エピソード2
放射朗
一回生の恥ずかしい自己紹介の後、しばらくはごく当たり前のクラブ活動が続きまし
た。もちろん厳しさはかなりのものでしたが。でも、知らないのは私だけで、ひそかに
一人、二人と居残りさせられて、何やらやらされている雰囲気がありました。
居残りさせられた娘がそこで何があったか絶対教えてくれなかったので、私達、まだの
娘達もなるべく気にしないようにしていました。
居残りさせられた後、感じがガラッと変わった子なんかもいたので、内心気になってい
ましたが、何を聞いても、別に、たいした事ないって、そのうち分かるから、などとはぐら
かされ、追求はそこで諦めてしまいました。
6月を過ぎて梅雨に入りかけのころ、私の順番が回ってきました。
練習が終わり、更衣室に向かおうとしていた私に、2回生の高木先輩が声をかけてきた
んです。
「沢渡、今日ちょっと残ってくれない?手伝ってほしいことがあるのよ」
さりげなくそう言われると、断る口実がすぐには出てきません。
「あ、はい。分かりました」
私は仕方なくそう答えました。
「別にたいしたことじゃないのよ。1回生の斎藤も来るし」
私の不安そうな顔を気にしてか、すぐに高木先輩はそう付け加えました。
斎藤さんは以前の自己紹介の時に反抗して3回生の増田先輩と試合をした娘です。あ
の時の増田先輩の強さを思い出して、ちょっとドキッとしてしまいました。
女の子でも剣道なんかやってる娘は男の子と同じように強い人にあこがれるものなん
です。自分もあんなに強くなりたいと思って、つらい練習にも耐えていけるんです。
そんな風に強い先輩に憧れる気持ちは恋愛感情にかなり近いと思います。
高木先輩の後から剣道部の部室に入ると、そこには増田先輩を始め3回生の先輩が五
人と、2回生の先輩が4人それに斎藤さんがいました。
部室は12畳くらいの部屋の真中に大きめの長椅子が2台置いてあり、その周りにロ
ッカーや椅子が何脚かあるんですが、12人も入ると息が詰まりそうなくらいに狭く感
じました。
「沢渡、そこに座りなさい、斎藤はこっちね」
増田先輩に言われるまま私達は端の椅子に腰掛けました。
「沢渡は処女で、斎藤は経験者だったわね」
唐突に高木先輩が言いました。
嫌な予感がしたのは事実ですが、どうしようもありません。
私達は素直にうなずきました。
「実はこのクラブには恒例の行事があってね、まあ、ストレス解消にやってるんだけど。
あ、そうだ。沢渡は男嫌いなの?あんたくらい美形なら男の子がほっとかないでしょ」
高木先輩の言葉に全員の注目が一編に私に集まって、私はしどろもどろになってしま
いました。
「いえ、嫌いというわけじゃないです。けど、なんとなく」
私の答えは答えになっていないみたいでした。
「じゃあ、男とセックスしたいと思ったことはあるわけね。別に女専門というわけじゃ
ないんでしょ」
「はい」
レズじゃないと言いたかっただけですけど、セックスしたいと思われたんじゃないか
しら。
「なるほど、興味はあったけど、チャンスがなかっただけね。分かった。そのチャンス
をあげましょう」
高木先輩はそう決め付けました。
「斎藤は、今付き合ってる男いるの?」
私が待ってくださいと言う前に高木先輩は斎藤さんの方に話を持っていきました。
「今はいません」
斎藤さんが無表情に答えました。
「ちょっと待ってください。あの、私、別にいいです」
私は割り込むように高木先輩に訴えました。
「いいからいいから、あなたの気持ちは分かってます。誰でも最初はそう言うのよ。で
もいずれ処女は無くすもんでしょ。いつまで持っててもしょうがないわよ。それに貴方
くらい美人なら膜なんてなくても全然商品価値落ちないって」
高木先輩は全然取り合ってくれませんでした。
これから何が始まるのでしょう。
私は怖かったけど、他の1回生の部員達も経験してきたことだし、ちょっとだけ興味
