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読者投稿コーナー 2 セイバー戦の構えの変化 なおきんさん投稿 2001年6月14日 エピソード1のビデオを見ていて、ライトセイバー戦において 旧三部作とセイバーの構え方に違いがあることに気が付きました。 旧三部作におけるセイバー使い、オビ=ワン、ルーク、ベイダ ーはいずれも腕を下げ、剣先を真っ直ぐ相手の顔の方にむける 構え、すなわち剣道でいう「正眼」に構えています(図1)。 これに対しエピソード1ではクワイ=ガン、オビ=ワン共に剣 先を上に向けて体の横に構えるやり方、すなわち「八相」の構 えをとっています(図2)。 歴史的には「八相」のほうが古く、「正眼」が(現代剣道では )実用的とされていますが、考えてみるとルークもベイダーも オビ=ワンの弟子であるわけで、この先エピソード2、3でオ ビ=ワンが「正眼」の構えを編み出す、もしくは誰かに伝授さ れてそれを弟子にも教える話があるといいなと思っています。 ちなみに旧三部作では、斬り合う前にお互いの剣先を合わせる という「儀式」がありますが、この辺もルーカスの日本趣味が 出ているところだと思います。(実際の剣道の試合ではそんな ことはしませんが)(笑) エピソード1ではダース・モールの特殊な刀法、1対2の変則 的な戦いであるためにそのような優雅なシーンはありませんが 、やはりベイダーはモールのような生粋のシスではない、元ジ ェダイ・ナイトであるがためにあのような「試合」になったの ではないでしょうか。 |
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戦い方の変化に関して、今後何らかの説明があるのか、それはおもしろい視点だと思います。私は、旧三部作の緩慢なセイバー戦は、単にオビ=ワンとベイダーの老化ということで理解してます。跳躍力の低下によって、『ファントム・メナス』のような立ち回りが出来なくなっていると。 |
読者投稿コーナー 3 恐怖をコントロールするルーク zomcubeさん投稿 2001年11月27日 |
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『帝国の逆襲』においてルーク・スカイウォーカーのジェダイとしての実力が未熟なことは周知の事実です。ワンパに捕まったシーンでもライトセイバーを取り
寄せるだけなのに、フォースの発動に集中力と時間を要しています。
ベスピンにおいても、ストームトルーパーやボバ・フェットなどブラスターを装備した相手にライトセイバーで応戦しません。これは『ファントム・メナス』や 『ジェダイの復讐』のようなブラスター返しができないことを印象づけています。 修行時間も短く、何度もヨーダに叱られる未熟なルーク。ベイダーとの対決の時 も未熟さを露呈し、何度も指摘されています。 「You are not a Jedi yet.」 実際にベイダーには全く歯が立たず、結局は右腕を切り落とされて完敗してしま うわけで、相手がダース・モールならば完全に殺されていたでしょう。 |
しかし、そんなルークが唯一完璧に取得している技術があります。それは「恐怖
のコントロール」です。ベイダーにも誉められていますし、戦いの後半にライト・セイバーを突きつけられても反撃して最期には恐ろしく高い場所から自ら転落し
ます。 さて、何故ルークは未熟なジェダイなのに完璧に恐怖をコントロールできたのか? それはオビ・ワンやヨーダの気持ちになれば分かります。父親のアナキンは憎 しみに身を委ねダーク・サイドに転落、どうやら息子のルークも気性が荒く短気である。そう、オビ・ワンもヨーダも積極的にルークに恐怖をコントロールする術を取得させ、ダークサイドに転向しないように配慮したのではないでしょうか ? |
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「Fear leads to hate. Hate leads to ange. Anger leads to suffering.」 マスターヨーダの「ファントム・メナス」でのセリフが証明していると思うのです 。 |
編集長のコメント セイバー返し一つで、ジェダイの力量が進歩しているというのは、基本的ながらもおもしろい発見です。『帝国の逆襲』ではセイバー返しをしていなかったルークが、『ジェダイの復讐』ではきちんとできるようになっているわけですから。 |
これに関して、クラウドシティーで、ヴェイダーは手のひらでハン・ソロのブラスターを受けています。これは、ブラスターを受けるのに、ライト・セイバーすら必要ないということ。クワイ=ガンもやっていなかった技ですから、ヴェイダーは相当の技を使っていたということになります。 フォースの使用法において重要な言葉は、「コントロール(制御)」と「フィール(感じること)」です。 『帝国の逆襲』のヨーダは、ルークに、「コントロール(制御)」の重要性を教えています。 |
