「エピソード2 クローンの攻撃」掲示板 議論別採録

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陰謀関連

「シミ誘拐陰謀説」


はじめまして 投稿者:理力  投稿日: 6月22日(土)23時55分18秒

皆様の濃密な議論、すごいですね。
よろしければ、皆様のお考えをお聞きしたいのですが、
タスケンレイダーはどうしてシミに対してあのような残酷な行為をしたのでしょう?
あれはやはりシディアスの企みなのでしょうか?


タスケンの影に・・・ 投稿者:樺沢紫苑  投稿日: 6月23日(日)01時33分53秒

>理力さん
>タスケンレイダーはどうしてシミに対してあのような残酷な行為をしたのでしょう?
>あれはやはりシディアスの企みなのでしょうか?
 非常に的を得た問題提起、ありがとうございます。
 すなわち、残虐で知られるタスケン。救出に向かったクリーグら農夫たちの、大部分を殺してしまうという凄さ。その残酷なタスケンが、シミを殺さないで生かしておいたというのは、大きな疑問です。
 結果から言うと、それはシディアスの陰謀と考えられます。アナキンを将来ダークサイドに引き込むための、心理攻撃の一つでしょう。シミの死をオビ=ワンに責任転嫁するところまで、計算していたかはわかりませんが…。
 「エピソード2」にオーラ・シングが出る、出ると噂になっていましたが、結局は出ていませんでしたね。タスケンのシミ拉致作戦を影で操るのが、賞金稼ぎのオーラ・シングであるという初期設定があったようです。時間の関係なのか、カットされてしまって残念です。


それはヤバい質問かも・・・ 投稿者:ビンラディン  投稿日: 6月23日(日)12時58分21秒

 完全読本掲示板の方に近頃お邪魔させていただいている者ですが、向こうがひと段落ついたので顔を出させていただきました。こちらには初カキコなので、お初の方はよろしくです。 

>タスケンレイダーはどうしてシミに対してあのような残酷な行為をしたのでしょう?
>あれはやはりシディアスの企みなのでしょうか?

>結果から言うと、それはシディアスの陰謀と考えられます。

 う〜ん、誰かの陰謀だとしたら余りにも都合よく事が運びすぎなのではないでしょうか?アナキンがあそこまでキレたのは自らの手の中でシミが事切れたからでしょうし、
それはあと15分でも遅れていたら間に合わなかったワケですし・・・。
 逆に早く着き過ぎちゃったら無事生還、なんてことにもなりかねないワケで、それがたとえシディアスによるものだったとしても、あの絶妙に最悪なタイミングはそうそう狙ってできるモンじゃァないと思うのですが。


すいません、ヤバイ話題で(汗) 投稿者:理力  投稿日: 6月23日(日)13時43分07秒

樺沢紫苑様、ビンラディン様
ご考察ありがとうございました。

オーラ・シングの設定とかをお聞きしますと、ルーカスとしては、シディアスの陰謀でアナキンがダークサイドに堕ちる、という流れでストーリーを組んでいるようですね。
ただ、実際の描写があまりに絶妙過ぎて、そういった意図が見えにくいのでしょうね。

これはわざとそうしたのか、それともカットの関係でそうなってしまったのか、
微妙に判断しかねます(笑)。

仮に陰謀としますと、ヨーダも漠然と未来を予知できるようですし、
ダークサイドにはさらに強力な未来予知能力があって、シディアスは未来を予知して策謀を巡らせた、ということなのでしょうか。
もしくは、偶然もまたフォースの導きですから、人をそういった局面に落とし入れるように、
フォースの流れを操るということなんでしょうかね。

個人的には皇帝をそこまで全能にしても良いのか? とは思いますが(笑)。


シディアスの陰謀 投稿者:樺沢紫苑  投稿日: 6月23日(日)20時28分16秒

>ダークサイドにはさらに強力な未来予知能力があって、シディアスは未来を予知して策謀を巡らせた、ということなのでしょうか。
『ファントム・メナス』では、パルパティーン(シディアス)の予想外な出来事(アナキンの登場、グンガン族とナブーとの和解、特にダース・モールの死)がいろいろと起こっているので、特に強力な未来予知能力があるとは言えないと思います。

>絶妙なシミの死
シミの生命が危機的な状況になってきたので、アナキンの悪夢がひどいものとなり、任務放棄ギリギリの判断で、タトゥイーンに来ました。したがって、アナキンが到着したときに、シミが瀕死の状態だったのは、当然といえます。
 また、シミは精神力で何とか生きてきたところ、アナキンとの再会を果たして、ホッとして緊張の糸が切れ、立派なアナキンを見て思い残すこともなくなり亡くなったと考えれば、そんなに不自然なタイミングともいえないと思います。
 もし、これを「絶妙のタイミング」と見るのであれば、それこそ偶然とは考えにくいのではないでしょうか? 誰かが操作してこの到着したタイミングで死ぬのはおかしいと、ビンラディンさんは考えられていますが、もし誰も操作していないにもかかわらずこのタイミングで死ぬ方が、確率的にはもっと低いことになるでしょう。
 こま「絶妙なタイミング」は、アナキンの動きを観察しつつ(あるいはアナキンの動向の情報を入れつつ)、シミを痛めつけていたからこそ、初めて演出されたのではないでしょうか。

>逆に早く着き過ぎちゃったら
ワトーかクリーグを見張っていれば、アナキンのタトゥイーンを到着を察知することは簡単なこと。アナキンが到着したので、最後のとどめ的に、シミを痛めつけたのかもしれません。
 オーラ・シングがビノキュラーで、遠目にアナキンを見張っているカットが、1カットでも入れば、これらが全て説明されるわけでしょうが、それはなかったのであくまでも仮説に過ぎませんが。


なるほど 投稿者:理力  投稿日: 6月23日(日)23時25分27秒

>この「絶妙なタイミング」は、アナキンの動きを観察しつつ(あるいはアナキンの動向の情報を入れつつ)、シミを痛めつけていたからこそ、初めて演出されたのではないでしょうか。