というか怖いものみたさの気持ちもあったので強くは拒否しませんでした。
「さっきちょっと話した恒例行事のことだけど・・・・・・。実は私達月に1度か2度男をナ
ンパしてきてここでエッチしたりしてるのよ。まあ、これは好きな人が参加すればいい
んだけど、あなた達もいずれ知ることになると思うから、できれば口封じのためにも参
加してほしいのよね。今日だけでもいいから」
高木先輩の言葉はすぐには信じられませんでした。
確かにこのクラブはびっくりさせられることが多いけど、部室でそんなことしてるな
んて。
でも斎藤さんはあまり驚く風ではありません。逆にくすっと笑って言いました。
「私の高校でも似たようなことやってましたよ。恒例の行事ってわけじゃなかったです
けど。気に入らない男の子を連れ込んで何度かリンチしてましたから。どこの女子部で
もけっこうやってるんですよね」
あきれた。斎藤さんは高校時代から経験者だったんです。
「斎藤は高校の時から経験者ってわけね。しかもリンチだなんて、心強いわ。もうすぐ
ナンパ組みが帰ってくるから、お手並み拝見させてね」
高木先輩と斎藤さんは怖い笑顔で見詰め合ってました。見詰め合う魔女のようだわ。
でも、私はやっぱり遠慮したいです。
「ちょっと待ってください。私は・・・・・・」
私の言葉に高木先輩が振り向きました。
「あなたは処女だし、今回は見てるだけでもいいわ。ちょっと手伝ってくれればね。で
も、今度の新入部員歓迎会ではそういうわけにもいかないから、そのつもりでね」
高木先輩の言葉が終わらないうちに、二人の先輩が目隠しされた男性を連れて入って
きました。
「ナンパ組み到着でーす。今日は25歳の社会人の男を捕まえてきました」
ナンパに行っていた先輩の一人が、男性の目隠しをはずしながら言いました。
目隠しを取られて、その男の人はまぶしそうに目をぱちぱちさせていました。
「本当かよ、そんなおいしい話無いって思ってたけど・・・・・・」
彼は私達を見回して興奮した様子で独り言を言ってました。
「本当だよ。私達全員好きなだけ抱いていいよ。でも言った通りあなたは寝てるだけだ
からね。主導権はあげないよ」
ナンパ組の山田先輩が言いました。ナンパ組は2回生のちょっとボーイッシュな山田
先輩と背の高い小柳先輩でした。
「オーケーオーケー、その方がこっちも楽できていいぜ。じゃ始めようぜ。ここに寝れ
ば良いんだろ」
彼はそう言いながら服を脱いでいきました。
嫌だ、本当にやるんだわ。どうしよう。
上半身裸になりズボンも脱ぎました。
体型はがっしりしていて上半身は逆三角形。何かスポーツでもしているのでしょうか。
いかにも性体験豊富で自身満々という感じでした。その時すでに彼のトランクスの前
が膨らんでいるのが分かりました。私はつい目をそらせてしまいましたが・・・・・・。
「さあて、日頃のストレス解消と行きましょう。1回生はとりあえず横で見学ね」
増田先輩が言うと、他の2回生たちが数人よってきて彼のトランクスを脱がせました。
その瞬間、完全に勃起したペニスがブルンと勢い良く飛び出しました。
あんなに大きいなんて。
私は初めて見る勃起した男の人のものに、恥ずかしかったけどつい見入ってしまいま
した。視線を外そうとしても無理だったんです。
ふと横を見ると斎藤さんが薄ら笑いを浮かべてその状況を眺めています。
斎藤さんにとっては見慣れた風景って感じでした。
「先輩。ご覧の通りです、ギンギンですから順番にどうぞ」
2回生が男にコンドームを装着して3回生に向かって言いました。
男の人のほうに気を取られて気づかなかったけど、3回生の先輩方は増田先輩を始め
として全員全裸になっていました。股間の黒々した陰毛がやけに目立っていました。
「うほー!いいねいいね。早く来てくれよ」
長椅子を並べたベッドの上で、男が手招きしてます。
