ACT.70 携帯パソコンを買おう (2000.01.30)

 結構前の話で恐縮なのだが、Librettoを買ってしまった。
 東芝が発売しているノートパソコンだ。
 でもノートパソコンというよりはサブノートだとかモバイルの方に近い商品である。かなり小さいのだ。
 それにしても、まさか自分がこんなものを買うとは夢にも思わなかった。
 だいたい昔から私はパソコンを携帯するという意識を持ち合わせてはいなかった。
 考えてみたのだが、ノートパソコンというものが一般に普及し始めたのはここ4,5年のことではないだろうか。
 普及といっても、5、6Kgとやたら重く、大きさは軽くA4サイズを超え、厚みは下手な電話帳ほどあり、画面はモノクロ、おまけにバッテリーはほとんどもたないというお世辞にもノートは言いづらい代物であった。
 だから、なぜあんな辛い思いまでしてパソコンを持ち運ぶ必要があるのかといつも感じていた。実際、外でパソコンを使う必要性も持ち合わせてはいなかったし。
 そんなわけだったから、私は過去に3台のパソコンを購入しているが、すべてデスクトップを選択している。
 そんな私がモバイルPCを購入してしまった。
 まあ、確かに昔とは製品も大きく変わった。
 普通のノートパソコンでも重量は2Kgを切り、厚みは年々薄くなり、今時モノクロディスプレイを探すほうが大変だし、バッテリーに関しては問題も多少あれど重量が軽くなったことを考えればやはり格段の進歩である。
 値段もデスクトップと同様に下がっていき、昔のように高嶺の花といった印象も薄くなっている。
 そういう流れに私が乗ったわけではない。
 購入の一番の理由はホームページなのである。
 小説の構想を練れば練るほど、執筆の場所が自宅以外の場所がほしくなったのである。
 まあ、私の書く小説は稚拙なものだというのは分かっている。しかし、書くのは楽しい。幸せなことにそれを面白いと言ってくださる方もいらっしゃる。
 そうなるとどんどん書きたいのである。時間、場所に拘らず、書きたいときに書きたいのである。
 また、私はよく旅行に出かける。旅行に出るとなると、最低2、3日はパソコンと離れる生活が続く。これが結構きつい。特に海外となるとやっぱし旅行記が書きたくなるのだ。しかし私はメモをとるのが嫌いである。筆記用具を使うのがあまり好きではないのだ。となるとやはり、パソコンが必要となる。
 というわけで購入を決意したわけであるが、実際に店舗で商品を触れて驚いたものだ。 まず想像以上に軽くなっていたことに驚いた。A4サイズノートでも2Kgを切るものがあるし、Librettoなんてたったの900gだ。全く重いとは感じない。実際に持ってみないと感じられない感想であるが。
 次に、画面の小ささの弊害を感じないことだ。小さい画面に目をショボショボすることになると考えていたのだが、そんなこともなかった。まあ、それは画像の解像度の問題であるから、解決されているのは当然のことである。しかし、やはりこれも実際に目で確かめないことには感じられない感想なのである。
 また、Librettoはキーピッチが小さいのであるが、これもそんなには苦にならなかった。実際に文章を入力してみても、デスクトップと変わらない入力時間で済むのだ。デカイ手で苦労せずに済んだのはブラインドタッチができなかったのが功を奏しているのだろう。
 バッテリが長持ちしないという難点もあるが、実際問題4時間も5時間も電源を入れっぱなしという事態はそうそう起こるものでもない。あくまでこれはサブマシンなのであるから。
 とまあ、いろいろと書いてきたが利点がはるかに多いといえる。その点も踏まえていい買い物をしたと大変満足しているのだ。さて、なぜ長々とこんな話を今回書いたのかというと、単なる自慢である。自慢したくてしたくてたまらないのである。我ながらすばらしい性格の持ち主だと感動しているのだが、皆さんはいかがであっただろうか?って、あ、物は投げないでください。Librettoちゃんが壊れるからやめて。お願いぃ〜!

今回の教訓:長々と書くときは自慢だということは伏せておこう

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