なるほど納得です。結構シスも陰険なんですね(笑)。
とすると、同様にザム暗殺のタイミングも、ジャンゴがうまく計っていということですね。


絶妙なタイミング 投稿者:ちきん  投稿日: 6月24日(月)01時09分12秒

たしかに、アナキンが到着してシミに再会した時に絶命するのって、「絶妙のタイミングすぎて、おかしい」という
御意見はごもっともだと思います。
ただ、ここで、もしアナキンの到着があと15分遅かったら… もし到着が早かったら…」という、if論を論議するのは、
無意味なような気がします。
映画の中の現実として存在するのは、「アナキンと再会した途端にシミは死んでしまった…」という事だけです。
要は、砂族によるシミの誘拐が、パルパティンの謀略なのか、
それとも単なる事故(事件)なのか?という事だと思います。

私は、パルパティンにより、アナキンをダークサイドに引きずり込む為の
布石の一つだったと考えます。
先ほどif論は無意味だといいましたが、もし到着が遅れてアナキンが見つけたのが、シミの亡骸だけだった場合、、
又は、無事シミを助け出してたとしても、暴行をうけたシミの姿を見た時、
このどちらでもアナキンの心の中に生じるのは「怒り・憎しみ」であり、それはダークサイドに落ちる「芽」になったはずです。

瀕死のシミに出会い、最後をアナキンの腕の中で看取るという、
怒り、憎しみをひきだすには、一番効果的なタイミングに結果的になった…
と、言うことではないでしょうか?
#いちばんばっちりのタイミングになり、パルパティンはほくそ笑んでいるかもだ(笑)

ただ、ここで私が抱えるひとつの疑問は、このシミの殺害がパルパティンによる
謀略だとしたら、
いったいどの時点からなのか… と言うことです。

母親のシミを利用する為に、居場所を探っていったら既にオーゥエン一家に居た時なのか、
それとも、ワトーにシミを売らせた時点から謀略が始まっていたのか…
考え始めると、夜も眠れません(笑)


皆さんのおっしゃる事は分かります。 が・・・ 投稿者:ビンラディン  投稿日: 6月24日(月)05時08分25秒

私が言いたいのは陰謀だった場合、あまりにも不確定要素が多すぎる、という事です。
「もしも」の話をしたのもそのためで、そういったチョットした「if」で簡単に覆る可能性がある、といいたいワケです。
 しかしこれが陰謀だったと考えると結果として大成功だったわけですから、そのちょっとした「if」さえ起こりえないことをも計算にいれて練られたもの、という事になってしまいます。また元々十重二十重に練られた計画のうちのひとつにアナキンが乗っていった、という事も考えられるワケですが、それではアナキンが完ッ全に掌の中で転がされていた、ということになり、サスガにそれはチョットねェ・・・と思ってしまいます。
 それでも「オーラ・シング等の仲立ちとなる人物の存在」があればまだ納得がいくのですが残念ながらソレもない。 とすると「映画に描かれている事実を元に考察を進めていく」というココの基本姿勢から反してしまうのではないでしょうか?

>もし誰も操作していないにもかかわらずこのタイミングで死ぬ方が、確率的にはもっと低いことになるでしょう。

 そうなんですよ!私も確かにそう思うんです!ですから「ヤバい質問かも」なんですよ。(笑


ご考察ありがとうございました 投稿者:理力  投稿日: 6月24日(月)12時04分39秒

ルーカスの製作意図は判るけど、
「映画に描かれている事実を元に考察を進めていく」と、
製作意図が伝わらない、というか作劇的にミスっている。
そういった結論になってしまうのが、“ヤバい”ということでしょうか。

確かに全てが陰謀と考えるのは無理があるので、偶然と考えるが自然だと思います。
おそらく映画を見た一般のお客さんは、あの一件は偶然と考えるのではないでしょうか。
アナキンがナブーファイターでドロイド司令船を偶然破壊したり、
スターウォーズって結構偶然が多い作品ですものね。

皆様の考察を拝見し、
逆にシディアスの陰謀だよ、と言い切ってしまうと、それはそれで出来過ぎ感が強く出てしまうので、
あえてオーラ・シングを出さなかったのは、上映時間の都合と、どちらにでも取れるようにした、
ということではなのではと、考えております(これは映画の外の事情を汲み取った考えですが)。

物語の解釈としては、
スターウォーズは神話的な要素も強いと思いますが、神話の人物たちはいずれも運命にほんろうされますよね。ですから人間の力で物事の成否の可能性を推し量るだけではなく、物語の分岐点に人知を越えた力が働いている、と考えても良いのではないでしょうか。
個人的にはアナキンがダークサイドに落ちることは、フォースの導きだと思っておりますので、その過程であるシディアスの陰謀も、フォースが後押ししたのではないかと思います。

これはちょっとオカルト的? な解釈でしょうか(笑)


シミ誘拐陰謀説 投稿者:樺沢紫苑  投稿日: 6月24日(月)18時04分05秒

>「映画に描かれている事実を元に考察を進めていく」というココの基本姿勢から反してしまうのではないでしょうか?
 カットされた設定というは、「オーラ・シング」が影で糸を引いていたという、固有名詞の部分だけです。すなわち、シディアスの指示により何者かが、シミを誘拐させるようにタスケンに働きかけた疑惑は、最終的な公開版に反映されていると思います。
 その根拠は、
1 農夫たちが殺されたのにシミは殺されなかった(それには何らかの理由があるはず)。
2 分離主義者の不隠な動向と一致してシミが誘拐された(シミの誘拐は、シミがクリーグのもとに移った約十年の間、いつ起きても不思議ではなかったのに)。
3 パルパティーンが、オビ=ワンをアミダラの護衛役として推挙した。(ナブーとタトゥイーンは、ハイパードライブなしで移動できる距離、すなわち非常に近い。アナキンがアミダラの護衛としてナブーに行った場合、タトゥイーンに行きやすい)
 の三点でしょうか。従って、映画に描かれた事実による議論を行っていたつもりです。

