STAGE 4〜6



STAGE 4 HARBOR


K: 横スクロール、縦スクロール、3Dと終わったわけだが。ゲームにも慣れてきただろうし、このあたりから本番、という感じかな。
E: ステージ4の港は、魂斗羅ではちょっと珍しい? キレイな青空ですね。
K: 港と言えば、GB版『コントラ』の1面が軍港だった。雰囲気はだいぶ違うが。BGMの猛々しくも爽やかなノリは、『A-JAX』あたりの往年のコナミサウンドをほうふつとさせるな。
E: スタート直後ですけど、下の海に落ちると死ぬし、バーにぶら下がってるところをバシバシ撃たれるのはキツいですね……。
K: ただ、ここには固定配置の敵しかいない。無限ザコは出ないんだ。だからゆっくり進んで、安全に攻撃できる場所さえ見つけてしまえば確実にクリアできる。
E: グラップリングフックでの上下移動が鍵、というわけですね。
K: ちなみにハードだと、固定砲台の撃つ弾が見えないくらい速い。もう、出現場所を覚えてないとお話にならんよ。

潜水艦
K: 中ボスの潜水艦。さっきの話にも出たけど、こいつはまさにGB版『コントラ』の1面ボス、小型ミサイル潜水艦「ノウエイ」そのものだ。
E: 「イノウエ」?? それはともかく、今こうして見ると、まるで今回の上下2画面のために作られたようなボスですね。
K: もちろん、攻撃はかなりパワーアップしてるから、各種武器をうまく使いこなす必要があるな。なお、下画面のバーにぶら下がって、至近距離から撃ち込めば瞬殺も可能だ。こういう“上級者気分”を満喫できる攻略法も用意されているのが素晴らしい!

プロボテラー
E: 倒しても復活するロボット軍団。私、こいつ嫌いです。
K: まるで『ドラキュラ』シリーズのレッドスケルトン? 地味に難しい場面だな。しかも、ハードだといくら撃っても壊せないので、バリアで強行突破するのがオススメだ。
E: うーん、バリアを気にしすぎてやられてしまったり……。アイテムの出現場所を覚えるのも重要ですね……。
K: ちなみに、海外版でのこいつの名前はプロボテラー(Proboterror)。ファミコンやスーパーファミコン当時、欧州版の魂斗羅は『プロボテクター(Probotector)』というタイトルで、自機がロボットになっていたんだが、それのパロディだ。
E: なんでロボットなんですか?
K: あちらさんの場合、人間が人間をバリバリ撃ち殺すのは色々と問題があるのだよ。ちなみにプロボテクターは、『魂斗羅DS』にも隠し自機として登場するぞ。
E: 欧州の人へのファンサービスもバッチリ、っていうのが素敵ですねぇ。

ミサイル
K: 縦スクロールで登っていくと、上から鳥人間ガースが降ってくる……というのは、FC版『スーパー魂斗羅』4面や、『スピリッツ』3面後半と同じ流れだな。
E: 頂上まで行くとミサイル発射!! もう、魂斗羅と言えばミサイル、というのが定番になりましたね。
K: まずはミサイルに張りついての中ボス戦だ。『スピリッツ』のウォールウォーカー戦や、メタルエイリアン戦を思い出すな。
E: パ、パンチが速くて……ビル兄貴がゴミのように叩き落とされていきます。
K: 下への滑り降りか、ジャンプ(右に飛び、空中で反転してバーに戻る)でかわすんだ! あと気づきにくいが、左側の上下にある足場にも乗れるし、グラップリングフックで一番上のバーにつかまることもできる。うまく活用するんだ。
E: 中ボスの後は、ミサイルにぶら下がっての空中戦です。
K: 『スピリッツ』のミサイルシーンは横向きで、『ハードコア』は上向きだった。で、今回は上→横→下、という三段構成だな。ジャンプミスして、ぶら下がりポイントを外すと即死亡!! というタイトロープ感は、『スピリッツ』の元祖ミサイル渡りに通じる熱さがあるぜ。