「何にも知らないで、いい気なもんね。さあ、何回くらいで泣き出すかな」
私の横にいた2回生の独り言が、かすかに聞こえてきました。
増田先輩が最初に男の人にまたがりました。
無造作にペニスをつかむと、ねらいを定めるように腰をひねって、決まるとぐっと腰
を落としました。
「ううっ締まるなあ。君うまいね。腰の動かし方がいいよ」
下になった男が増田先輩に声をかけています。
彼は下から突き上げるように腰を動かし始めました。アダルトビデオなども見たこと
なかったので、初めて見る男女の愛の儀式ですが、なんともあっけらかんとして無味乾
燥のものでした。増田先輩もだんだん気持ちよくなってきたのか、うっとりした顔をし
ています。
ぐっぐっと音を立てながら、二人の腰が合わさっています。増田先輩の腰が回るよう
に動いていました。次第に周りの先輩方も興奮してきたのか空気が違ってきていました。
もちろん私もすっかり興奮して、恥ずかしながら下着の方もじっとり湿っているとい
う状態でした。
「ああ、すごい。もういきそうだよ。ああ、ちょっと待って」
ほんの5分くらいで男が言いましたが、増田先輩はかまわず腰を動かし続けます。
「いってもいいわよ。何度でもいく時間あるんだから」
笑みを浮かべ、男を見下ろしながら増田先輩はさらに強く腰をひねりました。
「ううっ出る」
男がぐっと腰を浮かせてビクンビクンと力強く動きました。どうやら射精したみたい
です。
「案外早かったわね。もう少しがんばってくれるかと思ったんだけど」
立ち上がった増田先輩の下で、男の物が湯気を立てていました。
すでに半分萎えかけているそれの先は白い液体で膨れ上がったコンドームの風船がつ
いていました。
「すごく良かったよ。あ、でも俺まだあと2回は楽勝だから。他の娘も楽しませてやる
ぜ」
そんな風に軽口たたいている男の股間に2回生が群がり、萎えている男の物をやんわ
りとこすりあげます。
男は気持ちよさそうに身を任せていました。
軽口叩くだけはあって、すぐに回復したそれは毅然としてすごく立派でした。
私のあそこもすごくうずきだしました。これまでそんなにしたいとは思ってませんで
したが、あれを入れられてみたいと、本気で思い始めました。
「次の先輩どうぞ」
準備完了して2回生がまた3回生に場所を譲りました。どうやら下級生が勃起させる
係で上級生が楽しむというルールができてるみたいです。
「ああ、久しぶりのちんぽだわ。2回目だから10分はがんばってね」
二人目は副部長の岡田先輩でした。その言葉に私は少し可笑しくなってしまいました。
確かに岡田先輩は筋肉質で、美女の増田先輩と比べなくてもお世辞にも美人とは言え
ないなあ、久しぶりなのも当然だわ、なんて考えてしまったからです。
そんな考えが浮かぶほど自分に余裕ができてきたのが不思議でした。
岡田先輩の腰が上下するたびに粘膜を擦り上げる卑猥な音が部室に沸き起こります。
ぐちょぐちょ、にゅちゃにゅちゃ!そんな音と、うう、とかあんあんとか二人の甘い
つぶやきが、周りで見ている娘達の興奮を否が応でも盛り上げてくれます。
「ああ、最高これよこれ。ああ、もういきそうだわ」
クリトリスを男に擦りつけるようにして岡田先輩が声をあげました。
あ、ああ、う、うん、すごく感じる、いいわ、とても 岡田先輩のそんな喘ぎ声に、
男がここぞとばかりに下から乱暴に突き上げました。
「う、うう、いく」
岡田先輩がのけぞり、そして男の体に倒れこみました。
「ひ、久しぶりだったから、すごく感じちゃった」
声を震わせながらそう言うと、岡田先輩が男から降りました。
「何だよ、口ほどにもないなあ、10分たってないぜ」
男はギンギンのペニスを誇示しながら次の娘を催促しています。部屋の中はエアコン
が壊れたのかと思うくらい熱気むんむんでした。
その後3回生二人が順番にセックスして男は公約どおり3回の射精を果たしました。