 どこまでシディアス(パルパティーン)が、陰謀として具体的に描いていたかはわかりません。
 『ファントム・メナス』では、「バルバティーンが最高議長になる」ことが目的だったわけで、通商連合の敗北は、どうでもよかったようで、細かい部分の誤算は多少はあっても、最終目標さえ達成できれば、結果オーライとするのがシディアスのやり方のようです。
 その視点から、『クローンの攻撃』を見ると、今回のシディアスの目的は「グランドアーミーの合法的設置」、そして「将来のアナキンのダーク・サイドへの誘惑(の伏線 or お膳立て)」の二つが考えられます。前者は明らかでしょうが、後者は議論があるでしょう。
 したがって、あのタイミングでシミが死ぬかどうかまで企んでいたかどうかは不明ですが、チキンさんの指摘するように抜け目のないシディアスのことですから、いろいろなパターンを想定して、それに対する作戦や指示があったと考えられます。すなわち、「アナキンがシミを無事救出した場合は、タスケンによって再度襲撃せよ」みたいな感じで。
 アミダラの暗殺計画についても、成功すれば、反対派の勢いが弱まり、グランド・アーミー設置で、一番てっとりばやく目的が達成。失敗した場合は、今回の映画のような展開と、どっちに転んでもいいような両面作戦をシディアスは得意としているように思えます。
 そうした大きな意味合いで考えると、今回の『クローンの攻撃』の筋書きは、シディアスが自分で言っていたように、おおむねシディアスの予定通りの展開、すなわちシディアスの陰謀通りの展開だった、と見れるのではないでしょうか。


一歩間違えると大変なコトに・・・ 投稿者:ビンラディン  投稿日: 6月25日(火)10時38分22秒

>製作意図が伝わらない、というか作劇的にミスっている。

 そこまで言う気はありませんが(笑)、少なくとも私の中での答えが「作品をつまらなくしてしまう考察」になってしまっているのは事実です。
むしろ「誰かの陰謀だった」と考えたほうがヨッポド面白いと私も思いますよ。
 しかしそれだけじゃァ理由にはならないし、ヘタに無理して現実離れしすぎてしまっては元も子もないし。逆に現実的なことのみ考えたら「つまらなくしてしまう考察」に行き着いてしまうし。う〜ん、実際非常に難しい問題だ。やっぱし「ヤバい」わ、コレ!
 と、ゆーコトです(笑2

>シディアスの指示により何者かが、シミを誘拐させるようにタスケンに働きかけた疑惑は、
>最終的な公開版に反映されていると思います。

 えっ?そーだったんですか?う〜ん、ついに恐れていたことが・・・。
私エピ2は2度観てるンですが、どちらも日本語字幕付きで観たわけではないので、実はセリフに関してはほぼ完全に壊滅状態でありまして。 いつかはその事で「見落としポカ」をやってしまうんじゃァないかと思ってイタんですが、どうやら今回やってしまった様ですね。
 しかしよく見れば樺沢氏も「思います」と書いているワケですから、ハッキリと決まったコトではない様ですね。実際はどうだったのでしょうか?
もし「そう思わせる何か」がセリフとしてあったのなら、私も陰謀説には多いに賛成です。先程も書きましたがその方が断然面白く感じられるワケですから。
 しかし少なくとも画面の流れを観た限りではそのような「何か」は、、、私にはあったようには思われませんでした。(そう思ったからこそ今まで自らの見解を述べてきたのですが。)確かシディアス自体、ラストの方でチョコッとでてきたダケでしたし。
 いずれにせよアレが陰謀だった場合「シディアス独りで事をすすめたとは考えづらい」、と言う点には同意していただけると思うのですがいかがでしょう?

 さて、ここでちょっと考察です。
 あの事件はオビ・ワンと別行動でいたためにあーなってしまったワケで、やはりオビがそばについていたらもっと別の結果になっていたでしょう。 となると陰謀の中には「別行動を取るように仕向ける」といった要素も介在することになり、それはすなわち「オビですら陰謀の掌の中にあった」ということをも意味します。
う〜ん、サスガにそこまではチョット、と言う気が・・・。
 しかし、「2人の別行動を確認した時点で陰謀を練り始めた」という事も考えられるワケですカラ、それならば陰謀の可能性はあると思います。 ただし、この場合は絶対に「仲立ちとなる人物の存在」が必要不可欠になってきます。

 まぁたしかにクサいところはあるんですよね。シミを捕らえていたテントにわざわざ見張りが2人も付いていましたしね。最早逃亡することすらかなわないホド痛めつけていたはずなのに、なぜわざわざそんなことをするのか?とかね。

 エピ3ではシディアス自身が言っていた「おおむね予定通りの計画」の全貌が明かされるコトでしょうから、その時、その中にはこの件に関する事柄も含まれているかもしれません。
ですから「この件はそれまで保留」、というカタチでもいいと思うんですがね。


オビ誘導陰謀説 投稿者:樺沢紫苑  投稿日: 6月25日(火)12時23分06秒

>もし「そう思わせる何か」がセリフとしてあったのなら、

 セリフとしてはないです、シディアスの計画は成功したという言葉だけ。
 ただ、スター・ウォーズの魅力の一つは、セリフに頼らない説明という点にあると思いますし、今までも重要な事柄もセリフに頼らないで説明されてきたと思います。
 陰謀説はあくまでも、仮説です。 ビンラディンさんの言うように、EP3でその辺も、明らかになる可能性もあります。シディアスがアナキンをダーク・サイドに勧誘する時の心理攻撃の材料の一つとして、シミの死を材料として出すのではないかと予想しています。
 ただ、陰謀説を採用しな場合は、「なぜタスケンはシミを誘拐して殺さないで拷問だけしてそのまま置いておいたのか?」という疑問に対する答えがむなくなってしまいます。そしてこの疑問は、「どうしてでしょう?」という明確な形で観客に投げかけれられているように、私は感じられましたが…。

>それはすなわち「オビですら陰謀の掌の中にあった」ということをも意味します。

実際、そう考えている人もいるようです。例えば、じょじょさんは「スター・ウォーズの鉄人」の掲示板の中で、ジャンゴはわざと足がつくカミーノ・セイバー・ダートを使って、オビ=ワンをカミーノに誘導したという説を展開されています。
 この説に関して、私は全面的には賛同できないものの、全体としてオビ=ワンも陰謀のコマとしてうまく利用されたと考えています。
 
 とりあえずシミの陰謀に関しては、あくまでも推論の域を出ないので、これ以上は水かけ論になるかもしれませんね。他の人の印象はどうでしょうか。陰謀ありと考えた方が納得がいくのか、あるいはさすがのシディアスもそこまで陰謀はしかけていないと考えるのか? 第三者の意見を募集します。
 とりあえず、事実上の一般公開に当たる29日の先々行公開以後、さらに多くの人がこの掲示板の議論に加わってくるとことを楽しみにしております。 
 
