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『不思議どっとテレビ。これマジ!?』
UFO最終回スペシャル

2002.JAN.26 テレビ朝日
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とうとう終了である。ミステリー・サークルのネタばらし(2月16日放送)は、イタチの最後っぺみたいなものだったのかな。
というわけで、いままで番組で紹介したUFO/宇宙人映像を再放送しております。
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sq spc エイリアンと人間の格闘映像
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17年間封印されていた極秘映像だそうである(笑)。
娘の6才の誕生日のホームビデオ風に映像は始まる。
停電が起きて、裏庭のブレーカーを修理するために外へ出るた男達は、裏の林に降りたっているUFOを発見。しかも、そのそばに立つ宇宙人たち。
宇宙人に気付かれた男達は屋内に慌てて戻るが、そこに宇宙人たちが襲撃。屋内の人々がパニックになる中、男の一人が屋根にも登ったエイリアンに対し、天井にむかって発砲。宇宙人は打たれて、屋根を転がり落ちた。
、、、などなど、もうちょい話は続くが、まあ、いいでしょ。
17年前というと、1985年の話。でも実はこの話、明らかに元ネタがある。1955年に起こった「ホプキンスビル事件」がそれである。
 
1955年8月21日、米ケンタッキー州ホプキンスビルから10キロほど離れたケリーという集落で、サットン家の借りていた農場を訪れていたビリー・テイラーが井戸に水汲みに出かけたところ、UFOを目撃。
農場に戻ったビリーがサットン家の人々に話をしたところ、誰も信じなかった。
しかし、やがて宇宙人たちが農場に近づいてきて徐々に農場を包囲。ビリーたちは、発砲して応戦し、屋根に登った宇宙人にも発砲。宇宙人は転がり落ちたという。
宇宙人とサットン家の対峙が続いたが、やがて耐え切れなくなったサットン家の人々は、2台の車に分乗して農場から逃げ出したという。
 
以上がホプキンスビル事件の要約だが、極秘映像とシチュエーションは違うものの、ほとんど同じである。
違うところは、宇宙人の形(番組の映像では一般的なグレイタイプだが、ホプキンスビルでは1メートルほどの宇宙人で目は黄色。口は耳まで裂けていて、耳は象のようだったとされている)と、映画の様な終わり方である。
ようするに、これは、ホプキンスビル事件を元にした、再現映像でしょう。
番組では、アメリカまで行って映像に登場してた人にインタビューしていたが、彼等は黙して語らず、といった態度であった。と、いうか、役者に会いに行っただけでしょ(笑)。
一種の冗談なのだろうが、わざわざアメリカまでインタビュアー(佐伯日菜子)を派遣してるってとこが、最終回で力を入れたとこなのだろう。
UFOエージェントのショーン・モートンとかいう怪しげな仲介は、この手の番組っぽくて良かったと思います(笑)。
 
sq spc エリア51から流出したエイリアン映像
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笑えます(笑)。
チープな器材が並ぶ暗がりの中に、頭部だけ浮き上がっているエイリアン。
突然ひきつけをおこすと、医師たちが背後からあらわれ、エイリアンの口を無理やりこじ開けて、懐中電燈で中を照らし出そうとする、というもの。
とにもかくにも、チープです(笑)。
 
sq spc 番組で撮影したUFO
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イギリスロケでたまたま(?)撮影した、2分ほどのUFO映像。
数灯の青と緑色のライトを付けた未確認飛行物体。
VTRを矢追純一に見せる。なぜ、矢追氏に見せるか疑問ではあるが(笑)。(たぶん、からかいに行ったんでしょうね(笑))
案の定、矢追氏は「これは、スゴイ! 間違い無くUFOでしょう」と食い入るようにVTRを見つめていました(笑)。
番組では画像解析をNASAに依頼する(!)が、NASAからの返答は、「そういう解析は行っていない」とのこと。当り前である(笑)。
そこで、番組ではUFO研究家ブルース・マカビー博士という怪しげな人物を引っぱり出してきて、「NASAに画像解析が出来ない訳が無い。逆にあの映像のUFOが本物だという証拠になる」などとも、のたまわせている。
まてまて、どうしてそうなると言いたくなるが、今度のスペシャル番組が「月着陸に隠された陰謀」だし、「エイリアンと格闘した人々の沈黙」とともに、どうも陰謀説が好きらしい(笑)。
これを見て、「やっぱりNASAは怪しい」なんて思っちゃう人もいるんだろうなあ。でも、大体、NASAがそんな馬鹿なことしてたら、アメリカ中のおかしな連中からゴマンとビデオや写真が送られてきて、仕事にならないでしょ。
ちなみに、イギリスロケで撮影したUFOいうのは、どうみても、いくつかの風船、もしくはプロペラ程度の推力を持った気球に電球をつけているようにしかみえない(笑)。だって、すごくふらふらしてるし、明らかに空気抵抗を感じさせる回転の仕方だからねえ(笑)。
 
多分、『これマジ!?』のスタッフは、他のUFO番組やUFO研究者たち(および、すぐに信じる視聴者)をからかうために面白がって番組を作っていたんだろうな。
ただ、全体的に「こんなもんでしょ」的に作ることだけに陥いっちゃってて(悪い言い方をすれば、視聴者を見下している)、それ以上の向上心が感じられなかったのが、ちょっと残念でした。
もうちょっと本気で遊んでくれたら、もっと面白い番組になってたかも。
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