3回目はけっこう長持ちしたので始まってから40分が経過していました。
「さすがにご馳走様だよ。いやーいい気持ちだった。またなんかのとき呼んでよ。精力
つけとくからさ」
3回目が終わって男が起きようとしました。私もやっと終わったんだと、ほっとして
いました。
「おい何すんだよ、ちょっと」
男の声でそっちを見てみると、起き上がろうとする男を2回生が押さえ込んでいました。
「たった3回くらいで終わらないでよ。やっと私達の番になったんだから、こっちは欲
求不満でいらいらしてんだから」
高木先輩が男のペニスを握って擦りあげています。
男はそれほど抵抗するでもなくされるままになっていました。
「参ったなあ。明日仕事なんだけどなあ」
男は無理やり勃起させられることにもそれほど嫌そうじゃありませんでした。一応自
分の欲求は吐き出してしまったけど、まだまだ余裕があるみたいでした。高木先輩は男
の物を口に含んで舌で刺激を加え始めました。
「女の性欲ってすごいね。それじゃあおっぱいくらい揉ませろよ」
男は足を押さえ込んでいる2回生に目配せしました。
「ほら沢渡、こっちの足押さえといて」
その2回生が私を呼びました。
私は恐る恐る男の足を押さえました。
私が代わるとその先輩は男に胸をもませやすい場所に移動しました。
男がわざとつま先で私の股間を刺激してきました。
私はジャージ姿でしたが、興奮してるところを刺激されて、あっと声をあげてしまい
ました。
「余裕だねまだ。後3回くらい軽いんじゃない」
私がいたずらされてるところを見つけて高木先輩が言いました。
「口でも舐めたいでしょ、斎藤、この人に舐めさせてあげなさい」
高木先輩がさらに斎藤さんに命令しました。
斎藤さんは待ってましたとばかりにジャージと下着を脱ぎ捨てて下半身裸になり、男
の顔にまたがりました。
ええ、そんなことするの?
男の口に自分のあそこを押し付けるようにしてまたがる斎藤さんの姿に私はびっくり
してしまいました。なんて卑猥なんでしょう。それでも男はすごく喜んで顔を動かし、
斎藤さんのあそこを舐めまわしています。
それをやりだしてから急に男の物も元気になりました。
「ほらね。まだまだいけるじゃん」
「斎藤はさすがだね、顔またぎのベテランって感じ」
「あの男、斎藤のクリを吸ってるよ。うまそうにね」
多分3回生でしょうか、誰かの話し声が聞こえました。チュバチュバと音を立てて舐
めたてる男に斎藤さんもすごく気持ちよさそうに体重を預けています。
そんな斎藤さんを見てたらさらに興奮してしまい、私は自分からあそこを男のつま先
に擦りつけるようにしてしまいました。それだけですごく気持ちよくなりました。
「沢渡さん、代わろうか」
しばらくして斎藤さんが私の方を見て言いました。
私は一瞬躊躇しましたが、結局は斎藤さんと交代してもらいました。
「おお、処女の沢渡が顔またぎデビューだよ。こりゃいいね」
そんな3回生の冷やかしも気になりませんでした。
「この娘処女なのかよ、うれしいね、おいしそうだ」
言っている男の口をふさぐように私は腰をおろしました。
あそこに男の舌を感じた時、体中に電流が走るような快感を感じました。
舌が私の中にぐっと突き入れられるたびに気を失いそうなくらい感じてしまいました。
自分では意識してなかったけど、後で聞いた話ではすごく喘ぎ声を上げていたそうで
す。私は男の顔に完全に体重を預けて快感に酔ってしまいました。
私が快感に酔っている間に2回生の先輩方が順番に男の腰に乗って、男はさらに2回
いかされていました。
「おい、もういいかげんにしろよ。俺痛くなってきたよ」
男がいやいやするように私のお尻の下で顔を動かしたので、私が腰を浮かせると言い
ました。そして彼は手足を振って暴れだしました。私は驚いて立ち上がり、男の顔から
降りました。
男は、手足をそれぞれ一人づつの部員に押さえつけられて、すぐに身動きできなくさ