 「新三部作」掲示板の方でも書きましたが、私のスター・ウォーズの見方は「スター・ウォーズに偶然なし」を信条にしています。いろいろな描写やセリフが相互に働きあって必然といえるような、流れを帰れないような大河のようなストーリーが出来上がっているのがスター・ウォーズ・サガではないでしょうか。


すいません…(汗) 投稿者:理力  投稿日: 6月25日(火)14時19分04秒

>私のスター・ウォーズの見方は「スター・ウォーズに偶然なし」を信条にしています。

すいません。その辺の過去ログをキチンと読んでおりませんで……。
偶然を連発してしまいました。申し訳ありません。

しかし、スターウォーズに限らず、物語というのは、人間が作り出したものですから、本来は必然であるべきなんですよね。どうしてこのキャラが今こういう行動を起こすんだ、といった理由を常に考えて物語を作っていないと、気持ちが悪いでしょうし。実際に画面に出る出ないに関わらず、全ての事象の因果関係は必然となるよう、考えられていることだと思います。

問題は映像作品の場合、演出によって、それが見えなってしまうことがある、ということ、それからやり過ぎると“風が吹いたら桶屋が儲かる”といった風に、ありえないかんじに見えてしまう、といった点でしょうか。
おそらく作り手側も、必然として物語は組みつつも、これはうまく行き過ぎだろう、という点に関しては、言及せずに、偶然とも必然とも取れる形にしているのではないかと思います。

スターウォーズの場合で行くと、最近になってR5‐D4が故障したことが必然となっているなど、ちょっとそれはやり過ぎ? といった設定が作られて、どんどん“風が吹いたら〜”的な状態になっているのが、気になっております。
実はこうだったんだよ、というノリは、確かにマニアックな楽しみとしてはアリだと思いますが、本来映画が表現意図していたことを超えてしまう、というか無茶な解説で映画の品位を落としてしまうのは、本末転倒ではないかと思っています。

こちらの管理人様は、あくまでも映像で描かれた事実、映像の意図を軸に議論を展開されていらっしゃるので、そういった逸脱は感じられませんが、偶然というか、そこは触れない方が粋、という点に関しては、言及しない方が良いのではないかと思います。

個人的には、スターウォーズは大きな流れは運命に縛られていると思いますが、
各所に可能性の高い偶然(元々は必然として組まれていたものの、演出やカットの都合で偶然に見えてしまう描写)、があっても良いのではないかと思っています。

ヤバイ質問をした言い出しっぺが、生意気なことを申しましてすいません。
あくまでも私個人の感想ですので、お気に障りましたら何卒お許し下さい。


スター・ウォーズに偶然なし 投稿者:樺沢紫苑  投稿日: 6月25日(火)23時33分05秒

 要するに偶然と考え方が面白いのか、理由があると考えた方がおもしろいのか? ビンラディンさんのように、前者の方が楽しいと思う人は、そういう楽しみ方ででいいと思います。しかし実際は、そうではなくて、そうした偶然を「フォースの導き」という大いなる偶然として楽しまずに、「ご都合主義」とか「説明不足」と言って批判する人が、ずっと多いのです。例えば、『ファントム・メナス』のアナキンの出撃シーン、ドロイド指令船爆破のくだりなど、「フォースを使わないのはおかしい」とか「偶然が重なりすぎる」とか批判が多かったように思います。
 これなんかも、「フォースの導き」ということで理解すれば十分なのですが、拙著の「56節 ご都合主義、それとも必然 アナキンの指令船爆破」のような、細かい意味とその説明を記述することで、「ご都合主義」や「説明不足」という批判に対する答えとしているわけです。
 アナキンのシミ救出シーンを見て、「残虐なタスケンが、シミを拉致しただけで、殺さないでいたのはおかしい!!」と、文句、あるいは批判をする人が必ず出てくるわけです。そうした人に対して、一つの説明を仮説として与えているわけです。「おかしくないんだよ」と。


ありがとうございます 投稿者:理力  投稿日: 6月27日(木)00時07分25秒

ビンラディン様
つたない自説をご理解して頂きありがとうございました。
そうですね。確かにジャンゴとかは、本質的にはサガと無関係なんでしょうね。
あれはアイドルというか、ウケ担当ということで(笑)。  

樺沢紫苑様
フォースの導きがOK、ということで安心いたしました。
確かにスターウォーズを貶めるための、揚げ足取り的な発言は正直腹が立ちますね。
こちらの皆様は、スターウォーズを肯定的に見守りたいという方ばかりだと思いますので、
大丈夫なのではないかと思います。


オビ誘導陰謀説? 投稿者:ビンラディン  投稿日: 6月28日(金)11時51分29秒

>じょじょさんは「スター・ウォーズの鉄人」の掲示板の中で、ジャンゴはわざと足がつくカミーノ・セイバー・ダートを使って、
>オビ=ワンをカミーノに誘導したという説を展開されています。

 この説は私も読みました。
もうお気付きかもしれませんが実はワタクシ鉄人から流れてきたンです(笑

>この説に関して、私は全面的には賛同できないものの、全体としてオビ=ワンも陰謀のコマとしてうまく利用されたと考えています。

 やはりセリフが解かっていないので、これもハッキリしたことは言えないのですが、
カミーノの方なりパドメ警備の方なりを他のチームに任せる、という選択肢もあったはずなのに、「別行動を取る」という決断を下したのはオビ本人の意思でしょう。
たとえ皇帝でもさすがに個人の決定意思にまでは手が出せないと思うのですが。

>「スター・ウォーズに偶然なし」

 解読本の方にも以前お書きになっておりましたが。
映画制作上の意図も含む、と言うのであればそれはスターウォーズに限らず全ての映画について同じことが言えるのではないでしょうか? 編集という作業を経て始めて作品として完成するのが映画なわけですから。

 ドラマ、ストーリーとして、ということでしたら、たしかにアナキンの指令船爆破のくだりなどにフォースの導きを強く感じることはありますし、エピ6ラストの「クマ踊り」をみているルークも「結局すべてはフォースに導かれていたのか?」位のことは思っていたかもしれません。
 が、人はその時その時を一所懸命に、自分の意思で生きていたハズで、時にはそれが悲しい結果となったり、あるいは不本意な結果が待っていたりすることもあるでわけです。 しかしそれらがすべてフォースという目に見えない力によって必然とされていたとしたら、あまりにも悲しすぎるのではないでしょうか? 世の中や人生のなかには「偶然」と考えた方が良いことがたくさんあるのです。
SWの世界に生きる人々にとっても同じことが言えるのではないでしょうか?