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「怒り」や「恐怖」を抱くことがジェダイ騎士としていけないことと誤解している人が多いですが、そうではなく「持ってもいいけど、コントロールできないことがい けない」のです。実際、オビ=ワンは露骨に「怒り」を抱きましたが、それをコントロールできるようになった瞬間、一段高いジェダイに成長し、歯が立たなかったモールを倒すことが 出来たわけです。 |
読者投稿コーナー 4 ジャージャーの運が強い理由 (笑) かげれさん投稿 2002年8月5日 ジャージャーの運が強いのは、タトゥーインで2回も、う○こに遭遇してるからです! まず1回目はたしか、エピソード1で1番長いカットであれを踏みます。 映画ではガムっぽいものになってますが、ぼくは色と音であれと判断しました。 |
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2回目は、はい、そうです。ジャージャーがドライバーでポッドをいじってる時、イピオ−がジャージャーのすぐそばで、あろうことか、う○こをまき散らす。しかもそのあと、わざわざジャージャーの顔をみてなぜか怒ってる。これにはジャージャーもたまらない。 「ユー くさい」
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編集長のコメント 拙著P88「バンサの糞 クソから広がるスター・ウォーズ・ユニバース」でも述べたように、ジャージャーの糞ふみというのは、少なくない意味があると思われます。「う○こ」を踏んで「運が良い」とは日本人にしか通用しないダジャレであるが、とりあえず笑えたのでよしとしました。また、イオピーがしたのはオナラであって、クソではないという突っ込みもでそうですが、同じくさいものということで、許容したい。 「スター・ウォーズ新約聖書」のような、お笑いスター・ウォーズ本が、結構売れているということもあり、お笑いスター・ウォーズのニーズもあるのかなと思い、こんなお笑いネタも採用してみました。 |
読者投稿コーナー 5 ボバとアナキンの共通性 ベスト・バウンティーハンターさん投稿 2002年8月16日 カミーノにて、オビワンの奇襲を受けたジャンゴはボバに早くスレーブIに乗るように呼びかける。戦いの最中に船に乗るように叫んでるシーンはSWサーガではよくあるシチュエーションです。 例えば、 1.Ep1にて、ダースモールの奇襲に会ったクワイ=ガンが、アナキンに早く乗れと叫ぶ。 2.Ep4にて、デススター内オビワンが殺された所を目の当たりにし我を忘れてストーミー(ストームトルーパー)を撃つルークは、フォースと1つとなったオビ=ワンに乗れ(Run・・・って言ってました?)と言われる。 3.Ep5にて、ベスピン脱出の際同じくプラットフォームでストーミーを撃ちまくるレイアに早く乗れと叫ぶランド・カルリシアン。 |
この中で特に(1)Ep1とEp2はシチュエーションが似てる物と思われます。 共通点をまとめた所 1.乗るように言われたのは共に10歳近い子供。 2.これらの戦況を変えたのは宇宙船。 (Ep1では、スターシップの登場で突然の終了、Ep2ではスレーブIのテイルレーザーにより、オビワンにとって不利な状況に陥る。) 3.宇宙船に中に入り込む前から既に離陸して飛び立って、戦闘が終わる。 4.戦いの後のクワイガン、そして屋根の上でテーザーのフックの外してる時のジャ ンゴの焦り具合から見て、襲われた方はかなり焦り苦戦した事が伺える。 5.ボバとアナキン。どちらも片方の親から生まれた存在。 6.そして二人とも親の死を目の当たりにする。 そして、このシーンやキャラから読める対照的な描写、設定もあります。例えば、 1.アナキンはシングルマザーの子、ボバはシングルファーザーの子。 2.Ep1では晴天下の砂漠&町の郊外、Ep2では大雨の海に囲まれた街のプラットフォームにての戦闘。 3.Ep1ではジェダイが襲われ、Ep2ではジェダイが奇襲をするという逆の立場。 |
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これらの結果、まだこの共通点そのものが出す意味は不明ですが、Ep2でまったく違う雰囲気の場所だが似たようなシチュエーションと出来事、生い立ちを描いた事によって、ボバとアナキンは後に共に大きな存在になる(ヴェイダーは味方の帝国軍からも恐れられる存在、そしてボバ・フェットは銀河で一番恐れられる賞金稼ぎ)事を象徴してるのでは無いのでしょうか? |
編集長のコメント 二人の少年が、対象的に描かれていることは間違いなさそうです。 運命に翻弄される二人の少年。Ep3でのボバの成長が楽しみです。 |