離珠も・・・
(後編)




「ただいま〜!」
 玄関に飛び込んできた太助の声は、家中に響き渡った。
 靴を脱いで上がりこむと、そのまま居間を目指した。
「シャオ、ただいま〜!」
 居間を覗き込むと、誰もいなかった。
 今朝、出かけたときの状態のままで、まだシャオが戻ってきた気配はなかった。
「商店街に寄ってから帰るって、言っていたけど・・・まだ買い物してるのかな?」
 そう呟くと、シャオの行き先を考えながら、太助は着替える為に自分の部屋に向かった。
 階段を上って、自分の部屋に入ると鞄を机の上に放り投げた。
 そして着替えようとしたところで、ベッドの中に人型の盛り上がりがあるのに気が付いた。
「え・・・・・・」
 太助は着替えようとしていた手を止めると、疑問に思いながら盛り上がりを見つめていた。
『ま、まさか・・・ルーアンが・・・・・』
 太助は、隠れていそうな人物を思い浮かべたが、盛り上がりを見るとルーアンほどの身長は無いように思えた。
 ルーアンではない事を確信すると、太助の鼓動は急に高まり始めた。
『も、もしかして・・・シャオが・・・・・』
 シャオが寝ているのかもしれないと思うと、太助の胸の鼓動は周りに聞こえるのではないかと思うほど、高まっていた。
 太助は顔が火照ってくるのを意識しながら、ベッドに近寄ると布団に手を掛けた。
 その時、ベッドの中がモゾモゾと動き始めると、プハッという感じで布団を跳ね上げながら、少女が起きあがってきた。
「!?・・・・・なっ!」
 見たことのない少女が、自分のベッドから起き出したことに、太助は非常に驚いた。
 更に、少女が裸でいる事も、太助の驚きに拍車をかけていた。
 太助は、後ろに下がろうとして足を縺れさせると、その場に座り込んだ。
 少女は、ジッと太助を見つめている。
 太助も、少女の裸体に行ってしまう視線を戻しながら、少女が誰だか思い出そうとしていた。
 艶のある多少ピンクがかった髪を、両側で丸くお団子の様にまとめていた。
 年格好は、多少シャオより幼い感じがした。
 ただ、裸である為に見える胸は、シャオに劣らない豊かさを持っていた。
 太助が見つめていると、少女はエヘッという感じに多少照れながら微笑むと、ベッドを降りて太助に近づいてきた。
 近づいてくる少女を、呆然と見上げながらもどこかで見たことがあると、太助は思っていた。
 少女は座り込んでいる太助に躰を預けると、その胸に頬を擦り寄せ始めた。
「あ、あの・・・君は・・・・・・」
 太助が、誰だか思い出せないまま声を掛けると、少女は顔を上げて再び微笑んだ。
 その微笑む顔を間近で見たとき、太助は一人の名前が浮かび上がった。
「・・・・・離珠?」
『ハイでし!・・・太助しゃま』
 離珠は正解を伝えるように、太助の背に腕を回して強く抱きついた。
「え・・・あ・・・何で・・・その・・・大きく・・・・・」
『紀柳しゃんに、大きくしてもらったデシよ』
 離珠は太助の顔を見ながら、ニコニコ微笑んでいた。
 何故、離朱が裸で微笑むのかを考えながら、太助は離朱の胸に吸い寄せられる視線を、何とか顔に戻そうと苦労していた。
 やがて太助は、息子が起き出す気配に気が付き、離珠に声を掛けた。
「離珠・・・その・・・離れた方が・・・・・」
『ゆうべ、太助しゃまとシャオしゃまが抱き合ってるのを見てたデシ・・・・・だから離珠も・・・・・』
 離珠はそう伝えようとして、更に強く太助の躰に抱きついた。
 シャツの布越しに伝わってくる離珠の柔らかな胸の感触に、太助のものはすっかり起きあがってしまった。
 離朱も自分の下腹を押し上げる、異物に気が付いた。
 見ると、ズボンの上からも分かるほど、太助のものは大きくなっていた。
 離珠は太助の下半身にある、熱を持ったズボンの膨らみを見つめていた。
「あ・・・離珠、こ、これは・・・その・・・」
