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ヴァレー, ジャック
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コンピュータ専門家、天文物理学者。
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1965年にヴァレーの著した『現象の分析』では、UFO現象を地球外生命に起因するものだとし、現象の全体像を科学的に解明しようとした。
しかし、1969年に発表された『マゴニア国への旅券』でUFO研究に関して新たなる見方を提示。すなわち、UFOとは「科学的な問題ではなく」、文化や集合心理として「現象」それ自体に着目すべきだということである。つまり、聖書などにあらわれる奇蹟や妖精信仰、各地に伝わる小人伝承など、共通部分が伺えるというのである。
彼の結論によれば、UFO現象が自然現象であろうが異星人の仕業であろうが、「UFOは出現しつづけ、その正体は長期間にわたって掴めないものだろう」というものだった。
現在のところ、UFO現象とは民衆心理および政治的目的から生れ構築されつつある現代の神話であり、政治的・宗教的な心理戦争の一翼を担っているというのが、彼の達した結論らしい。
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2003年、ヴァレーのSF小説『異星人情報局』が創元推理文庫から出版されている。巻末の辞典など参考になりますので、興味のある方は絶版になる前 に(笑)どうぞ。
ちなみに、『未知との遭遇』で、トリフォー演じるフランス人科学者のモデルが、このジャック・ヴァレーである。
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