ボス
K: さっきミサイルで撃退した中ボスとのリターンマッチだ。このあたり、ステージを通しての起承転結(ストーリー性)は、『スピリッツ』や『ハードコア』をほうふつとさせるな。あと、こうして見ると、この一つ目ロボ、『ハードコア』1面のマキシマム・ジャンボにも似ているかもしれん。
E: こいつもパンチの予備動作が短いので、「あっ」と思った瞬間にはペシャンコに……。
K: 2面ボスと同じ、「上から振り下ろし」系のボスだが、今回はこちらの動きに合わせてくるので、パターンでは倒せないぞ。さらにハードの場合、高速の斜めパンチがキツい!! ノーマルの攻略法が通用しないんだな。ハードでは、常に画面中央をキープするように動くと、楽にかわせるぞ。
E: それにしても、この面は盛りだくさんでしたね。
K: うむ。1〜3面はファミコン版テイストだったが、4面以降は『スピリッツ』や『ハードコア』ばりのド派手なシーンも増えてくる感じだな。

STAGE 5 OCEAN


K: テレッテレッテレッテレッテーレッ!
E: 毎度おなじみバイク面ということで、『スピリッツ』4面(「DAREDEVIL」)と同じイントロからスタートですね!
K: 今回はジェットスキーで海上を走る。『ハードコア』の海ステージに似ているな。言うまでもなく今回は、上画面が海上、下画面が水中、という2画面を生かした構成がミソだ。
E: 水中から飛び出してくる骨竜2匹が難しい……。動きが見切れずボロボロやられてしまいます。
K: こいつらは、出現と同時に2段階武器を撃ち込んで、瞬殺してしまいたいところだな。ここで武器を両手とも失ったりすると、後がキツい。

敵シップ
K: ハッチから飛行ザコが出撃してくる。誘導ミサイルをガンガン撃ってくるんだが、初期装備の豆鉄砲だと押し切られてしまいがちだ。5面は短いが、『魂斗羅DS』をクリアする上で大きな壁になるだろう。4面まで好調に来ていても、ここで一気に残機を削られることが多い。油断するな!
E: 関係ないですが、倒すと「ファー」「ファー」と悲鳴を上げるのが面白いですね。
K: これはもう、『スピリッツ』のバイク面で出てきた、ぶら下がり兵のノリだな。

ボス
E: ボスは巨大な魚です。目からビ―――ム!!
K: 魚ボスと言えば、『真魂斗羅』の「マッサンくじら」か、それとも『ダライアス』か!? ってな感じだな。大迫力のボスだが、イージー、ノーマルなら見かけ倒しだろう。ただし、ハードは背ビレを大量に飛ばしてくるのでちょっと恐い。これまた、油断するな!

STAGE 6 FACTORY

工場
E: 2度目の3D面。今回は全9面中、3D面が3つですよね。ちょっと、多くないですか?
K: 確かに、初代の3D面も、『スーパー』&『スピリッツ』のトップビュー面も、2つだったからな。ただ、今回は一部屋ごとに違う仕掛けがあるから、退屈はしないと思うぞ。
E: そうですね。回転するセンサーや、巨大なプレス機にはビックリしました!
K: 慣れてくれば、あっという間にボスまで行けるくらい短いしな。ボーナスステージ……と言うほど楽じゃないが、サクッとクリアしつつ、次の2D面に備えて武器&残機を充実させるくらいの余裕が欲しいところだぜ。
E: 私は巨大プレス機が苦手で……。落下速度が速いので、なかなか避け切れません。
K: プレス機の下をよく見てみろ! 実は中が空洞になっているから、伏せていればやられないのだ。
E: なんと!

ボス
E: これは!! 『スピリッツ』の3面ボスですね。
K: 大覚ロボ・ビッグファズだな。人気のあるボスだから、ファンとしては大喝采だろう。
E: でも今回は、それほど強くないですね。炎だけで、時限爆弾も出さないですし。
K: うむ。3回目の炎を伏せでかわすことさえ気づけば、ハードでも全然弱い。『スピリッツ』のハードでは超スピードの炎を吐いてきて、失禁物だったがな……。まあ今回は再会を喜びつつ、サッサと殺してやろう。
E: あ、第2形態は、どうやって倒すんですか?
K: 急げ! センサーを撃ちまくって、シャッターを閉じるんだ! 強い武器があれば楽勝だが、でないと初代の重装甲掃討車ドグラのように、猛烈な手打ち連射力が試されるぞ。
E: うおおぉぉぉ―――っ!! (ガッシャーン)おお、オチも『スピリッツ』と同じですね。
K: 当然だな。それにしても、「連射」がゲーマーのステータスだった時代が懐かしいよ。



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