新・反「シミ誘拐陰謀説」前編 投稿者:ビンラディン  投稿日: 7月25日(木)10時55分40秒

さて、完全に流れに逆らいつつも(笑)『シミ誘拐陰謀説』に対する反論、そろそろ行って見ようかと思います。

 まずあれから考えた『陰謀であった場合のおかしな点』について、ですが。
まず第一に陰謀の一番大事な部分にタスケン(以下砂族)などという全く信頼の置けない連中を使っている、と言う点。 
以前にも述べた通りこの計画は少しでも疎漏があった場合その効果が大きく減少する、ヘタをするとご破算にさえなりかねない程の微妙な計算の上に成り立っています。
 その上で考えると砂族がその役目をキッチリこなせるとは考えられず、また慎重かつエイリアンを信用していないパルが起用する、とは到底考えられない事です。

 次にシミが事切れるタイミングの問題なのですが、樺沢氏の見解を持ち出すまでも無く、
あの時点で逝ってしまうのはおかしい事ではない、と私も思います。
要するにアナキンが到着した時点ですでに瀕死のギリギリ状態だったワケですから。
 しかし、と言うことはそれより以前に事切れたとしてもやはりおかしくはない、ともいえるわけで、
実際アナとの再会がなくとも誰かがケリの2、3発も入れればカンタンに昇天するでしょう。
 つまり再会の瞬間にピークに達するように計算して痛めつけなければああは行かないわけで、
(先程あげた点とも多少重複するのですが)砂族にそんな器用なコトができるのでしょうか?
また、もしそうだとしたらアナの到着を予め知っていなければ辻褄が合わなくなります。
 予め知っていたのならそれなりの準備があってもいいはずでしょうし、
そもそも誰がそのタイミングを指示するのでしょうか?

 さらに砂族が全滅させられているのもおかしな点です。突然のアナの襲撃に遭い、彼らはどうしたでしょうか?
逃げる者、応戦する者様々でしょうが「命乞いをする者」がいてもおかしくはないでしょう。(と言うよりも、いて当然)
その場合何と言って命乞いをするか?私でしたら「待ってくれ、あの女をさらって痛めつけたのは頼まれたことなんだ!」てなモンでしょうか?
 要するにゲロっちゃう奴がいるハズだ、という事です。「その事を知っている者が砂族の中にあまりいなかった」可能性もありますが、アナがたまたま「知っていた者から最初に殺して行った(白状する間も与えずに)」
とは考えられないでしょうし。

 以上の点からやはり「誰かか裏で手を引いていた」とは考えられない事です。
そもそもパルの「すべては計画通り〜」という言葉にどれダケの信憑性があるのか?(笑
確かにエピ2で起きた事柄の多くはそれにあてはまるでしょうが、シリーズ通して見ると結構頻繁に出てくる言葉で、なおかつ結構アテにならない!(笑
「アンタ『計画通り(×2)』ってよく言ってっケド、ホンマかい!?」みたいなカンジで(笑


新・反「シミ誘拐陰謀説」後編 投稿者:ビンラディン  投稿日: 7月25日(木)11時52分07秒

 さて、それでは次に「なぜ砂族はシミを生かしておいたのか」について、ですが。
これはもう単純に「その事に価値を見出したから」と考えるべきでしょう。「生きているシミに価値を〜」
と言い換えてもいいですが、要するに砂族にとって生かしておく事は必然であった、と。
 で、そのわざわざ生かしておくという事に何の意味があったのか、と言いますと、まァシミも立派な女性ですからね。
・・・チョット年喰ってますケド。(笑

 なんて言い方すると「おいおい」ってなモンでしょうが(笑)、私は「誰かに売り飛ばそうとしたのではないか?」
と思っています。 そうなると女性の方が扱い易かったり高く売れたりと、なにかと都合が良いでしょう。
 しかし結局売れなかった。(理由はわかりませんが・笑)
で、そもそもが砂族ですから、「メンド臭ェや、もうテキトーにいたぶって殺しちまえ」となった、と。
モチロンこれは私の勝手な想像なのですが。

 ところで「アナキンが母の元にたどり着けたという事実」もよく考えるとチョット『アレ』じゃありませんか?
途中でジャワ族に話を聞いていたようですが、有力な手掛り、情報は得られたのでしょうか?
 まァ最終的に辿り着けている点から見ても何かしらの手応えはあったのでしょう。
ジャワは行商人の族らしいですからある程度は情報通でしょうし。

 砂族がそのジャワにシミを売り付けようとしていた、としたらどうでしょう。
アナキンが話を聞いたジャワ族が、つい先日例の砂族からシミを買わないか、と話を持ちかけられていた、としたら。
 これで「シミの元にうまくたどり着けた」という事に関して「『フォースのお導き』と言う最終手段」を
持ち出す必要も無く、また想像にすぎなかった「シミを生かしておいた理由・売り払おうとしていた説」も
グッと説得力を増す、と思われるのですがいかがでしょう。少なくとも『考察』と呼べるレベルにはなっているか、と・・・。

 砂族は自分たちで直接商売はしないでしょうし、売り払うと言っても所詮奴隷と言うコトで、でしょうし。
村を襲ったり、誘拐したりして男は殺し、女子供は奴隷として売り飛ばす。
砂族ならやりかねないでしょうし、さらに言えば、それを生業としてる部族がいてもおかしくはないハズです。
ジャワはジャワで「怪しげな商品を取り扱う」という点では定評があるようですし(笑


>ビンラディンさん 投稿者:ダース・なんとか君  投稿日: 7月25日(木)12時40分36秒

反「シミ誘拐陰謀説」について、ちょっとした反論を・・・
前編に「砂族は命乞いをしたはず」とありますが
それには反論しません。
しかし、精神の状態が極めて不安定だったアナキンに対して
子音(あれ、母音だったっけかな?)のみで話す、
ベーシックとは異なる言語で、言いたい事が伝わるでしょうか?
当のアナキンにしてみれば、ただわめいてるだけにしか聞こえなかった可能性があります。
砂族に対して、「憎しみ」を持ってしまったアナキンは
はたして砂族の言う事に聞く耳を持つ事ができるでしょうか?
その上、彼はジェダイの中でも極めて一般人に近い考え方をしています。(感情的?)

