line
spc
no.0203161 backtoindex spc nextprog
line
spc
『緊急報告! 春の不思議ミステリー大調査SP』
2002.MAR.16 フジテレビ
spc
番組改編時のスペシャル番組。
VTRだけで構成されていて、変な俳優陣のくだらない閑話がなくて助かりました。なかなか馬鹿らしくて、突っ込むとこがいっぱいあって楽しめました(笑)。
 
sq spc 幽霊に乗っ取られた貸しビル
spc
次々にテナントの社長が死んだり、夜逃げしたりする貸しビルの話。
不景気だねえ、なんて間違っても言ってはいけない(笑)。霊障である(笑)。
スタッフの撮る写真に奇怪なものが写り込んだり、赤外線カメラにオーブ(最近「霊魂」と言われるようになった、小さな発光体)が写ったり。ディレクターは狂気乱舞(笑)。
ひとつひとつケチをつけても良いのだが(と、言うか、どれもこれも心霊映像とは全く思えないのよ)、他にもいっぱいツッコミがあるので、やめておこう(笑)。
ただ、「カメラマンの脚が消えてしまった!」というポラロイド写真を見せる時に、大事な脚の部分を指で隠すのは止めたほうがいい(笑)。
カットがわりに一瞬指がはずれるのだが、椅子の背もたれの陰にいるのでズボンが見えないだけじゃないの、というのがはっきりわかる。おいおい(笑)。
現場音では、ディレクターやカメラマンの、「脚が消えてる!」などという声が入っているが、もしかして、バカの集まりなのだろうか(笑)。
オーブに関しては、赤外線カメラや高感度カメラの特性などを一度じっくり調べた方がいいと思います。話はそれからですね。(もっとも、すでに知ってるんだろうけど(笑))
ちなみに、元フィルムメーカーのおっさんが、「カメラ上、こういう現象は有り得るか」と聞かれて首を捻っていましたが、フィルムではなく、カメラの、しかもVTRやデジタルの専門家に聞いた方がいいと思います。
多少専門的に見える門外漢に聞くのも、常套手段なのかも知れませんが(笑)。
 
sq spc 怨み百年 呪われた家
spc
三代続けて全ての男子の亡くなってしまった家の話。
かわいそうである。死因に関しては何も言ってないが、幽霊なんぞを持ち出す前に、遺伝的な感じがする。でも、これは調べられないだろうなあ。
それはともかく、この家には、男子の子孫を絶やすように呪って家を去った嫁がいたという言い伝えがあるそうである。
さあ、霊能力者の出動だ!(笑)
彼女によって降ろされたくだんの嫁の言によれば、夫(頭主か?)が亡くなった後、頭主の兄弟に辱め等を受け、家に居られなくされた怨みだそうである。
嘘かほんとか、わからない。嘘だとすれば、仏壇の前でやりとりしてるので、頭主の兄弟はさぞ化けて出たいことだろう
とにもかくにも、現頭主と妻(依頼人)が謝罪を重ね、一見落着。
娘の歳はわからねど、何年か後には結果が出ることになる。是非、追跡調査をしてほしいものだ。
忘れた頃に投書してみようか(笑)。
 
sq spc 怪現象を起こす嫁姑の暗闘
spc
このネタは主婦狙いか(笑)。
とある観光地の洞窟で子供を撮った記念写真が、気味の悪い心霊写真であった。子供たちへの災いを案じて、投稿してきたという。
その写真は、、、ただのブレだと思います(笑)。こういうの結構多いです。光がぐねぐねと伸びていたり、人がぶれて何重にもなっていたり。
オートカメラで絞り優先のものは、光量が足りないと、シャッターが開きっ放しになってしまうことがあります。場合によっては何秒も開いているので、その間に手は動くし、被写体も動いてしまうので、被写体のうちの明るい部分(灯りや明るい服や身体の一部など)が、ブレて写ってしまうのです。
ブレて顔とかが歪むと気持ち悪いものは当り前。でも心霊写真なんかじゃないから、そういう写真を持ってる人、ぜ〜んぜん気にしなくて大丈夫よん。
さて、霊能師によると、その「心霊写真」は子供とは関係がなく、写真を撮った主婦に関係があるという。その洞窟は霊が集まる場所であり、実は嫁姑で自殺した嫁の霊がり、同じような関係で苦しんでいて同じ波動を持つ主婦に助け(成仏)を求めに来たという。
すごいなあ、作話能力に感心しちゃう(笑)。
で、霊視によって、その女性の霊のいる場所に行く。まあ、なんとでも言える霊視である。洞窟の場所は知っているのだから、地図もある、弟子もいる。
ただ、面白かったのは、到達地の小高い山の頂上にあるお宮。亡くなった人の写真や物が所狭しと飾られている。変った風習である。あまりにも変っている故、結構有名なポイントなんじゃないかとも邪推しちゃうけど(笑)。
さて、頂上に着いた霊能師、「私は女性を供養するから、(スタッフは)裏付けを勝手に取ってこい」とのこと。おいおい、霊視できるんなら、家の位置とか調べてやれよ(笑)。大体もともとは実家を霊視するはずだったろ(笑)。
それにしてもびっくりしたのは、スタッフが裏付けを探して地元住民に聞いて見ると、大して大きな町でもないのに、近年に起こった嫁の自殺がいくつか出て来たこと。へえ。霊能師のいうように戦後直後の話なら、無数にいそうだねえ。
最終的に、「地元住民の気持ちを考えて調査を断念した」なんて言ってたけど、そんなこっちゃないだろ(笑)。
 