れてしまいました。
「まだたったの5回じゃない。たっぷり時間はあるんだから。それに満足していない女
の子もね。言っておくけど、私達はあなたを喜ばせるために捕まえてきたんじゃないよ。
私達のストレス解消なんだから。私達が満足するまでがんばってもらいますよ」
美貌の増田先輩の言葉に男はごくりとつばを飲みました。
「そんな事言ったってもう立たないって」
男の口調は確かにかなり疲れているようでした。
「まあ、心配しないで、立たせる方法はいろいろあるんだから」
増田先輩の言葉で、男もやっと自分の立場がわかってきたみたいです。
横柄だった口調が急に丁寧になってきたからです。
「でも、あんまりひどいことしないでくれよね。明日仕事だからさ」
何とか女達を手なずけようとしているのが見て取れました。
「とりあえずあなたのお尻を可愛がってやるよ。性感マッサージ行ったことある?男は
前立腺刺激されるとすごく気持ちいいんだよ」
高木先輩がアナル用バイブを男の目の前で電源をいれて唸らせながら言いました。
そのバイブにコンドームをかぶせて、男の肛門に軽く当てました。
「うわあ止めてくれ」
男は足をくねらせて逃げようとするけど、両足を大きく広げるように押さえ込まれて
います。
「クリーム塗ってあげるから、あまり痛くはないわよ」
高木先輩は傷薬の軟膏を指に取り、男の肛門に塗りこめました。
「ほら、入れるから力抜きなさいよ」
バイブが男の肛門をねじ開け、ずるりと入っていきました。その時の男の顔は、いや
いやながらも嬉しいような、気持ちいいような、変な表情をしていました。
その男の顔を見て3回生の先輩たちが笑いました。
「どんな感じ?初めてお尻を犯された感想は?」
「それじゃあ、電源入れます」
少しの間バイブで直腸をこねまわしていた高木先輩がコードレスバイブのスイッチを
入れました。
「うわあ、変な感じだよ、ひえー」
男は首を盛んにふりながらわめきました。
「このあたりかな」
高木先輩はバイブを男の中で動かして位置を確かめていました。
「どう、感じてきただろ、これが前立腺マッサージだよ」
本当に感じているみたいです。それまで散々犯されてふにゃふにゃになっていた男の
ペニスがぐんぐん起立し始めてきました。
「そろそろできそうだね。次の人どうぞ。後何人いるのかな」
高木先輩は男のペニスにゴムをかぶせながら言います。
その時点でまだセックスしていないのは2回生が4人と私達1回生二人でした。
その中の2回生の一人が男の上にまたがりました。
男の物を握り、自分のあそこにあてがいます。
再び騎乗位でのセックスが始まりました。男の顔にも違う2回生の先輩がまたがりま
した。本当は私ももう少しまたがりたかったけど、さすがに自分からは言い出せません
でした。男の顔に体重をかけて擦りつけるように先輩のお尻が動きます。
ネチャネチャした音が聞こえてきそうな感じでした。
そうやってさらに男は2回いかされました。
「もう勘弁してください。さすがに無理だって、痛い痛い触らないでくださ・・・・・・」
男の情けない声は先輩のお尻でふさがれて途中で消え入りました。先輩のあそこに出
入りしているその物は、見ると赤黒くなって腫れているみたいでした。
また腰にまたぐ人が交代しました。
男は度重なる射精ですでに精液は枯れてきたみたいで、ゴムの中にはほんの少ししか
発射していませんでした。
「もうゴムはいらないよね。やっぱり私は生がいいもん」
数人がかりでの愛撫でやっと立った男のペニスを握った先輩が言いました。
でも勃起はしても9回目じゃさすがに硬度が足りず、うまく入らないようでした。
「何よこれ、だらしないぞしっかり立たせろよ」
彼女は手を後ろに回し、男の睾丸をぎゅっと握り締めました。
「ぎゃ−!」
たまらず男の悲鳴が響きました。
「ちんぽも立たせられない男はこんなもの要らないだろ」