『こんな所にあったのでしか・・・・・』
 離珠は、膨らみの方に手を伸ばし、ベルトをはずして太助のズボンを脱がせ始めた。
 太助は、離珠の行動にあわてて声を掛けた。
「離珠!ちょ、ちょっと待ったぁ!」
『大丈夫デシよ、紀柳しゃんから教わったデシから。紀柳しゃんは勉強熱心なんデシね〜』
 太助の制止も聞かず、離珠は太助のものを嬉々として引っ張り出していた。
 窮屈な場所から解放された太助のものは、離珠の目の前で勢いよく立ち上がった。
 離珠は、目の前に現れた力強く起立するものに見入っていた。
 そして、間近で見つめられている太助は、気恥ずかしさの為か身動きできずにいた。
 離珠の熱い息が掛かるたびに、太助のモノはヒクッと震えて、更に雄々しくなっていった。
 やがて、離珠は唇を近づけると、赤い舌を伸ばしゆっくりと舐め上げた。
「うっ!・・・・・・」
 太助は思わず声を漏らしていた。
 離珠の舌が触れただけで、しびれるような気持ちよさが走り抜けた。
『太助しゃま・・・・・』
 心配そうな顔で、離珠は太助を見つめていた。
 離珠の行動に最初は焦っていたが、真剣に見つめてくる瞳を見ていると、太助は落ち着きはじめた。
 落ち着いを取り戻した太助は、離珠に微笑むと、頭を優しくなで始めた。
「離珠・・・続けて・・・・・」
『ハイでし!』
 離珠は安心すると、太助のものに再び舌を伸ばしてゆっくりと丁寧に舐め上げ始めた。
 優しく離珠に舐め上げられるたびに、太助のモノは気持ちよさに震えていた。
 興奮の高まってきた太助は、自分の欲求を伝えようか迷っていた。
「離珠・・・その・・・・・」
 離珠は、太助の思いが分かるのか、舐め上げ切るとゆっくりと焦らすかのように太助のものを、口の中に含んでいった。
「おぉぉ・・・・・」
 すっかり包み込まれた太助は、思わず声を漏らしていた。
 シャオより体温が高いのか、離珠の口の中は熱かった。
 そんな筈はないが、火傷するかもしれないと錯覚するほどの熱さだった。
 更に、離珠に含んでもらえる事を考えたこともなかったせいか、太助の興奮はいつもにもまして高まっていた。
 たが、少しだけ太助は物足りない感じがした。
 離珠は、太助のモノをくわえて前後するだけで、ある一定以上の快楽は得られなかった。
 たしかに、離珠に含んでもらうことで興奮はしていたが、直に感じる刺激としては物足りなかった。
 それを補うために、太助は腰をゆっくりと動かし始めた。
『あん・・・太助しゃま・・・静かにしてないとだめデシよ』
 離珠は動き始めた太助のモノを、固定するために更に強く吸い付き始めた。
「ぎゃっ!!!」
 突然、太助の叫び声が部屋に鳴り響いた。
 テヘヘという感じに、離珠は失敗を取り繕う笑いを浮かべていた。
『ごめんデシ・・・紀柳しゃんからも、注意されてたんデシよ・・・・・』
 太助は股間を手で押さえて、まるで痛みから逃れようとするかのように、転げ回っていた。
 離珠は、立ち上がると太助に近づいていった。
『大丈夫デシか・・・太助しゃまも悪いデシよ・・・急に動きだしゅから、歯が当たったデシよ・・・・』
太助は、近づいてきた離珠を、涙目で睨んでいた。
「離珠〜!!!」
『えっ、えっ、・・・何デシか?』
 離珠は太助の勢いに後ずさろうとしたが、勢いよく立ち上がった太助に抱え上げられた。
 太助はそのままベッドに近づくと、離珠を抱え込んだまま倒れ込んだ。
『きゃっ!太助しゃま・・・何をするデシか・・・んっ・・・・・』
 太助は倒れ込んだ時のまま、離珠の上に覆い被さっていた。
 素早く唇を塞ぐと、離珠の胸に両手を伸ばしていた。
 両手の下で形を変える胸は、驚くほどの量感を持っていた。
 太助が優しく両手で捏ねていくうちに、離珠の体全体が薄く染まり始めた。
『はぁ・・・うっ・・・た、太助しゃま・・・離珠は何だか・・・・』
