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『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001 日） 金子修介でも、ゴジラはゴジラ 『ゴースト・オブ・マーズ』(2001 米） Ｂ級ＳＦ・ホラーの巨匠Ｊ・カーペンター作品 『ゴーメンガースト』(2002 英） アダルトファンタジーの最高峰、初映像化！ 『殺しのセレナーデ』(2001 スペイン） スペイン版スクリーム？ 『コンスタンティン』(2004 米） キアヌ・リーブス主演の米コミック原作のアクションホラー

ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃　（2002 日/怪獣モノ）

わははは、もうほんとにどうしようもなくひでえ話。 新『ゴジラ』シリーズの２話目だったか、ストーリーが全くわからず唖然としたことがあったけど、それよりマシとしても、こりゃあ、つらいわ（笑）。それにしても、ＳＦ野郎は四神モノが好きだねえ（笑）。 新『ガメラ』シリーズの金子修介監督なんで、ちょっと期待したんだけど、ぜ〜んぜんだめ。特撮や美術も『ガメラ』をかなり意識して、前作よりはがんばってるんだろうけど、やっぱり樋口真嗣にはかないまへんな。もっとも、『ガメラ：１９９９（ガメラ３）』がいいのは、海外スタッフに恵まれたせいかな。 それにしても、『ゴジラ』シリーズを撮る人間は米版『ゴジラ』を馬鹿にするけど、映画としたら向こうの方が数段上。そんなこったから、いつまでたっても、日本版の『ゴジラ』はつまんないのだ。 あ、進歩する気もないのかな（笑）。 東宝特撮は、ガキ向けになってから、どうしようもなくなっちゃったね。いくら今のレベルでも、子供の観客動員できるからって、もうちょっとなんとかなるんじゃないの？ ああ、最初の『ゴジラ』を見直したくなっちゃった（笑）。 　 ところで、タイトルにバラゴンの名前がないのは、差別の気がする（笑）。 　(AUG 06, 2002)

ゴースト・オブ・マーズ　GHOSTS OF MARS　（2001 米/ＳＦホラー？）

２１７６年、テラフォーミング化された火星には約６４万人の人間が移住していた。 炭鉱で火星の古代遺跡が発見。その封印が解かれて、閉じ込められていた火星人の幽霊が人々に乗り移って殺りくを始める、、、。 という、どうでもいい（笑）お話し。 な〜んとなく『バイオハザード（２００１）』的な映画を撮ろうとしたのかなあって感じですが、画作りはまごうかたなきジョン・カーペンターです（笑）。 　(APL 22, 2003)

ゴーメンガースト　GORMENGHARST　（2002 英/ファンタジィ）

アダルトファンタジーの最高峰『ゴーメンガースト』、遂に初映像化です！ もっとも、ＢＢＣによるＴＶ映画ですが。 この手の映像化が難しいものの初映像化は難がつきもの。まあでも、がんばってる方かしら。 ＴＶ＆ビデオなんで、映像が軽すぎる〜！　やっぱりゴーメンガーストは重く暗く閉塞感がなくっちゃ。そこから産まれる異常さがゴーメンガーストなのになあ。 映像に深みがないから、コメディ映画っぽくなっちゃってるのは、ちょっと悲しい。 ２本組みで、各２話づつ。１本目はゴーメンガースト３部作の内の第１話『ゴーメンガースト』の映像化。２本目は第２部『タイタス・グローン』の映像化。第３部がカットされたのは、止む負えまい。（詳しくは、＜深夜の読書＞を参考に） それにしても、やっぱりすごいなあと思うのは、イギリスの役者の層の厚さ。よくもまあ、これだけイメージに近い、個性的な顔だちの役者を集めたものだ（笑）。 あまり置いてあるビデオ屋ないと思うけど、ちょっとオススメ。 これを観て、原作読む気になってくれると嬉しいなあ。 　(NOV 15, 2002)

殺しのセレナーデ　tuno negro　（2001 スペイン/ホラー？）

「生贄は無知な女学生」（笑）、って惹句にあるとおり、名門大学でバカから順番に殺していく殺人鬼のお話（笑）。 もっとも、男も死ぬけどね（笑）。 じゃあ、犯人は優等生か、っていうと、その通り（笑）。 監督はペドロ・レ・バルベロ。 ダリオ・アルジェントが『スクリーム』を撮ったようだと評されたというが、褒めてるのかどうかよくわからない（笑）。 本国スペインでは『スクリーム』を超えた興行収入だったそうだが、内容云々というよりも、主演のスペインアイドル・シルケのＨシーン見たさだけだったんじゃないかなあ（笑）。 ところで犯人の素性が、ぜ〜んぜん分かんないんですけどお、、、。 　(DEC 10, 2002)

コンスタンティン　CONSTANTINE　（2004 米/アクション・ホラー）

直前にビデオで『エクソシスト ビギニング』を観ていたので、ものすごくマトモに観れてしまいました（笑）。 悪魔や天使とのあいの子「ハーフ・ブリード」を見分ける能力のあるコンスタンティン（キアヌ・リーブス）は、人間界に潜む悪魔を退治している。 肺ガンで死期の迫るコンスタンティンは、自分が天国には行けないことを知っていた。過去に、カトリックで禁じられている自殺未遂を犯したためだ。神に気に入られ、天国へ連れて行ってもらいたいがために、コンタンティンは悪魔と戦い続けている。 双子の妹が自殺した女刑事と関わりを持ったコンスタンティンは、サタンの息子がこの世界に現われようとしていることをつきとめる、、、。 原作はコミックらしいですね。日本だったら間違い無くオリジナルビデオアニメ化してそうな話です。 個人的には、人間臭い悪魔や神様のでる話は嫌いですが、なんとなく話を含めてコミックっぽいので、それほど気になりませんでしたね。 監督はフランシス・ローレンス。新人監督さんです。（またかよ（苦笑）） でも、悪魔に身体をのっとられるシーンの演出なんかは、『エクソシスト ビギニング』よりも、はるかにまともな演出をしていると思います。 地獄の風景も奇麗だから、許しちゃおう（笑）。 それにしても、エンドクレジット後のシーンというのは、クレジット中に帰ってしまう観客が多いことを考えるとあんまりよくないんじゃないかなあ。 まあ、観なくても、本編中に推察できることだから、いいんだけどね。 　(APL 20, 2005)