ヒステリックに叫ぶ彼女はさらに男の睾丸を殴りつけました。
うげっとがうぐっとかうめきながら男の体ががくんがくんゆれます。押さえつけてい
る2回生と斎藤さんたちは懸命に力を入れますが、それでも弾かれそうでした。
「沢渡、押さえるのを手伝いなさい」
後ろから3回生の先輩に命令されて、私は急いで男の右足を押さえました。
男はしばらく暴れた後静まりました。
「いくら暴れても無駄だよ。私達を満足させるまで、許さないんだからね」
男にまたがった彼女が勝ち誇ったように言います。そして今度はやさしく男の睾丸を
揉み始めました。
「もう許してください。もう無理です。あれが腫れ上がって痛いんです」
男は情けない声で懇願しました。
「なに泣き言言ってるの。前回のちんぽは12回発射したんだから。あんたもそんくら
いがんばらなきゃ許してあげないよ」
前回の12回発射した男は高校生の柔道部員だったそうです。高校生くらいだと、や
りたい盛りだからがんばらせれば平均で10回くらいはできるという話でした。
男はさらに2回無理やりいかされて、10回発射した時点で、もうどんなことをして
も立たなくなってしまいました。彼の物は充血して赤黒く腫れ上がり見るも痛々しい状
態でした。
「何だよ、もうおしまいか。ちんぽが立たないんじゃあセックスはできないね。でもこ
れで終わりじゃないからね。 だってあんたは充分満足しただろうけど、私達はまだ満
足していないのが3人もいるんだから。他のことで満足させてもらうよ」
高木先輩が男の睾丸を軽く指で弾いて言いました。
「ウグ、許して・・・・・・」
男は懸命に体を丸めようとしますが、私達が押さえつけているので身動きできません。
「こいつどうする?」
高木先輩はまだセックスしていない3人に聞きました。
三人とも剣道で鍛えてるからか、スレンダーな身体で、スタイル抜群でした。
そんな女の子達が下半身裸で性器を露出してるんです。
普通ならそれだけで、誰でも思わず勃起してしまうんでしょうが、今ここに寝かされ
てる男はそんなものを見てもまったく反応しないくらいに搾り取られてしまってたんです。
「やっぱ、SMしかないでしょう。こいつがどこまで絶えられるかやってみるのも面白
いかも」
「でも鞭打ちやろうそくなんてありきたりで面白くないよ」
「あたしこないだ雑誌ですごいの見たのよ。ちんぽに待ち針さしてハリネズミみたいに
してるの」
「待ち針かあ、それいいね。音もたたないし、疲れないもんね。火事の心配もないし」
3人が相談して、最後のSMプレイは待ち針刺しに決定しました。
本当にするのかしら。もしするのならすごく痛そうです。
私はぞっとして背筋が冷たくなってきました。
「や、止めてくれ。止めてください。それだけは勘弁してください」
男が大声で叫びました。
「もう決まったよ。それじゃあ。一人一本づつこいつのちんぽに刺してお開きにしまし
ょう」
増田先輩の声は男には死刑宣告のように響いたんでしょう。急に体ががたがた震えだ
して、手足を押さえるのも苦労しました。高木先輩が最初に待ち針を持って男の側に立
ちます。男から見えるようにして針の先端をライターであぶっています。
「ほら、ちゃんと消毒してるから化膿する心配はないわよ。これを今からあんたのちん
ぽに刺してあげる。どの辺がいいかな」
男は懸命に暴れて逃げようとしていました。両腕と両足の筋肉が精一杯の力をひねり
出してるのを感じます。
両足に二人づつ体重をかけるようにして私達はやっと押さえ込んでいました。
「止めてください。助けてください」
全身の力をこめて逃げようとしても、たくさんの女達に押さえられて彼は身動きも出
来ません。哀れな声を上げるしか出来ないんです。
「往生際が悪いよ。あたし達を満足させられなかったのが悪いんだから」
とうとう高木先輩は男のペニスをつかむと、待ち針の先端をゆっくり近づけました。