 太助は、離珠の胸に夢中になって、むしゃぶりついていた。
 やがて、片方の手を離すと、胸の頂に隆起しはじめたモノに吸い付いた。
『んっ・・・あぁ・・・はぁ・・・・』
 離珠は、自分の身体の変化に戸惑いを覚え始めた。
 ただ、その感じは怖くはなく、昨夜シャオから伝わってきたモノに近い感じがした。
 しかし、不安な気持ちは消しようが無く、いつの間にか太助の頭を抱えていた。
『はぁ・・・はぁ・・・太助しゃま、太助しゃま・・・・・・』
 十分に離珠の胸を堪能した太助は、徐々に秘所を目指してさがり始めた。
 だが、手だけは名残惜しそうに、胸から離れることはなかった。
『あぁぁ・・・んぅぅ・・・ふぅくぁぁぁ・・・太助しゃま・・・行かないでくだしゃい・・・・・・』
 離珠の腕から抜け出した太助は、新たな目標に向かっていた。
 両足の付け根にあるはずの、人目に晒されたことのない秘所を目指して。
 やがて辿り着いたそこは、微かな湿り気を帯びていた。
 しかし、秘壺の入り口はしっかりと、閉じ合わさって進入する者を拒んでいるかのようだった。
 太助は、顔を近づけて舌を伸ばすと、丁寧に入り口の溝を舌でなぞり始めた。
『ひゃっ!くぁはぁぁぁ・・・・た、太助しゃま・・・・』
 突然現れた、今までにない強烈な感覚に、離珠は身をよじり始めた。
 太助は、離されまいと離珠の腰を両手で捕まえると、舌での愛撫を続けていった。
『あっ・・・ひゃぅあぁぁ・・・んっ・・・・』
 太助の舌が触れるたびに、離珠の体は跳ね回った。
 引き離されないように、更に舌を伸ばして離珠の秘裂を味わい続けた。
 やがて、太助の舌先に、今までと違った滑りのある液体が触れ始めた。
 太助は更に引き出すため、舌先に力を込めると離珠の秘壺の中に潜らせて行く。
『ひゃっ・・・あぁ・・・くぅはぁぁぁ・・・・・』
 舌の潜り込んだ秘壺の中はとても狭く、太助の舌を強く締め付けてきて動かすことが出来ないほどだった。
 しかし、太助の舌がやってくるのを待っていたかのように、奥から蜜が溢れ始めた。
 太助は溢れ始めた蜜を掻き出すかのように、舌を激しく動かし始めた。
 秘裂の周りを舐め上げ、そして蜜の溢れ出る源を確かめるように、奥に潜り込んでゆく。
 初めて味わう、太助の激しい愛撫に、離珠の意識は白く飛び始めた。
『くはっ・・・あぁあぁ・・・た、たしゅけしゃま・・・もう・・・だめ・・・デシ・・・あぁぁあぁぁぁぁ・・・・・』
 離珠は思いとは裏腹に、太助の頭をグイグイと自分の秘所に押しつけている。
 やがて、太助は舌が千切れるのではないかと思うほど、離珠の秘壺に締め付けられた。
 気が付くと、離珠は全身を緊張させるとヒクヒクと痙攣していた。
 躰から力が抜けた後、荒い呼吸をしている離珠を見て、太助は離珠がイッた事を感じ取った。
 呼吸が未だ収まらず、躰がすっかり上気した離珠を見ているうちに、太助の中に愛おしさがこみ上げてきた。
「離珠、可愛いよ・・・・」
 太助は躰を寄せると、離珠の耳元に囁いた。
『太助しゃま・・・・・』
 赤く顔を染めながら、太助の腕の中で荒い呼吸を繰り返していた。
 離珠の秘裂を味わっている間に、太助のモノは痛みさえ感じるほど強張っていた。
 太助は、離珠の太腿の間に躰を割り込ませると、自分のいきり立ったモノを蜜壷の入り口に押し当てた。
「離珠・・・ちょっとの間、我慢して・・・・・」
『太助しゃま・・・・』
 離珠は、太助の目を見つめながら、静かに頷いた。
 太助はゆっくりと腰を進めた。



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@ たとえ太助といえども、離珠に手を出す事まかりならん!


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