sq spc 夫婦を襲う心霊写真の悪霊
spc
変な夫婦の登場です。この夫婦が心霊スポット巡りをした時の話。
もっと楽しい場所行けよ(笑)と思うが、まあ、他人の事である。しかも、妻の方は霊感が強いそうである。これも他人事なので、どうでもいいけど(笑)。
旅行先で心霊写真(「確実に消したはずの」テレビに、男の顔がわりとはっきり映っているというもの)を撮ってしまった直後、夫婦はおカマを掘られる事故にあう。そこで、事故と写真との因果関係を知りたいというのであるが、ここで、ひとつの矛盾が生じている。
ナレーションでは「その心霊写真を撮った直後、事故に見舞われた」といっているのに、投稿者は「写真を撮ったあと、(中略)ひと月も経たないうちに」事故に会ったと言っている。
本人の方が正しいはずである。おそらく、写真と交通事故がひと月近くも離れていると、因果関係というにはインパクトが弱すぎるため、「心霊写真を撮った直後、事故に見舞われた」ことにしてしたに違いない。ディレクターの姑息な手段が見える
さて、そんなことに関係なく、霊能師は「事故は心霊写真に写っている男とは関係ない」と断言。しかし写真には、妻の後に抱きつくように手を伸ばしている女性が見えると言い出し、その霊こそ交通事故を起こした犯人だと言う。(おお、新しい展開(笑))
にも関わらず、夫婦のたどった旅行の道程を順に検証していく。結局第2心霊スポットまではまったくの寄り道で、ついに第3心霊スポット、交通事故の直前に訪れた心霊スポットで、くだんの霊と出会う。
さて、第3のスポットというのは、呪いのワラ人形を打ち付ける木があるところらしい。
霊能力者によれば、交通事故を起こさせた霊は、呪い殺したい相手(最終的には不倫相手の妻と判明)がいたのだが、図らずも自分が先に死んでしまい、幸せそうなカップルを見ると殺したくなるのだそうだ。(ぶっそうである(笑))
霊媒師に憑依した霊によれば、「夫婦がぬくぬくとやって来るのを待っていた」のだそうだ。
もちろんこれは霊能師が言っているだけで、裏付けなどない(笑)。
 
ところで、この夫婦は交通事故の直前にくだんの第3心霊スポットに行っているという。つまり、第3心霊スポットの帰り道に事故にあっているらしいのだ。
ちょっと夫婦の旅程と時間関係を整理してみよう。
心霊写真を撮った旅館がある。その次に第1、2心霊スポットがあり、第3スポットに行った帰り道に交通事故に合っている。
夫婦の談から、心霊写真を撮った旅館の日にちと交通事故の日には、ひと月近くの隔たりがあるはず。つまり、この心霊スポット巡りは1回の行程ではなく、ひと月の内に何度かに渡って行ったものと推察される。
にもかかわらず番組上で1回の旅行に見せたいのは、なぜか?
霊媒師に憑依した霊の言によれば、「夫婦がぬくぬくとやって来るのを待っていた」のである。ところが、霊媒師はすでに、(それよりひと月も前の別の旅行・場所で撮った)写真にも、その「待っていた」はずの女性の霊が写っていると鑑定してしまっている。
このデマカセ霊媒師の話には矛盾があるのだ。
それをはぐらかすためにも、心霊写真と第3心霊スポットとの時間関係は出来るだけ近接していなければならないのである。ここにもディレクターの苦心と作為が見えるね(笑)。
 
さて、そんな些細な矛盾(笑)など気にもしない、自称霊感少女の知ったか妻と霊を降ろした霊媒師とのやりとりは、まるで舞台に立った主役級の役者のようなセリフ回しで、見ていて少々恥ずかしくなってしまいました(笑)。
もっとも、霊感少女とレベルの変らないオカルト大好きディレクターにとっては感動ものだったのでしょう、ラストを飾るエピソードとなったのでした。ちゃん、ちゃん。
spc
sq
spc
backtoindex
spc
nextprog
spc
sq
spc
gotoHOME