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「ムーイ、ムーイ」の意味 ジャージャー・ビンクスが、しばしば口にする言葉「ムーイ、ムーイ」。 この言葉はほとんどの人の記憶に残っている印象的な言葉である。しかし、その意味は何であろうか。単なる口癖か。 これは "yum-yum"を反対から言ったものではないか、という説がある。これは、かなり的を得ている。 "yum-yum"とは、「うまいうまい(舌なめずりの感じを表す)」という意味である。 まず、ジャージャーの登場シーン。森の奥からクワイ=ガンを追って走って来るジャージャーは、クワイ=ガンに助けられる。そして、「ムーイ、ムーイ。愛してる。」と言う。 ヌビアンでパドメに語るように、ジャージャーはさわやかな朝に朝食を食べている最中に、ドカーンと攻撃を受けた。つまり、朝食を食べていた最中であるから、「うまいうまい」ないしは「うまかった」と言っていても不思議はない。 モス・エスパの町を歩いている最中に、ジャージャーは屋台にぶら下げられているカエルを見て「ムーイ、ムーイ」と言う。そして舌をのばしてカエルを食べようとするが、屋台の親父に見つかってしまう。この場合の「ムーイ、ムーイ。」は「おいしそう」という意味であろうか。 以上のように、「ムーイ、ムーイ。」が使われているシュチエーションを分析すると"yum-yum"(うまいうまい)という意味で使われているようである。 |
![]() 「ムーイ、ムーイ」と言って貝を食べていたジャージャー ![]() 「ムーイ、ムーイ」と言ってカエルに舌をのばすジャージャー |
君は無力なナブー外交を笑えるか アミダラ王女の外交政策。「国民の平和」「侵略は許しません」と、口ではもっともらしいことを言うが、自分では何一つ有効な外交交渉も軍事行動も取れない。結局、元老院議会(宇宙中の国家の集まり)に訴えるのが関の山である。アミダラは王女として無力で愚かだという批判もある。しかし、アミダラ王女の無力なナブー外交を笑って済ますことはできるのか。 ナブーと似た国家を知らないか。「平和」「平和」ともっともらしいことを口にするが、北朝鮮の武力危機が迫っても、外交交渉をするでもなく、力のあるアメリカの力に頼るしかない。あるいはすぐ近くの東チモールで紛争が起きても「国連中心主義」といって、国連(世界中の国家の集まり)の判断にゆだね、自国はなにもしない。ナブー外交と日本の外交は、恐ろしく似ているではないか。 トレード・フェデレーションの軍事侵略が始まった時、パナカはは言う。「我々のボランティア軍では太刀打ちできません」と、ボランティア軍とは何か。逆に日本語に訳せば「自衛隊」である。 アミダラは単に日本の着物や角隠しに似た衣装を身に付けているだけではなく、その外交政策においても「日本的な様式」を見習っていた。 |
バトルドロイドが弱いわけ トレード・フェデレーションの主力兵器であったバトルドロイド。しかし、バトル・ドロイドは弱すぎる。クワイ=ガンやオビ=ワンの蹴りによって壊れてしまう。また、ドロイドでありながら反応も非常に遅い。 ブラスト・ドアを破られそうになって、ヌート・ガンレイはあわててドロイドカスを呼ぶ。ドロイドカスは自らシールドを持ち、バトルドロイドよりはるかに強い。ジェダイ騎士でも倒すことは困難であり、とりあえず逃げるしかなかった。 ナブーにおいても、ドロイドカスを大量に配備していれば、簡単にアミダラたちの侵入を許さなかったであろう。 そして、自ら判断するだけの人工知能すら有しておらず、バトルドロイド司令船が破壊それると、単なる金属のかたまりになってしまう。 とにかく、バトルドロイドは弱いわけだが、バトルドロイドは量産型、大量配備型のドロイドであるのだからしかたがないのかもしれない。スター・ウォーズり世界では物資不足が著しい。そうした影響が、弱小ドロイドの量産という常識では考えられない武装を許容しているのである。 おそらく、ナブーでのバテル・ド ロイドの大敗を受けて、パルパティンが作り上げる帝国軍では、ドロイドに頼らず、クローンによるストームトルーパーを主力兵士として配備するのだ。すなわち、バトルドロイドの大敗は、旧三部作の、ストーム・トルーパーの登場に対する伏線になっていたのである。 |