でも、反論できるのはそこだけで、他はさっぱり分かりませ〜ん


え、分かりませんか? う〜ん・・・ 投稿者:ビンラディン  投稿日: 7月25日(木)12時53分55秒

>ベーシックとは異なる言語で、言いたい事が伝わるでしょうか?
この点については私も考えたのですが、とりあえず作品を見ている限り「どーみても通じていない」ように見えて
しっかり言葉は通じているみたいですし・・・。(例:ハンとチューイ、他多数)
とりあえずゼスチャーで訴えるって手もアリかと。

>でも、反論できるのはそこだけで、他はさっぱり分かりませ〜ん
私の説明、文章ヘタですか?
だとしたら申し訳ございません&かなりショボーンなのですが
そう言うワケではなく前後の脈絡がつかめない、と仰るようでしたら
http://www.ne.jp/asahi/hoth/press/other/bbspast/komoku/ep2bbskomoku2.htm


シミ生存理由について 投稿者:oka  投稿日: 7月25日(木)12時59分51秒

シミとの再会シーンについては、
黒澤明「七人の侍」の以下のシーンからの引用と思われます。

山賊に最愛の家族をさらわれたため、救出に行く。
山賊の砦にたどり着き、最愛の家族と一瞬の再会を果たすが、
結局最愛の家族は命を落とす。
家族を失った主人公は、自暴自棄になり大暴れする。

生々しい話になるので詳しくは書きませんが
シミが生きていた理由は、
「七人の侍」で最愛の家族(妻)が生かされたいた理由と
同じなのではないでしょうか。

砂族って素顔が見えませんけれども、エイリアンなのでしょうか。
「風邪の谷のナウシカ」(コミック版)の
「使い」ような立場の人のような気がします。


(無題) 投稿者:じょじょ♪  投稿日: 7月25日(木)13時25分58秒

>砂族は命乞いをしたはず

ありえないと思うなぁ。
例えば去年の大阪児童殺傷事件で犯人に命乞いした子供はいないだろう。
刃物をもって暴れまわるキチガイを前に命乞いは逆効果である。
こんなことは本能で理解できるはず。逃げるしかないのは自明。


Re シミ誘拐説への反論 投稿者:樺沢紫苑  投稿日: 7月25日(木)16時35分21秒

 1日、出張しているあいだに、話が進みすぎています。まさにワープ(笑)。
 とりあえず、私の「シミ誘拐説」に対する反論の反論から。

>ビンラディンさん
>この計画は少しでも疎漏があった場合その効果が大きく減少する
 別にしないと思います。賞金稼ぎを傀儡としている以上、タスケンがパルパティーンやシディアスの名前を知っているということはありえない。せいぜい、「賞金稼ぎに頼まれた」ということがもれるだけで、『クローンの攻撃』で呈示された多くの謎の一つが増えるだけのこと。
 
>また慎重かつエイリアンを信用していないパルが起用する、とは到底考えられない事です。
そんなことはないでしょう。パルはエイリアンを信頼していないのは事実ですが、全くどうにもならない奴らだとは思っていない。なぜなら、本当に信用していないのなら、分離主義運動の傘下に集めることも、同様の理由で危険で信頼ならないので危険ということになります。パルのエイリアンに対する感情は、道具として、捨て駒として利用しようという態度です。分離主義者のエイリアンたちを利用して、最後には見捨てるように、タスケンも利用して、結局はタスケンたちは殺されてしまった。分離主義者のエイリアンと同じスタンスです。何も、矛盾はない。
 
>私は「誰かに売り飛ばそうとしたのではないか?」と思っています。
もし、彼らが金儲けのためにシミを誘拐したのならクリーグに売りつけるのが一番でしょう。しかし、そうしたことを過去にタスケンが行っていた言及は全くなし。ノベライゼーションに至っては、特に問題のなかったタスケンが最近急に凶暴になったとも書かれています。もし、そうしたことをタスケンがしばしば行っているのなら、クリーグも金を使った交渉の余地もあったわけですが、そういう発想クリーグになかったことが、タスケンが金目当ての誘拐を過去にしたことがないということを、映画の中で全て説明しているでしょう。

>「アナキンが母の元にたどり着けたという事実」もよく考えるとチョット『アレ』じゃありませんか?
 全くおかしくありません。クリーグたち農夫30人はシミ救出のために、タスケンのもとに向かい、シミをさらったタスケンと遭遇した。クリーグたちですら遭遇できたタスケンですから、アナキンがそれを見つけるのは全くおかしくない。むしろ、コルサントにいてもシミの苦痛を察することができるアナキンが、見つけられない方がおかしいでしょう。

>つまり再会の瞬間にピークに達するように計算して痛めつけなければああは行かないわけで、
(先程あげた点とも多少重複するのですが)砂族にそんな器用なコトができるのでしょうか?

これに関しては、既に答えていますから過去ログを参照に。陰謀といっても、「アナキンが到達した瞬間にシミが死ぬ」というところまでその陰謀シナリオに書かれていたかどうかは不明であり、そこまで具体的かつ緻密である必要は全くないでしょう。結果として、一番ベストのタイミンでアナキンは到着し、シミは死んだ。
 ヨーダのトルーパー軍と分離主義者との戦争の勃発も同じで、パルが意図していた陰謀以上にうまくいってしまったというのが、『クローンの攻撃』全体の構図でもあります。

>okaさん
>シミとの再会シーンについては、黒澤明「七人の侍」の以下のシーンからの引用と思われます。

 全くその通りです。今、『クローンの攻撃』引用辞典をアップしようと作っています。『クローンの攻撃』は、「野良犬」「七人の侍」「AI」「グラディエーター」あたりの引用が多いですね。


陰謀説のつづき 投稿者:チイサイコエ  投稿日: 7月28日(日)01時18分22秒

樺沢さま

>>>単にアナキンの成長度合いを知りたかったと言うのはどうでしょう。
>>EP2でのパルとアナキンの会話シーンを見ると、彼らはよく会っているような雰囲気ですね。
>>セリフもそれを示している。パルは、アナキンのセイバー使いは見たことはないかもしれません>>が、彼の力量や成長はしょっちゅう会っていれば、だいたいは分るのではないでしょうか。

