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C-3PO研究 
いかにして3POは黄金のスキンを着るか 

 エピソード1から、エピソード3に至る、スター・ウォーズ新三部作。その主たるストーリーは、可愛らしい少年アナキン・スカイウォカーが、いかにして悪の権化ダース・ベーダーになるか、と言われている。
 しかし、新三部作の見どころは、それだけではない。
 もっと、重要な点に着目しなくては、マニアックなスター・ウォーズ・ファンとは言えない。
 「ファントム・メナス」で、C-3POはスキンを持たない未完成なドロイドとして登場した。アナキンのハンドメイドのドロイドである。そしてアナキンは、未完成のままのC-3POを、母シミの面倒をみるように命令して、シミと一緒にタトゥイーンに残してジェダイ騎士になるべく旅立った。しかし、C-3POとR2-D2は、スター・ウォーズ全作品に登場すると言われている、つまり、「エピソード2」、「エピソード3」にもC-3POは登場するだろう。そして、「エピソード4」に至る過程で、黄金のスキンを獲得するだろう。
 そして、もう一つ重要なのは、旧三部作のC-3POの右膝から下は黄金ではなく、シルバーであった(右画像参照)。それを考慮すると、どのような事情で右膝から下が、シルバーの部品に取り替えられるのかが、「エピソード2」、「エピソード3」で描かれる可能性がある。
 つまり、スター・ウォーズ新三部作は、

いかにして3POが黄金のスキンを着るか、そして右下腿がシルバーのパーツに置きかえられるのか、を描く作品と言えるだろう。
 その視点から、「ファントム・メナス」を見なおすと、かなり意外な発見がある。

 まず、ワトーのジャンク・ヤードのシーン。山づみされたジャンクの中に、あの見慣れた姿を見出すことができる。なんと、黄金のC-3POと同じスキンが、ジャンクの中に埋もれているではないか。

3po_junk_3po1.jpg (18833 バイト)
「ファントムム・メナス」の
パーツむき出しの3PO


3po_junk_3po2.jpg (17082 バイト)
パーツむきだしの3POが。
いかにこの黄金スキンを着るか
そして、右下腿がシルバーになるか

 このジャンクの中の3POは、ジャー・ジャー・ビンクスの後ろに、数カットに渡って登場するので、注意して見ていれば見落とすことはないすだろう。
 「エピソード2」で、ジェダイ騎士となって母シミ・スカイウォーカーを迎えに、タトウィーンに戻ってきたアナキンは、母を守り通した3POに、ご褒美として黄金のスキンを与えるのであろうか。
 このジャンクの中の、黄金色のスキンは、そうした細かいストーリーを想像させる。 では、右下腿が銀色パーツに置きかえられるのは、なぜか。
 この謎を解読する伏線のようかなカットが、「ファントム・メナス」には登場している。3POと同型のドロイドが、モス・エスパの街中に見られるが、そのドロイドは何と片足を引きずって歩いている。どちらの足を引きずっているのかは、はっきりしないが。
 そして、その3PO型ドロイドのスキンの色は、何とシルバーである(私には、シルバーに見えた。一瞬しか登場しないのではっきりしないのだが)。

 シルバーの3PO型ドロイドが、モス・エスパの街中を片足を引きずって歩いている。
 
これは、凄い発見である。何が凄いかというと、このおそらく右足の悪いドロイドは、その不良部品をワトーのジャンク・ヤードで交換する。つまり、積まれていた3PO型ドロイドのスキンから部品が拝借される。そして、残されるのは、シルバーの右足。
 アナキンが帰ったとき、ワトーの店に残されている部品は、
右下腿以外の3POの黄金スキン、そしてシルバーの右下腿ということになるのである。
 考えすぎであろうか。しかし、シルバーの3PO型ドロイドが、モス・エスパの街中を片足を引きずって歩いているのは、歴然とした事実である。この画像については、まだ入手していないが、是非、劇場で直接確認して欲しい。

(6月30日更新)
 


3po_junk_junkyard.jpg (14485 バイト)
ワトーのジャンク・ヤード

3po_junk_junk2.jpg (12583 バイト)
上画像の3PO型ドロイドの
アップ