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我々が到着したときは、二重の傘雲だったが、撮影中に下の写真のように一重の傘雲に変化した。
この後、傘雲は形を崩して「たれパンダ」のように富士山の上にかぶさってしまった。
撮影時間、ほんの30分程の出来事だった。
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東名高速道路「御殿場」を降りて、国道138号線を箱根方面へ向かう。
2キロ弱の所で右折して、県道401号(御殿場箱根線)に入ると、曲がりくねった上り坂になる。道幅も狭いので、脇見運転などやっていられないが、富士山の絶景ポイントが点在している。
この道は箱根スカイラインを通って、芦ノ湖スカイラインへとつながっている。先に行くほど標高が高くなるので、「三国峠」のように有名な撮影ポイントは芦ノ湖スカイラインにある。富士山の撮影だけが目的なら、芦ノ湖スカイラインから下って御殿場に向かう方がいい。富士山は左に見えるし、駐車スペースも殆どが、御殿場方向に走れば左側にあるから車を停めやすい。
この日も、三国峠での撮影を狙って行ったのだが、三国峠では、富士山の5合目あたりから上は雲の中で、撮影できなかった。
今日はだめだと思い、御殿場方向に下っていくと、なんと、見事な傘雲が出ているではないか。
もっと高いところに戻ろうと思い、慌ててUターン。1km程戻って撮影ポイントを見つけたら、そこから見える富士山は厚い雲の中。やっぱり駄目かと、又、山道を下っていくと、晴天の中に見事な傘雲。
な、なんだこれは!そうか!我々は、箱根にかかった雲の中から撮影しようとしていたのだ。
下に降りて箱根の雲から抜け出せば、富士山の上空は青空だった。撮影場所は、「御殿場市 富士見十景 駿河台」とあった。眼下右方向に御殿場の町並みが綺麗に見える。「御殿場の夜景」という大きな看板もある。今度、夕景を撮りに来てみよう。