これは、単身で一大犯罪シンジケート「ZEED」に立ち向かい、それを壊滅させた、現代に蘇る伝説の忍、ジョー・ムサシの若き日のものがたりである。
そのころムサシたち若い忍は、朧流忍者の里で厳しい修行の毎日に明け暮れていた。中でも、ムサシとその4人の仲間は、若手ながらも朧流の武術・体術・忍術を究め、朧五忍衆の異名をとり、里を代表する忍者として早くも頭角をあらわしていた。
ある日、そんな彼らの耳に妙な噂がとどいた。近郊の都市が短期間のうちに、次々と機能マヒに陥っているという。密命が下り、即座に五忍衆が各地に散って情報を集めた。その結果、忍の里からもそう遠くないところに新しく建設された、計画都市「NEO
CITY」ができてから、怪現象が始まったらしい。
さらなる調査のため、五忍衆の一人が「NEO CITY」に向かった。ところが、なぜか彼の消息が突然とだえてしまい、再び密偵が送りこまれたが、結果は同じこと。ついに五忍衆の4人までもが、「NEO
CITY」の中にこつぜんと消えてしまったのである。
そして今、五忍衆最後の一人としてジョー・ムサシが発った。仲間を救出し、必要ならば都市を破壊する…これが彼の使命である。はたして、「NEO
CITY」の実体とは？ いよいよ戦いの幕が切って落とされる… |