 論点がずれますが、あの会話シーン私には浮いて見えるんですよねぇ。
 ep1から2までの空白の10年に何があったかは分かりません。ただ一ジェダイでありパダワンの身であるアナキンが、一級公人となったパルと会う機会はとても少ないように思います。あのパドメとさへ一度も会っていないのですから。
 「ようやく一人前として認知されたな」「はい、ご尽力のたまものです」・・・の様な会話だったと思いますが、これは社交辞令ではないかと。
 もし本心からの言葉なら、オビとのうまく行かない関係についていちいち電話で相談にのってもらってると言う情景が思い浮かんでしまうのです(笑)。

 と言うわけで、会話シーンの時点ではパルはアナキンの力を測れずにいると考えています。


2度ある、と言うのなら 投稿者:ビンラディン  投稿日: 7月28日(日)11時44分52秒

さて、今日一日考えてみました。先程までガンガン書いてました。が、途中でエラーが発生して全部パー。一から書き直しです(泣

>ハン・ソロの拷問シーンとの一致は、全くの偶然と考えるのでしょうか?
 
 エピ1を見た時点で新旧三部作の対比と言う点に関しての代表的なものが「ドロイド指令船爆破」と
エピ6「エンドアの攻防戦」であることは明白です。 一時ピンチに陥る、と言う点まで同じ。
 しかし両者を比べてみると実際大きく異なっていることがわかります。
・「指令船爆破に成功→フォースのお導き、もしくはアナキンの潜在的なフォースの力」
・「エンドアでの勝利→主に熊ちゃん達の活躍」
また、一時ピンチに陥った要因として
・「指令船→機械の故障」
・「エンドア→皇帝の『読み』による伏兵」
 つまり両者はプロットとしては共通、対比しているものの内容的には完全に別物として描かれています。
今回の「シミ誘拐」と「ハン・ソロ拷問」に関しても同じ事が言えるのではないでしょうか?
「SWには1度あることは2度ある」とおっしゃるなら尚更です。

>それと、パルパティーンがアミダラの護衛役としてオビ=ワン(すなわちアナキンも一緒)を推挙した理由は?
>優秀なアナキンにアミダラをしっかり護衛させたかった、わけではないですよね。
 
 この件に関してはナントモ難しい。パルはいつ頃からアナキンに目を付けたのか、が重要になって来ますから。
 ジェダイにとっての逸材はシスにとっても同じ事が言えるワケで、鳴り物入りでパダワンになった
アナキンにパルが即座に目をつけたとしてもおかしくは無い。つまりエピ1終了時の頃からねらっていた可能性もアル。
 そうなると護衛役に推挙したのにもトーゼン含みがある、と見られるわけですが、だた単純に「パドメの警護」
という言葉から10年前を思い出したため、とも考えられるワケです。
この辺は「パルとアナがどれだけ親しいのか」という事と同じく、観る側の感じ方、深読みをするかしないかによって
変わってくると思います。
 それこそエピ3で描かれるであろう「パルのダーク・サイドへの勧誘シーン」で「お前には昔から目をつけていたのダ」
なんてセリフがあるかもしれませんね。 ただし私は皇帝の言葉の殆どはカナリ「マユツバ」だと思っていますが。


陰謀の読み方 投稿者:樺沢紫苑  投稿日: 7月28日(日)13時53分57秒

>ビンラディンさん
>この辺は「パルとアナがどれだけ親しいのか」という事と同じく、観る側の感じ方、深読みをするかしないかによって変わってくると思います。

パルパティーンのセリフというのは、スター・ウォーズの中でも、多重解釈の極みです。どうとでも解釈できる。アミダラの護衛にオビ=ワンを推挙したのについて、「とりあえず、アナキンを護衛につけとば何か起きるかも」よりも「分離主義者と騒動の渦中に放り込むことで、アナキンに大きな変化をもたらす」と想像した方が、私には映画が楽しくなる。
 映画に基づいて、厳密に解釈すれば、「パルパティーンの陰謀の範囲は、観客の想像に任せられている」というのが正確なところでしょう。アミダラの護衛にオビ=ワンを推挙したり理由がEP3で説明されることがないように、『クローンの攻撃』でのパルパティーンの陰謀の一つ一つがどれが陰謀でどれが陰謀でないか、明らかにされることはないでしょう。もし説明がありえるとすれば、サイフォ=ディアスとシミの死くらいなわけです。
 でも、「観客の想像に任せられている」で済ましてしまうとこのような論争にもならないし、拙著のような謎本も出せないですよね(笑)。
 ルーカスとしては、ミディ=クロリアンの受胎でアナキンの出生は全て説明したと言っているくらいですから、パルパティーンの陰謀については「全ては予定通り」という言葉で全て説明したと思っているでしょう。スター・ウォーズというのは、親切ではないのです。




ヨーダのトルーパー軍の導入


それと 投稿者:デヴァステーター  投稿日: 7月 3日(水)05時58分50秒

唐突ですけど誰も存在を知らなかったクローン兵が、何のためらいもなく使用されていることに疑問を感じてるんですが。

クローン兵の製造はジェダイ評議会も元老院(パルは除く)も知らなかったことですよね。それなのに即、正式に共和国軍として採用されてしまうあたりがちょっと引っかかります。元老院は「ジェダイマスターの発注によるもの」で納得できるかもしれませんが(これはじょじょ♪さんがおっしゃってましたね)、ジェダイ評議会はそうはいかないでしょう。サイフォ=ディアスの発注(真偽はともかく)とはいえ評議会の名を騙っていたわけで、まっとうな注文でないことは明白です。本当に「共和国のため」の発注なら誰も知らないのはおかしいです。つまりヨーダは何者かの(おそらくシスだと感づいてる)手のひらの上で踊らさせているのを承知しつつもクローン兵を動員せざるを得なかった、と考えているんですけどおかしいですか?。だから戦争が始まったというより、シスの罠にハマったことで悲しげにつぶやいたのではないかと・・・「クローン戦争の始まりじゃ・・・」。


(無題) 投稿者:ニル  投稿日: 7月 3日(水)22時34分13秒

デヴァステーター様
話が前後しますが、以下のネタフリについて。
>誰も存在を知らなかったクローン兵が、何のためらいもなく使用されていることに疑問を感じてるんですが。

