代の波に取り残された古い建物である。

 6月に,靖国通り沿いの北沢書店の並び,神保町2-5あたりにあったサンドイッチ店が閉店した。名前が思い出せないのだが,フランス語の名だったと思う。これが,都議会議員選挙の選挙事務所になり,その後は参議院選挙の選挙事務所になっていたが,こんどはどうなるのだろう。トーストしたツナサンドやローストビーフサンドを,コンサートに出かけるときの友にしていたのだが。

◆ 季節のメニュー

 冷し中華はまだあまり食べていないが,食べた中では,東京電機大玄関向かいの「神田一○洞」(錦町1-10あたり) の「青じそ冷しそば」(\850)が,ちょっと和風仕立て,具も充実していて印象に残った。この店には,ほかに「冷しみそラーメン」がある。
 天鴻餃子房各店の季節のメニューは,「しそ餃子」に代わって「ししとう餃子」になった。


 →「神保町1丁目南地区再開発」問題 ミニ・リンク集


previous
to lunch sampoto lunch mokujito cover