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『奇跡体験! アンビリバボー』
2002.MAR.28 フジテレビ
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sq spc 現代にも存在するのか 呪い-禁断の総力スペシャル
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見ているとだんだんイライラしてくる番組だった。
「今なお、呪いの儀式は存在するか」って、通販でだってワラ人形セットが買える時代である。あるに決まっているじゃないか。
しかしもっとも問題なのは、この番組で紹介された「実例」とやらである。
自分の代わりに会社をリストラされた人間による、妻に対する理不尽なストーカー行為、傷害事件、そして呪いへの発展という話が出てくる。
傷害事件が起きても警察はなんにも動かないと夫は言っていたが、本当なのだろうか?
はっきり言って、呪いがあるかどうかなんてことよりも、はるかにそちらを徹底的に調査すべきだと思うのだが。
名前もわかっているとされる呪いをかけている人間(ストーカー犯でもあるそうだが)に対し、何も行動を起こさないというのもわからない。オカルト同様に編成変えの時期にスペシャルを組む「ストーカー事件簿」などでは、結構立ち入ったことまでやってるくせに。
もし、この「実例」が本当だとしたならば、「傷害事件」より「呪い」の方が大切だという番組の方針には首を捻る。霊だの呪いだのというオブラートにくるんで本質を見失わせる番組を垂れ流すから、詐欺師的霊能師が横行し、それに頼る一般人も増えるのだ。
こういう番組をつくる人間の気がしれない。
で、結局最後は、使い古された、「人を呪わば、穴ふたつ」である。これで締めたつもりか?
 
支離滅裂で、無知で、脳天気な番組
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