まず、ヨーダと言う人物は、決して全能ではないと思っています。
エピUでのセリフ「わしらの目は節穴じゃった」
エピ5でルークにジェダイの修行をさせるか否かの時、オビワンに意見を求めた、
などの点からです。
ヨーダは、自分の才能に対し、非常に謙虚です。
(逆にアナキンのように、「全能になれる」と思い込んでる方が、ジェダイとして不適
である、という設定だと思います)

ヨーダは単身でカミーノに乗り込んだとき、「何か」を理解し
クローントルーパーを連れてジオノーシスに乗り込んだ。
クローンの発注者はダークジェダイの誰か(後にドゥークーが堕ちていることに気付く)
であることに気付き、「そうは問屋が卸すものか」とばかりに、
逆にトル-パーを利用してやろう、とする。(もちろんジオノーシス戦争が非常に
劣勢であったための決断)
・・・しかしそれはもちろん、パルパティーンの思惑通りです。
ヨーダはまんまと引っかかった。共和国がまさかここまで蝕まれているとは
思わなかったのでしょう。
「わしらの目は、節穴じゃった」。

という予想します。


ヨーダ・・・ 投稿者:デヴァステーター  投稿日: 7月 3日(水)23時35分28秒

ニル様、
>「そうは問屋が卸すものか」とばかりに、逆にトル-パーを利用してやろう、とする

なるほど。ヨーダは罠と知りつつクローンを利用したわけではなく、シス(?)に一杯食わせてやろうとしたわけですね。ところが食わされたのはヨーダのほうだったと。非常に面白い説だと思います。これならラストの悔しがるヨーダにも納得です。

「勝利!?これが勝利なものか・・・」


(無題) 投稿者:ニル  投稿日: 7月 4日(木)10時24分29秒

デヴァステーター様
私の分かりにくい文章を的確に理解していただき、ありがとうございます(笑)

>これならラストの悔しがるヨーダにも納得です。

なるほど、あのラストに繋がるわけですね。
ヨーダは、共和国最高議長のパルパティーンがシスであることは読めていませんが、
ジオノーシス戦争に勝利してもそれは何の意味もなく、逆にシスの影が増大してることは
バリバリ感じてるんでしょうね。


ジェダイの危機? 投稿者:さはと☆るうか  投稿日: 7月25日(木)15時58分12秒

あと、ふと思いだして気になったことがあるのですが…。

エピソードUの最後の方で、ヨーダがクローン軍団を連れてきましたよね。あれって結果的には「共和国の正義と秩序の番人」であるはずのジェダイが、共和国に無断で大規模な私兵集団を組織し、しかも実際に使用したと受け取られかねない行動ではないでしょうか?
もちろん、ジェダイたちは無実ですし、ましてヨーダには(あの時点ではさすがに)「これはジェダイに仕掛けられた罠だ」とわかっていたとは思うのです。わかってはいても、ジェダイたちを救うためにクローン軍団を動かすしかなかったわけですが、ジェダイを敵視する者たち…もちろん、筆頭はシディアスですね…には、格好のジェダイ排斥の口実を与えてしまったのではないかという気がします。
つまり、「ジェダイは勝手に私兵集団を組織し、共和国の秩序を乱し敵対するような行為を実行した」「ジェダイは共和国の正義と秩序を守るとか口では言っていたのに、それは嘘だったのか」「ジェダイは危険だ。共和国の敵だ」…こういった意見が出てきても、または出てくるように仕組まれても、不思議ではないだろうと思われるのですが。もちろん、ジェダイたちにとっては「言いがかり」そのものでしょうが…事実が生じてしまった以上、もはやどうすることもできないでしょうし><。
そして、口実ができた以上「ジェダイ狩り」は案外早く行われるような気もするのですが…直接的な迫害はもう少し先だとしても、少なくとも責任は問われることになるでしょうし…で、その際にパルパティーン最高議長がどのような行動に出るかによって、パルパティーンは本当にシディアスなのか? という疑問にも、ある程度答えがでるような気がするのですが…いかがなものでしょうか?

以下余談…。
コンタクトが破けてしまって、本日の予定は全部パー><…あああ、エピソードU、もう1回、いや2回、いやいや3回見たかったのに… T0T。


はめられたジェダイ 投稿者:樺沢紫苑  投稿日: 7月25日(木)17時24分23秒

>さはと☆るうか  
>エピソードUの最後の方で、ヨーダがクローン軍団を連れてきましたよね。・・・

 私は完全に賛成します。ジェダイははめられました。
 先日見直したときに、「オビ=ワンがカミーノに誘導された」という事実も、おそらくパルの陰謀の範囲だと自分なりに確信しました(以前、じょじょさんのオビ=ワンのカミーノ誘導説に反論しましたが、それは間違っていました!!)。
 逆に、オビ=ワン(あるいは、誰か他のジェダイ)が、カミーノを発見しなかった場合、どうなったでしょう。クローン軍設立は、元老院で合法的に認められます。その時、カミーノのクローン・トルーパーは、誰がどうやって連れてくるのでしょう。
 パルパティーンが、「私は十年前にこの危機を予測して、既にクローンを発注していました。それを使いましょう」と言うはずがない。パルは、自分がどうしてもやりたいことを、人にやらせてきました。それも、最も反対の陣営から。『ファントム・メナス』での議長推薦(アミダラ)、そして『クローンの攻撃』での非常事態法の提案(ジャージャー)。
 「こんなところにクローン・トルーパー100万ユニットいました」という指摘は、パルパティーン側から絶対出てこない。では、どこから出てくるのか。最も反対の勢力、すなわち「ジェダイ」から出てくるのが、パルにとって最も望ましい。
 オビ=ワンがこの時期にカミーノまで到達し、クローン兵の存在を知ってしまったことに関しては、パルやドゥークーの予想外ですが、グランド・アーミー法の設立後には、むしろ絶対ジェダイに見つけてもらわないといけない状況になる。
 そこで、「サイフォ=ディアス」の発注という、陰謀が仕掛けられた。実在のジェダイ。それも有力人物(多分)。そして、事実関係が確認不能な人。
 さはと☆るうかさんの指摘のように、今後「なぜ、ジェダイがクローン・トルーパーを発注していたのか?」は、格好のジェダイ評議会の攻撃ネタであることは、間違えありません。



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