仰向けに押さえられている男には針が死角になって見えなくなります。
「ぎゃ−痛い−。うわーんわーん」
男はとうとう泣き出してしまいました。子供みたいに大声で泣きじゃくりました。
痛みと恐怖で恥も外聞も無く感情をさらけ出して泣き叫んでます。
赤黒い男のペニスにはひとつの洗濯バサミが食い込んでいます。針を刺すというのは
嘘で、本当は洗濯バサミではさんでいたのでした。
彼はその痛みを針で刺されたものと思わされて、泣き出したのです。
「どこまで持つかと思ったけど、やっと泣き出したね」
「いい年した男が泣いてるのもいいもんだよね。スカッとするわ」
「でもあれで泣かなかったら、本当に刺してみたのに、ちょっと残念だよね」
「一度本当にハリネズミにしてみたいわ。あんまり血が出るのも困りもんだけど」
2回生たちが口々に言い合っています。皆すっきりした顔をして泣いていている男を
見下して満足そうにしていました。
そんな風に泣きじゃくっている男の姿を見て、私も不思議なことになんとも言えない
カタルシスを憶えました。決してひ弱な男じゃなく、むしろたくましい男が女に泣かさ
れている姿を見て・・・・・・。
男尊女卑の思想なんて古臭くなって、今ではそんなこと誰も口には出しませんが、そ
れでもまだその思想はいたるところに根深く残っているものです。
女は女らしくとか、女の癖にとか、女だてらにとか、言葉でもまだまだたくさん残っ
ているのですから。ニュースでもいつも犯されて泣かされるのは女の方と決まっています。
そんな風に女が虐げられている現実に反撃したような気持ちになっていたのかもしれ
ません。
その後、男は服を着せられ、来た時と同じように目隠しされ、両脇を抱えられるよう
にして部室を出て行きました。一人では満足に歩けないくらい消耗していたんです。
そんな風によろけながら歩く男の足取りを見ても、私には同情の気持ちも起こりません。
私はこのクラブの先輩たちに影響されて冷たい女になってしまったのかもしれません。
それとも元々サディスティックな素質があったのか。
この、通称『逆レイプ大会』という行事は自分達の性欲を満足させるためじゃなくて、
むしろ男を泣き叫ぶまでぼろぼろにしてサディスティックな快感に酔うためのものなん
だと、私はやっと気づきました。斎藤さんは最初から分かっていたみたいですが・・・・・・。
だから、男がたとえ全員とセックスして満足させたとしてもそれで終わりになる類の
行事じゃなかったのです。私はやっとこのクラブの真実の姿を知りました。でも退部し
ようという気持ちは起きませんでした。普通のセックス以上の快感があることを知って
しまい、その快感はこのクラブでしか味わえないものだと分かったからです。
もっともっと男をいじめてみたい。
最初は喜んでいた男が、泣いて許しを請うまでいじめてみたい。
普段威張り腐って、女なんて欲望の対象でしかないなんて考えている中年サラリーマ
ンをぼろぼろにして泣かせてみたい。今までクラブで先輩たちに一方的にしごかれたり
いじめられていた自分が、その反動で完全にサディズムの快感に酔ってしまったのかも
しれません。
怖いと思っていた先輩たちも何だか違って見えてきました。すごく頼もしく思えてき
たんです。これから私もあんな2回生になって、3回生になっていきたいと思いました。
これまでの自分はおとなしくて自分の意見もよく言えないような性格でしたが、それ
はそんな自分を演じていただけだったのかもしれないと思いました。
残酷な本性を隠して男受けのする性格で塗り固めて……。
そんな幼い殻が今日のことでこなごなに砕かれてしまったんです。
もう絶対後戻りはできないけど私は決して後悔しないと思います。
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